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In the groove for life@note

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これまで日記がわりに書いてきたblogをnoteで継続します。日々のこと、自分自身のこと、マガジンや記事の裏話などがメイン。
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#盛岡

このまちで ほんをよんで つくること

このまちで ほんをよんで つくること

いつからか、6月の岩手は、ブックイベントの季節になっている。

2016年から始まり、東北で唯一の開催となっている文学フリマ岩手。
鉈屋町のもりおか町家物語館で開催されている浜藤の酒蔵ブックマーケット。
そして、昨年から紫波町の日詰商店街で開催されるようになった「本と商店街」。
これらのイベントから、本について、そしてまちについてもあれこれと考えてみた。

本と商店街2024

「本とローカリティ

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この街(モリオカ)で映画を観ること

この街(モリオカ)で映画を観ること

映画館通りがあることから「映画の街」と呼ばれる我が街盛岡。
この街で映画を好きになってもうかなり長くなるが、この半年でその状況がいろいろと変わりつつある。いや、これまでになく激変していると個人的には思っている。というわけで、この半年にあった映画がらみの出来事を独断と偏見でまとめてみた。

全国コミュニティシネマ会議2022in盛岡

昨年11月18日(金)と19日(土)に、我が地元岩手県盛岡市で初

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2022年我的電影生活

2022年我的電影生活

あけましておめでとうございます。
昨年は『リトル・ガール』から『空の大怪獣ラドン』まで、新旧あわせてスクリーンで111本鑑賞しました。その中から例年通り新作を洋邦各10本、そして今年は特別に旧作5本選びました。
(TOPの写真は大館の御成座)

洋画編

カモンカモン

マイク・ミルズの映画は家族を描くものが多いし、子供のいる映画好きに支持が高いイメージがあって、いいとは思ってもあまり響かなかった

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映画『影裏』-おらほの街での「愛と喪失」、そして「記憶される時間」

映画『影裏』-おらほの街での「愛と喪失」、そして「記憶される時間」

「ご当地映画」というものは、得てしてただの観光映画になりがちなところがある。いかに魅力的な風景があっても、そこで語られる物語が面白くなければ「ふーん…」となってしまう。
私が香港映画や台湾映画を好きなのは、物語の展開とロケーションのバランスがちょうどよく、ロケ撮影では観光だけじゃわからない街の別の顔も見せてくれるので、観たらその場所に行きたくなるからである。そして行った先でロケ地巡りをしながらも、

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ツール・ド・やさぐれ2019

ツール・ド・やさぐれ2019

4月の本まっち柏から、11月の浜藤古本市まで、書局やさぐれこの1年の出店の軌跡。

一箱古本市に出店し始めて今年で8年、ZINEを作り始めて7年、屋号を現在の名に改めて5年と、思えばいろいろ試行錯誤してきたと改めて振り返ることができるくらい、活動をしてきました。特に今年は一箱及び即売イベントに6回も参加することができました。旅や映画祭で飛び回っている自分としては、結構よくやったなという回数です。

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…and the river runs through  it.

…and the river runs through it.

下記の記事で書いた通り、脂質異常症改善とコレステロール値及び血糖値の低下を目標として最低週3回の運動を開始して約4か月経過。
おかげさまで体重は5キロ、体脂肪率は6パーセント、それぞれ減少しました。トップもボトムもサイズダウンして、これまで履けなかったパンツが履けるようになりました。顔とウエストからの腹回りの脂肪がなくなったのは嬉しいけど、トップサイズは変わらないので、実質上はトップのみサイズアッ

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僕はコーヒーが飲めない

僕はコーヒーが飲めない

誰かが言った。盛岡はコーヒータウンだと。
でも、この街に住む私はコーヒーが飲めない。
こんなマイノリティモリオカンがコーヒー専門店に行き、ひたすらコーヒー以外を頼み続けた、という話。

以前も書いた通り、人生の半分以上をこの東北の街で暮らしてしまっている身であるが、長年この街にあるのに行ったことがないところはたくさんある。
そのうちの一つである、紺屋町のコーヒー専門店・クラムボンに、先日やっと

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生きた愛したはたらいた

生きた愛したはたらいた

人生の半分以上を過ごした我が街モリーオこと、盛岡であれこれ思うこと。

深夜便で香港から帰国し、大阪から花巻まで空路で移動し、春だというのに寒い盛岡にたどり着いた3月29日の昼。バスターミナルから帰宅する途中、この街で働くことが決まり、最終面接と移住のためにこの街に降り立ったのが平成初期の同じ日だったことに気づきました。
海外留学のために買った大型のキャスターつきトランク(キャリーバッグではなくて

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