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「ギルティ(ジェイク・ギレンホール)」と日本の緊急コールセンター

ジェイク・ギレンホール主演の映画「ギルティ」は、緊迫した状況下での緊急コールセンターのオペレーターの役割を鮮明に描いてます。これを見てしばらくしてから、ぼくは情熱大陸でほんまもんの日本の緊急コールセンターを見てたやんけ、と思い出し両者を比較した。ヘッダ画像をお借りしています。

この映画は、ジェイクが演じるキャラクターが実は悪役であるという意外性と、レスキューの電話番を懸命に努める彼の姿を通じて、観客に強烈な印象を与えます。その複雑な人物像とストーリーの展開が観客の心を揺さぶるらしい。

一方、日本の消防庁に関するドキュメンタリーは、実際の緊急コールセンターの現場をリアルに描き出しています。

東京消防庁を取り上げたこのドキュメンタリーは、命を救うために日夜奮闘する人々の姿を通じて視聴者に深い感動を与えます。

彼らの献身的な努力と、未知の誰かを救うという使命に対する彼らの情熱は、映画「ギルティ」における緊急コールセンターの描写と共鳴します。

映画「ギルティ」と日本の緊急コールセンターのドキュメンタリーを比較すると、両者は異なる文化や形態を持ちながらも、緊急時における人命救助の重要性という共通のテーマが勝手に浮かび上がってきます。これはその、当たり前過ぎて書く意味ないんですが……じゃなかったらどうすんの?的な良心だと思いましょう。

日本の緊急コールセンターは、厳格なプロトコルと高度な訓練を受けたオペレーターによって運営されていることが多く、効率性と精度が重視されています。一方で「ギルティ」に描かれるアメリカのコールセンターは、個々のオペレーターの判断と行動がより強調されており、緊急事態における人間性や倫理的なジレンマが浮き彫りになっています。

最後まであのファットマンは味方なのか他人なのか……どういう関係なんだよと。しかしどちらも、限られた情報の中で迅速かつ正確な判断を下し、人命を救うという極限の状況下での人々の努力を浮き彫りにしています。

日本の緊急コールセンターのドキュメンタリーを見た後、ぼくは救急隊員たちの業の務に対する新たな敬意を抱きました。彼らが直面する日々の挑戦と、その中で見せる人間性にワイはどうしたらええねんと自暴自棄になるほどに。

映画「ギルティ」がフィクションの形式の中で似たような緊張感とドラマを提供する一方で、ドキュメンタリーは現実の緊急コールセンターの運営と、そこで働く人々のリアルな経験を伝えます。

この二つを通じて、緊急コールセンターのオペレーターや救急隊員が直面するプレッシャーと責任の重さを理解することができようもの。また、彼女ら/彼らの業の務がいかに社会にとって不可欠であるか、そして彼らが毎日果たしている英雄的な役割を再認識する機会となりました。

映画とドキュメンタリー、それぞれが異なるアプローチで同じメッセージを伝えている。映画「ギルティ」は、ただのスリラーにとどまらず、緊急時の人間の行動や心理、社会システムについてどう思うか?と視聴者が対峙することになる。

ジェイク・ギレンホールはたった一人でこの葛藤を表している。いわゆるコロナ後にリリースされたってことは、コロナ真っ只中に作るならこんな感じの映画だよね、的なことも示しているんだろうか?この前みた15ミニッツと同様にたったひとりで演技させられることが多い人だ。狭い部屋の中で二択を迫られる。狭い部屋とはジェイクの頭の中を指している。

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