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ゲームいきものレポート(全記事)

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ゲームに出てきたいきものについてのレポートです。
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2024年3月の記事一覧

【レポート】ユーステノプテロン――陸へと向かっていった魚

いきもの名:ユーステノプテロン
学名:Eusthenopteron Whiteaves

【登場するゲーム】

 オステオレピス目ユーステノプテロン科のユーステノプテロン。古生物の魚の中で重要な役割を持っている。この魚は水の世界から陸の世界へと向かったいきものだ。現代で言うハイギョみたいなものを想像していたが、そこまでしっかりとしているものでもなく、まだヒレっぽい形をしている。
 ゲーム世界では再

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【レポート】クルマエビ――日本の「ザ・エビ!」と言われるエビ

いきもの名:クルマエビ
学名:Marsupenaeus japonicus

【登場するゲーム】

 十脚目クルマエビ科のクルマエビ。食文化の面でも有名なこのエビ。見た目はちょっとブラックタイガーに似ていますが、実は別のエビ。ブラックタイガーは「ウシエビ」と呼ばれるエビなので、またそれは別で紹介したいとおもいます。
 ゲーム世界でも、このエビは有名です。釣りで釣ることができますが、釣りのエサとして

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【レポート】リンゴカミキリ――リンゴの木を食べ尽くす幼虫のゲームを作ろう

いきもの名:リンゴカミキリ
学名:Oberea japonica

【登場するゲーム】

 コウチュウ目カミキリムシ科のリンゴカミキリ。名前はかわいいが、リンゴの樹皮を齧るため、害虫とされていることが多い。農家の人たちにとっては出会いたくない虫だろう。
 ゲーム世界では幸いデータベースでしか見たことがない。しかし、リンゴを作ったりする農家シミュレーター的なゲームでこの虫が出るとしたら、けっこう恐ろ

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【レポート】ホタテガイ――大きいものを2個食べるとリポビタンD1本分のタウリンがとれる

いきもの名:ホタテガイ
学名:Mizuhopecten yessoensis

【登場するゲーム】

 イタヤガイ目イタヤガイ科のホタテガイ。貝というものは背景に溶け込んでいることが多い。現実世界でも海を泳いで貝を見つけることは大変だと思う。ホタテガイはそれなりに大きい貝だが、それでも難しく感じるだろう。
 ゲーム世界ではこの貝を背景の一部で見かけることもあるだろう。だが、ゲームの中にはそれを取り

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【レポート】オイカワ――釣れる魚の最小サイズはどのくらいだろう

いきもの名:オイカワ
学名:Zacco platypus

【登場するゲーム】

 コイ目コイ科のオイカワ。小さな魚だが、川で見たことある人もいるかもしれない。釣って美味しいみたいな話は聞かないが、小さい魚は小さい魚なりに食べ方があるようで、揚げ物や南蛮漬けにして食べるらしい(『めざせ!釣りマスター』より)。
 ゲーム世界になると、オイカワの体の色がきれいに見える。特に、『釣りスピリッツ』シリーズ

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【レポート】フェアリーペンギンーー草むらに隠れてしまう小さなペンギン

いきもの名:フェアリーペンギン
学名:Eudyptula minor

【登場するゲーム】

 ペンギン目ペンギン科のフェアリーペンギン。別名コガタペンギンやリトルペンギン。ニュージーランドなどで見られます。海の環境汚染によって体が汚れてしまうため、セーターを着せるボランティア活動があったのを知っている人はいるのではないでしょうか。
 ゲーム世界でこのペンギンはあまりよく見られるわけではありません

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【レポート】ケントロサウルス――大きなトゲをもつステゴサウルス

いきもの名:ケントロサウルス
学名:Kentrosaurus

【登場するゲーム】

 鳥盤目ステゴサウルス科のケントロサウルス。ステゴサウルスの仲間だが、ステゴサウルスよりもトゲが多く、攻撃的な見た目をしている。

 と、描かれているとおり、見た目はすごいが、しっかりと草食恐竜だったらしい。敵が近づいてくるとしっぽを振り回して追い払っていたという。また、群れで過ごしていたとあるが、その状態でしっ

