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自由が丘 ネコ日記 「クリボーの寝床 猫壱」 外猫に戻ったクリボー編

クリボーをリリースしたのは、今年の7月20日になった深夜。
今でも思い出すことが嫌な出来事です。
自由が丘ネコ日記 「クリボーの家猫修行 60日目TNR」

この記事にある動画を見るのもかなり辛いのですが、この日から通いネコとなり、ほぼ毎日通っています。最大に来ないとしても48時間を超えることはありませんでした。
4ヶ月を経過して先週、48時間を越えてしまい。あぁとうとうこの日が来てしまったかと思ったのです。が、幸いにも丸3日になる前にクリボーは帰ってきました。
母親のキョロたん、プリン、ブラン、他ネコ達のごはん競争の中、臆病なクリボーは他ねこを、どかしてでも来るということはありませんし、出来ないネコです。

慌てていつもと違う窓から入ってきたクリボー。いつもギターの音を聴いています。

先日、母猫のキョロたんがうちにずっと居座る朝、シャッターを開けると遠くから鳴くクリボーの声がします。家庭菜園の方を見ると、草むらの中に自分の場所を作って、じっと座っています。呼んでもキョロたんがいて動けません。
困ったと思い、キョロたんを追っ払い、待つこと1時間。気配も消えた頃にようやくクリボーはやってきますが、昨日から2日ぶりに帰ってから何かに怯えていることに気が付きました。

クリボーの弱さなのか、優しさなのか、このままではうちに来れなくなってしまうことも考えられます。
どうしたものかと、、、今までクリボーにだけ、ごはんを与えてきましたが、周辺のノラ子達は自分にも欲しいとやって来ています。が、諦めることが未だありません。ノラネコ界に秩序を作らないとならないのでしょうか。
ボスのメイさんがいた頃は、メイさんがうちにいれば、メイさん自身を優先に、次にメイさんの子ども、メイさんの愛人、とメイがうまくやっていたのです。メイさんがいない今、これをどうすればいいのか。次なるボスを待つのか否か。

レモンの下でごはんを待ち続けるキョロたん。

そこでごはんに序列を作ることにしました。クリボー優先で、クリボーの後であれば、誰でもごはんが食べれるようにすること。これでクリボーの立場が保障されて、うちに来やすくなるはずと。このルーチンを継続してみたいと思います。これで近隣のノラ子に浸透していけば成功です。
そのうちに、流れノラが来ることもあるかと思います。その時はその時、ボスのメイさんも流れてきたノラ子にやられてしまったのです。秩序の崩壊はこうして起こっていきます。

クリボーは寒くなって、うちに長居するようになっていて、先日買った猫壱を使うようになって来ました。最初は僕がガリガリと爪を立てて見せ、それをクリボーは見てまねるようになりました。

猫壱を気に入った様子のクリボー。

その後、ガリガリをした後に、猫壱に寝るようになるのです。クリボーの体長は中型、体重は5kはあると思います。小型ではないですので、レギュラーサイズの猫壱では狭そうにしています。寝ることは可能のようです。
外猫が落ち着いて眠ることはなかなか出来ないので、せめてうちに来た時は、気が済むまでいてもらおうとしています。長いと3時間くらい寝てます。そのまま家猫になればいいのにと思うのですが、ここはクリボーが外にいる身内の猫を気にしなくなり、家猫になると決めるまでは、僕は前回のように強制はしません。

ボスのメイさんはうちに入れることはしませんでしたが、朝から深夜までテラスのベッドで寝ていることは度々ありました。うちの区画的にはノラ子は居やすいはずなのですが、ボスねこと違い臆病クリボーは随分と事情が違ってはいるのですが。

2日ぶりに恐る恐る帰ってきたクリボー。

通い猫から家猫には2年かかる例もあったそうですが、僕も出来る限りは付き合っていこうと考えています。本当に日々、さまざまなことがあって、ノラ子を相手していくことも大変です。外に居させている分、さらに心配事も倍増してしまって、どこかで自分の生活を悪化させないようにと線を引くようにしますが、これも気をつけないと良くわからなくなります。クリボーを注目してくれてる方々も多くいらっしゃいますし、クリボーにそれが伝わると良いなと思うので、いつもこのことも話すようにしています。

ご飯を作る間、クリボーは足元にいて、ずっと喋っています。

クリボーが外猫になって、大きく変化した一つのこと、それはクリボーはとてもおしゃべりなのです。うちに帰ってくるとずっと喋っていて、ご飯を準備する間も、フニフニ喋っています。ふにゃー、だけではありません。様々な言葉を使います。ノラ子は声を基本的に出さないのです。それは危険が伴うから、でもクリボーは喋ります。動画も多くありますので、近いうちにYou Tubeへアップしていきたいと思います。
今日もクリボーは来てくれるかなと考えて、いつも待っています。

この日は眠っていても疲れが見えます。



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