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「ありもしない権威」にあぐらかくTVという衰退メディア

日経を読んでたらテレビというメディアがどれほど自分のちからを過信しており、時代の変化に対応しようともせず情けなく衰退しているのかについて理解できた。ヘッダ画像をお借りしています。

参照にしているメディアが日テレであることにいささか疑問が残る。

日テレとは恥ずかしいことに、他にもジャニタレを起用し続けた自戒特集を同番組であたかも禊・示しのように後追いで組んだあと、ガチで目を疑ったんだけど凝りもせずに情けない報道をしていた。

というのも「12月イベントの洋菓子が潰れた事件」を連中なりに追いかけたそうで、その製造会社に取材したという素材を出す時に向こうの担当者が激昂してインタブーを打ち切ろうとした場面を恣意的にCM前にやにわに流し、まるで「諸悪の根源はそいつらだ、こいつらは証拠隠しをしている」という印象を視聴者に与えたくて仕方ないような情報操作をしていたので……この局に対する信用みたいなのは地に落ちきっているといえよう。バラエティ番組じゃなくて報道でそれやるんすよ?だからインタビューの価値もないのでインタブーだ

なので冒頭、書くことにいささかの矛盾を感じてると言ったのだが、日クロ(紛らわしいけど日テレじゃなくて日経クロストレンドですね)が、連中が新たに始めるというPFを題材として使いたがって仕方ないのでこちらとしても仕方ない。日経とずぶずぶのテレ東では勢力的に乏しく有意性のあるデータが足りないとかなのだろうか?おかわいそうに(テレ東が)

このデータに基づいてテレビCMを自動的に売買するプログラマティック取引プラットフォームとは、クソどうでもいいとみなしてよいだろう。だってこんなの「衰退するテレビ・メディアをどうしても延命させてやろうとしてる次世代の忖度」だけでつくられたようなものだ……時代に対応しなくても余裕で生きていけるわ、テレビ様ならな、と息巻いている老人たちを食わせてやろうと若手が努力している情けない光景だ。

ページの中で言われてっけど、長年続いてきたテレビ局独特の“文化”とやらが”オワ”だという。

・視聴率を重視したマス向けの番組制作
・GRP(延べ視聴率)を基にしたテレビCMの運用体制
・スポット(番組に関係なくテレビ局の指定時間にCMを挿入する方式)などテレビ独自の広告枠の購入方法
・ネットでの配信を制限する複雑な権利関係
等々

https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00935/00005/

そもそもこいつらを変えようとしてない時点で企業風土……どころか業界風土としてオワどころではない。広告での金儲けが下がってるらしいがそりゃそうでしょう。

在京キー局がどうのとか抜かしていた吉本のアレがいつまでも解任されていないですね。

そのように、「テレビ周りの利権者」がいつまでも掃除されてないのが見事なまでにテレビのオワ度合いといいますか腐り度合い(およびその腐りを、腐りに直接関わっていないだろう新しい世代がなんとか正常かつ健康な状態にしようとすらしていない、本特集のようにさらに守ってやろうと、手助けして差し上げようとしている救えなさ度合い、旧時代的すぎる上意下達、絵に書いたような体育会系イズム)を示している。

つまり、まんまテレの将来なんて救いようがないということだ。上層がこれまで得た利益に目がくらみっぱなしで、このシステムを維持すれば永遠に同族に金が入り続けるとか本気で思い込んでいるのだろう。「変わる」をしなくていい唯一無二の絶対的価値を持ったようなメディアだとでも一生思い込んでいるのだ。

もちろんテレビなど唯一無二ではない。その理由とはなんでしょうか。明日はこのデバイスの多様性についてお話しつつ、いかにテレビ業界の上で寝そべっているだけの連中がオワなのかについて考える。

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