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【レポート】カバ――「私の好きなどうぶつはカバさんだ」

いきもの名:カバ(英語:Hippopotamus 、スワヒリ語:KIBOKO)
学名:Hippopotamus amphibius

【登場するゲーム】

 偶蹄目カバ科のカバ。野生の姿を確認できる場所は少ないが、誰もが知っている動物園の人気者のひとつだ。日焼け防止に赤い汗をかくということもよく知られている。
 ところで、カバというのは、カピバラのようにまったりとしたいきものであると思っている人も

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【レポート】キューバコヤスガエル――見つけることが難しい小さなカエルたち

いきもの名:キューバコヤスガエル
学名:Eleutherodactylus limbatus

【登場するゲーム】

 無尾目コヤスガエル科のキューバコヤスガエル。名前の通り、キューバに生息している世界で最も小さいカエルです。『Earthpedia』の画像を見てもわかるように、1円玉よりも一回りも二回りも小さなカエルであることがわかります。
 残念ながら、このカエルが自由に動いている姿をゲームで見

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【レポート】カイルクペンギン――ペンギンをハントするゲームに心当たりありますか?

いきもの名:カイルクペンギン
学名:Kairuku waitaki

【登場するゲーム】

 ペンギン目カイルクペンギン科のカイルクペンギン。見ての通り、ペンギンの先祖だ。現存するペンギンよりも、もうちょっと大きいらしい。今のペンギンが小学生くらいだとしたら、カイルクペンギンは中学生くらいだろうか。
 ゲーム世界ではARKで見ることができる。今回調査したのはARK本編ではなく、『ARK: Dino

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【レポート】ミズムシ――くりくりした目をもつ水生昆虫

いきもの名:ミズムシ
学名:ー

【登場するゲーム】

 カメムシ目ミズムシ科のミズムシ。水生昆虫としては、ゲンゴロウやタガメが有名だが、こちらもなかなかかわいい水生昆虫。大きな目にコウチュウらしいシュっとしたフォルム。『クイズ&タッチけんさく 虫図鑑DS ~虫を探そう・調べよう~』の写真の顔を見て「わ、かわいい!」となった人も多いだろう。
 しかし、そんなかわいい顔も、ゲームボーイ時代にはなかな

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【レポート】ドードー――ドードーはゲーム世界へ移住した

いきもの名:ドードー
学名:Raphus cucullatus

【登場するゲーム】

 ハト目ドードー科のドードー。今では絶滅してしまった鳥だ。飛べない鳥であるため、猟犬などに捕まってしまったという。平和な島に侵入者が来るとこうなってしまうという、歴史のページになってしまった。
 そんな現在見ることができない鳥でも、ゲーム世界では見ることができる。『Cell to Singularity』では絶

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【レポート】アメリカドクトカゲ――人間にとっては薬になる毒トカゲ

いきもの名:アメリカドクトカゲ
学名:Heloderma suspectum

【登場するゲーム】

 有尾目ドクトカゲ科のドクトカゲ。毒のあるトカゲというのは本種とメキシコドクトカゲの二種だけらしい。見た目は黒と赤でけっこう派手であり、いかにも毒がありそうな色合いだ。
 ゲーム世界では動物園で見ることができる。観察する分には安心だ。ちなみに、毒はヘビのように歯や牙で注入するというわけではなく、咀

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【レポート】サメハダホウズキイカ――ザラザラとした体のイカ

いきもの名:サメハダホウズキイカ
学名:Cranchia scabra

【登場するゲーム】

 開眼目サメハダホウズキイカ科のサメハダホウズキイカ。深海に生息するイカで、光るイカらしい。10㎝くらいあるイカなので、ホタルイカほど小さいイカでもないらしい。『FOREVER BLUE』によると、海水よりも軽い体液を体にたくわえているため、深海でも浮力を得ているらしい。
 ゲーム世界で深海に行くことは

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