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…and the river runs through it.

下記の記事で書いた通り、脂質異常症改善とコレステロール値及び血糖値の低下を目標として最低週3回の運動を開始して約4か月経過。
おかげさまで体重は5キロ、体脂肪率は6パーセント、それぞれ減少しました。トップもボトムもサイズダウンして、これまで履けなかったパンツが履けるようになりました。顔とウエストからの腹回りの脂肪がなくなったのは嬉しいけど、トップサイズは変わらないので、実質上はトップのみサイズアップしたのでプラスマイナスゼロ?とかボケてすみません。

そして、先月かかりつけ医で血液検査を受けたところ、LDLコレステロール値が定期検診時の6月に比べて50下がり、見事改善に成功しました。それでもお医者さんには「つまりは太らないことですね。引き続き食事には気をつけてください」と言われました。
というわけで、今後も気をつけます。

この流れで、今日は運動から話を始めます。
ウォーキングはだいたい40分くらい、歩数は平均6000歩くらい歩いていますが、秋の始めからお気に入りのコースができました。盛岡駅前を流れる北上川沿いの夕顔瀬橋から不来方橋までの川岸の遊歩道です。自宅から不来方橋を目指すと片道20分。細かくコースを変えながら歩くと往復50分。ここを中心として、時には友人と一緒に歩いています。
日中は仕事なので、歩くのは専ら帰宅して夕飯後の1時間。いつもは7時に職場を出て、8時に食べ始めるので、その後8時半から9時半くらいで歩きます。この時間に川岸を歩くと、完全に暗いのですが、9月に盛岡駅からも近い木伏緑地一帯に商業施設がオープンし、夜も営業しているので、安心して歩けるようになりました。

この一帯は市有地で、啄木であい道という愛称がつけられた、啄木とその周辺の人々の歌碑のある緑地だったのですが、実はその頃はあまり通ったことがなかったのでした。緑は多いにしろ、木々は多くて夜歩ける状態じゃないのは言うまでもないので。この度、河川敷との一体利用と公衆トイレの整備も兼ねてパークPFIを実施し、商業施設も併設しようということになったのです。なお、このパークPFIは岩手公園(盛岡城跡公園)の芝生広場整備にも採用されていますが、この件に関しては長くなるので、いつか日を改めて。
この事業に関しては賛否両論あり、某地方紙がネガティブに取り上げていたのですが、結果的には人も集まるようになってよかったと思いますし、今まで暗かったあたりが明るくなって、夜も安心して通ることできるようになったし、こうやってウォーキングコースにできるので、良かったんじゃないかと思いますよ。
でも、まだお店は利用したことがないのです。例によってコーヒー飲めないからコーヒーショップには行けてないし、お酒やめたから飲み屋さんには行けないし、ジンギスカンは一人じゃ食べられないし、ジェラートを食べるには寒すぎるし…そしてこれから来る雪のシーズンの営業はどうなるのか。でもいつかはここで食べたり飲んだりしたいので、あと半年はこのまま営業が続くことを期待します。

こんなふうに賑やかに変わった川岸をウォーキングしているわけですが、河川敷の道は決して短くはなく、不来方橋を越えても対岸に渡るとサイクル&ランニングロードが河川敷と土手沿いに続き、最長でお隣の矢巾町まで行けます。休みの日や日中に時間のあるときにはその南側の道にも歩きに行きます。
ダウンタウンの端っこである明治橋を超え、郊外へと続く南大橋の下まで歩くと川の幅も景色も駅前のそれとは一変するのですが、ここを歩くたびに思い出すのが、就職するまで住んでいた昔の家の裏側にあり、よく歩いていた江戸川の土手でした。

私は海沿いに住んだことはないのですが、生まれた場所も今住んでいるところも初めての留学も、棲家がほとんど川の近くにありました。台湾では台北でなくその上の淡水に住んでいたのですが、その頃も大学から坂を降りれば淡水河に行き着いたので、蝦捲を食べながら川岸を歩きましたね。あれから30年経って、あんなにおしゃれに再整備されるとは思いもよりませんでした。米国留学時はさすがに大きな川の近くではありませんでしたが、滞在していたワシントン州は緑も豊かな所でしたし、隣町にある川の岸を歩いた記憶があります。(たしかここだった)
今でも新幹線に乗ると、北上から一関までの北上川の併走を窓から眺めるし、行く先々でも川があったら寄るので、密かに川マニアなのかもしれない、とうっかり思ったりもするのでした。

川から思いつく映画は、このnoteの題名にした『リバー・ランズ・スルー・イット』。9月にロバート・レッドフォードの俳優引退作『さらば愛しきアウトロー』を観たのですが、自分の一番好きなレッドフォードは俳優よりも監督としてだったな…と久しぶりに思い出していました。これは映画よりも先に原作小説を読んでいて(『マクリーンの川』ノーマン・マクリーン)これは観ないと、と学生時代2本立て上映を観に行ったのですが、併映がなんとリンチェイの『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱』で、結局はそっちのほうが面白かったというオチがあったのでした(笑)。
でも、モンタナの自然の中で生きる対照的な兄弟(弟役がこの作品で注目されたブラッド・ピット)の姿や、いわゆる良きアメリカとそこで描かれる悲しき兄弟愛は、今観ても古びてはいないだろうし、胸に染み入ると思います。

そういえば来年、やはり盛岡と川を舞台にした映画が全国公開されるのでした。2017年に岩手県出身または在住者として初めて芥川賞を受賞した沼田真佑さんの小説を映画化した『影裏』。先日参加した東京国際映画祭でも、作品上映前に予告編が流れていましたが、旧渋民村を流れる生出川での釣りの様子などがどう撮られているかを楽しみにしています。

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