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その転職は理想の現状だった【後編】

がくさんです。

地方公務員6年・国家公務員2年(出向)・民間企業(IT企業)2年を経て、個人事業主として独立。現在はクラウドファンディング企業のキュレーターとして働きながら、認知科学のプロコーチとして活動している32歳一児のパパです。

前回からの続きの話になります(以下のとおり)。
今回の記事が一番の核です。

※当時の就職先を非難するものではありません。当時の自分の思慮の浅さ、内省の甘さ、人生のゴール【目標】がなかったことが原因です。

2019年4月に公務員から民間企業に転職して5ヶ月で退職を決意、その後民間企業から民間企業へと転職をし、2021年6月末に2社目を退職しました。

今後、自分が活動していく上で最も重要になる「認知科学コーチング」。この学びを進めていく中で何故、自分が転職活動がうまくいかなかったのかが本当によく分かりました。

以下が理由です。

【①自分の得意領域(才能・能力)を明確に自覚していなかった】

就職活動や転職活動をする時に、自己分析を皆さんすると思います。その中で自分の強み(ここでは才能・能力と同義語とします)はなにかって必ず考えますよね。

【例】
▶論理的思考力があります。

▶コミュニケーション能力があります。

▶傾聴力があります。

▶目標達成力があります。 

などなど


どれも正解です。

それが先天的に備わっているものか、後天的に努力して身につけたものかを考えずに、包摂して「自分の強み」というのであれば。

加えて言うならば、その言葉をどういう意味で使っているか、例えば『コミュニケーション能力』というのをどういう解釈、イメージで使っているのか、解像度高く理解しているかもかなり重要です。

私がこの記事で言うところの才能・能力は先天的なものです。その人が持って生まれた能力のこと。


努力をして後天的に身に着けたものではなく、「楽に」「楽しく」できてしまうようなもの。

呼吸するかのようにできてしまうもの。
無意識でできてしまうようなものです。

※ウォーレン・バフェットの「能力の輪」です。

学びを進めていく中で、また、私は自分にコーチを付けていますが、コーチとの対話の中で、自分の才能・能力の範囲が気持ち悪いくらい明確になりました。

自分でも内省し、そのおかげで能力の使い方と自分の勝ちパターンがよく分かりました。

振り返ってみると、今までの人生で上手く言ったとき、上手く行かなかったときも勝手に発動していました。

能力はその使いどころや、能力がより多く発揮できる環境にいるかどうかというのも重要なポイントです。

自分はどういう人間なのか。

内省だけでは気づかない部分があります。気づかない部分は全てストコーマ(盲点)になります。

【①自分の本質的な欲求を理解していなかった】

自分が生来抱いている欲求(want to)とはなにか。

その欲求(want to)を満たすために無意識に行っていた動作・行動は何か。恋人、親しい友人、両親、先輩、上司から止められても、禁止されても、命令されても辞めなかった行動は何か。

ブラックホールのように、行動しても行動しても、満たされずにやり続ける動作・行動はなにか。

能力・才能もそうですが、人によって欲求(want to)は全く異なります。そしてその捉え方・思考も人によって全く異なる。

例えば「教える」という行為を人生のどの場面でもずっとやっていた行動と仮定して、「シンプルに知識を人に教えることが好き」という人もいれば、「自分が体験したことを人に教えたい」という人もいれば、「物事を効率的・効果的に教えることによって、その結果として目立ちたい(この場合、教えるは手段になります)」という人もいます。

根源的な欲求(want to)は何か。
人生を通天してやり続けた行動は何か。

その解像度を上げていくことによって、自分自身を深く理解することができます。才能・能力と同様に自分のコーチに深堀りをしてもらい、今後の人生でも揺るがない欲求として理解することができています。

【③ゴールがなかったー重要ー】

ここが一番の肝です。公務員から転職する時に「誰に、何の価値を提供したいのか」どんなゴールを達成したいのか、というのを明確に考えていませんでした。

ゴール達成している時の自分はどういう状態なのか、イメージもしていませんでした。

ざっくりと社会貢献したいとか、
自分自身が成長できる環境をとか、
時代としてIT業界に身を置いていたほうがとか、
知り合いがいて仕事がやりやすいからとか、

そんなことばかり考えていて、

自分自身が本質的にどんな人間であって、本音で何をしたくて、どんなゴールに生きたいのか、当時30歳という年齢ながら、ちゃんと考えていませんでした。恥ずかしい限りです。

隣の芝生だけを見てただただ羨ましいと思っていて、その世界に飛び込めば何かが変わると思っていました。

でも違いました。

自分自身の心が書き換わらないまま、自分が主体的に「こうしたい」と思って行動するものでなければ、どこに行ったとしてもどこかで満たされない感覚を覚えてまた転職する。

2回の転職経験を経て、学びを深めて
今ようやく理解ができました。

【④自分のマインドが変わっていますか?】

「あっちの会社のほうが福利厚生が良い」

「あの会社のほうが給料が高い」 

「別の業界に行けば、安泰だ」

外部から入力される情報でよりよい条件のものに飛びつく。それで納得できる人生であれば、本人が納得する人生であれば、良いと思います。

どこに重要な価値を置くのか、
価値観の優先順位も人それぞれです。

私は、自分だけの特別な人生を歩みたい。

特別な人生というのは「起業」や「フリーランス」が良いとか、自由に生きたいとかそういうことではなく、自分軸で人生の選択をして、人生の舵取りをする、そんな人生を歩みたいということです。

主体的に自分の人生を歩んでいますか。

世間の目、社会の外圧、上司からのプレッシャー、一般常識に縛られていませんか。


自分が本質的にどんな人間であるか
知っていますか。

以上、長きにわたり読んでいただき、
ありがとうございました。

皆さんが過ごす1日が
最高の時間となりますように。








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