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#春夏秋冬論

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自然体で徒然と書き綴る #コラム#エッセイ など。有り体に言わないところの、持論の文集。及び、その時々にしか感じ得ない思索の提示。振り返った時に色鮮やかな提言の正弦波が描か…
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#コンテンツ会議

ゲーミフィケーション初心者が「システム」×「コンセプト」でゲームデザインを学んだ話

ゲーミフィケーション初心者が「システム」×「コンセプト」でゲームデザインを学んだ話

最近、興味がマシマシになっている「ゲームデザイン」について独学なりに考えさせられた出来事についてまとめていきたいと思う。

事の発端はいきつけのカフェ。カフェのマスターと話をしているうちに、「ゲーミフィケーション」の話になった。

ゲーミフィケーションを一言でいうと、”ゲームに使われている構造を、ゲームとは別の分野で応用すること”らしい。

実際の事例としては「ビッくらポン」や「NIKE:NI

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【ポケモンおもしろさ考】ガラル地方見聞録②

【ポケモンおもしろさ考】ガラル地方見聞録②

・前回に引き続きやっていきたい。今回はバッジを3つゲットしてからのスタート。主観を通してガラル地方の見聞を楽しみつつ、ポケモンのおもしろさを探っていきたい。

※ここから先、ストーリー上のネタバレが含まれています。

・ラテラルタウンには芸術的?な壁画が存在する。ポケモン世界にも文化遺産という概念が存在しており、観光名所にもなっている。町の人々みんなが遺産の価値を肯定的に見ていないところにもリアリ

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【ポケモンおもしろさ考】ガラル地方見聞録➀

【ポケモンおもしろさ考】ガラル地方見聞録➀

・大学卒業が決まった記念としてポケットモンスターソードを買った。今回、折角なのでポケモンソードのプレイ日記をコンテンツ論として割と真面目風味に考察しながら書いていくことにした。現在ゲーム作りをやりたいということもあり、今作のポケモンを通して「おもしろいゲームの要素とは」「おもしろいコンテンツの要素とは」ということについて個人的に感じたことをまとめていきたい。読むうえで、最新作ポケモンの公式情報が気

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ヒマの自問自答

ヒマの自問自答

・ヒマって何なんだろう。そういえば、私はヒマというものを愛せている自信が無い。

・どうやったら、これからヒマを愛せるようになるのだろうか。ヒマを愛せるようになるには、ある程度の修行が必要だと思う。

・逆にヒマを愛せないのは何故だろう。ヒマに慣れてしまってはいけないという観念「何かしなきゃ病」は何故いつどこで何のために生まれてくるのだろうか。

・ヒマに慣れてしまうことは悪なのだろうか。ヒマでは

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「丁寧に訪れる」ということ

「丁寧に訪れる」ということ

・「丁寧に訪れる」という言葉選びが、なんだかとってもイイ感じだと思った。ふと浮かんできたフレーズだ。

・観光にしろWebにしろ、大量に消費されていく世の中で一期一会を愛する感性だけは、心の奥底に隠した宝物入れに大事にしまっておきたいなぁと思う。

・流れに流れる忙しいタイムラインに揺蕩っていると、まるでそれは図書館で背表紙だけを眺め続けて1日が終わってしまうような、そんな寂しさを感じてしまうこと

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「メディアの乗算」と「セキュリティの除算」

「メディアの乗算」と「セキュリティの除算」

・繋ぐべきAとBを繋ぐ「メディア」という分野を研究している私だけれど、「セキュリティ」の研究を始めた弟の話を聞いていると世の中には繋がってはいけないCとDもあることに気付かされる今日この頃だ。

・そもそも、メディアとは「Medium(媒介)」が語源であって何かと何かを繋げることを役割としている。メディア研究の第一人者マクルーハンによる解釈では、メディアはテレビや電話や書物と言った類いのものだけで

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愛されキャラ「寅さん」を分析する

愛されキャラ「寅さん」を分析する

・Amazon primeで「男はつらいよ」を生まれて初めて観た。「フーテンの寅さん」なる俗称は有名だし一般常識として見ておくかという気持ちと、たまには人情物が見たかったからという2点が4:6くらいで動機になった。

・下町風情も何も知らない平成生まれの率直な感想として「寅さん、こんなにもハチャメチャな方だったのか」というものが一つある。昭和の荒くれ者を肌で感じたことがない平成ゆとり世代にとっては

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