“自分のやりやすいように”が案外うまくいく【無料塾開催日記・6/6久喜教室】
久喜つばめ学習会とは…?
私たちは埼玉県久喜市、白岡市で子どもたちに無料で学習支援を行う無料塾「久喜つばめ学習会」を行っています。
2019年9月に開設し、現在は3教室約25名の生徒さんに利用いただいております。
無料塾については「久喜つばめ学習会」ホームページをご覧ください!
“自分のやりやすいように”が案外うまくいく
今週もたくさんの生徒さんに参加いただいた無料塾久喜教室。13人の生徒さんです。
この時期になると、学校で今やっていることがわからない、先生が何を言っているのか(やっているのか)わからないという生徒さんも…。
シンプルな計算問題から少しひねった問題になってくるころです。特に数学で苦戦している生徒さんが見られました。
ボランティア講師さんも個別対応で、ポイントを絞って解説します。
私が意識していること、
今解説したことを子どもたちが自分でできるかどうか…
3項以上ある正負の数の加法、減法をしていた生徒さん。3-5というように2項の計算であればほぼ大丈夫ですが、3項以上ですとなかなか符号を決められず苦戦していました。
例えば、8+(-2)-(-12)-10という問題。
私はこのとき、生徒さんにとってどのようにすれば計算しやすいのかということを考えます。そして所々で生徒さんに「何したい?」と尋ねます。生徒さんにとってどのように解くのが自然なのか。
生徒さんにとって自然であると、家や学校でも自分1人でできるんですね。そうすることで更に多くの問題を解くことができ、できる問題も増えてきます。これが狙いです。もちろん定石のような決められた解き方も時には伝えますが…。
先ほどの問題であれば、私は(とは言っても私はここの学習を既に理解し、何十回もやってきているという前提がありますが…)次のように解きます。
8+(-2)-(-12)-10
=8-2+12-10
=8+12-2-10
=20-2-10
=8
大きい数から小さい数を引くという小学校までの計算を意識して、正の数を左に持ってきます。このときに足し算は並び替えてもよいということを伝えます。そうすると例題では20-2で18がつくれて、そこから更に10を引くと8になります。並べ替えれば小学校1年生でも解けそうな計算になります。
この解き方を先ほどの生徒さんに伝えたところ、生徒さんもしっくりきたようでその後の問題はとてもスムーズに解いていました。これなら生徒さんだけでも大丈夫そうです。
今回は私自身が解きやすかった方法が生徒さんにもマッチした形でしたが、そうではないパターンもあると思います。生徒さんの反応をよく見ながら、生徒さんにとって自然で、納得できる解き方を提案できればと思います。
今回も読んでいただきありがとうございました!来週の無料塾開催日記もお楽しみに!
ここからは久喜つばめ学習会からのお知らせです↓
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書いている人
元小学校教員/中高社会科・地理歴史科教員免許/専門は中学校社会科/社会福祉士
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