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器用貧乏のキャリア戦略

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#器用貧乏

器用貧乏のキャリアは、向こうからやってくる。

「◯◯をやりたい!」「この専門性を極める」

なんて、自分の向かう方向を宣言して歩いている人は本当にすごいと思う。

一方で僕自身、「これができる!」「この道を極めたい」と腹から声を出して言えることは持ち合わせていない。

器用貧乏タイプの人にとって、「自分はこの方向で生きていく」と決めきることができないもやもやを感じている人もいるんじゃないでしょうか?(そんな人とはぜひ一緒に話したい...!)

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一芸がないことに焦りを感じているのなら。

一芸がないことに焦りを感じているのなら。

「コイツは、筋トレが趣味でして」

新卒で働いていた会社でのこと。上司はそう、お客様先へ僕のことを紹介してくれていました。大してウケないし、それくらいしか紹介のネタが無いのか...と、自分にはキラリと光る「一芸」がないことにコンプレックスを抱えていました。(ちなみに、未だに「趣味は筋トレ」です)

一芸というと、「デザインができる」「文章が上手」「分析が上手」「法律やお金に強い」など特定の分野で磨

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「大丈夫、誰も死なないから」 というお守り。自分の“働く”は、誰かと働いた経験でできている。

「大丈夫、誰も死なないから」 というお守り。自分の“働く”は、誰かと働いた経験でできている。

働きはじめて11年。最近感じるのは、自分が働くに向かう姿勢は、20代のうちに誰かと働いた経験でつくられている、ということ。

仕事で活かされる知識や技術は、本や仕事そのものを通じて学ぶということもあるけど、自分のスタンスというのか、「こりゃ困ったな」「どうしてこんな理不尽な要求を?」なんて難しい局面で「どうする?どう切り抜ける?」というとき、過去の経験や言葉がひょっこり顔を出して、自分を助けてくれ

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自分の想像力をあてにせず、現場へ片足を突っ込んでみる。

想像力は人間が持つスンゴイ能力だと思うんですが、ぼく自身、『自分の想像力』をあてにした決断の結果、大変な目にあった(あわせてしまった)ことは一度や二度ではありません。

就職も、転職も、大事な商談のプレゼンも。誰かへのプレゼントも。

「それ、好きな色じゃない...」と大事な人へのプレゼントを外してしまうのはかわいいものかもしれませんが、自分やまわりの人生を左右する決断なら一大事。

想像力を鍛え

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「どこにいるか」で、「なにができるか」は決まる。

「どこにいるか」で、「なにができるか」は決まる。

え、そんなことなくね?と思ったかもしれません。

ただ、「なにができるか」は、自分のものさしだけでなく、相手のものさしでも決まります。

「自分はプレゼンが苦手なんですよ」という自己認識の人も、まわりからは「え、そんなことないよ。うまいじゃん!」と思われている。そんなことありませんか?

特に、アレもコレもな器用貧乏タイプの人は、「ぼくは◯◯ができます!」と胸を張って言い切れない(言い切れない!)

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やりたいことは、なくてもいい。

やりたいことは、なくてもいい。

幼稚園の頃から「将来やりたいことは何?」と聞かれ、就職活動では「弊社でやりたいことはなんですか?」と聞かれる。

そんなにみんな、自信を持って言える「やりたいこと」って持ってるのかな...。

むしろ、「やりたいこと」を問われるあまり、「やりたいことが見つからないんです」「やりたいことを仕事にしたい!」と答えの出ない迷路に迷い込んでいる人が多いんじゃないか。そんな風に感じます。

それに、「やりた

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声がかかる人、声をかける人、どちらでもない人

声がかかる人、声をかける人、どちらでもない人

という3つがあったとき、どのタイプに入るでしょうか。

ぼくは「どちらでもない人」から「(どちらかと言えば)声をかける人」へじわりじわり進みはじめているところです。

「声がかかる人」には、特別な技術や経験があったり、人としての魅力がある。きっと、この道を進むのは厳しそうだ...と思った器用貧乏タイプの自分としては、「声をかける人」になる道の方がしっくりくるのではと思ったのでした。

声をかける人

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「器用貧乏」タイプが、自分の活躍できる場所を見つける方法

「器用貧乏」タイプが、自分の活躍できる場所を見つける方法

「仕事の声がかかる人がうらやましい」

指名で仕事の依頼がきたり、「◯◯ができます」と自信を持って言える。個が活きる時代なもんだから、そんな人を周囲やSNSで見かけると「いいな〜」と思っちゃいませんか。(僕は思っちゃいます)

「デザインできます」「営業でMVP取りました」と、ある道を極め活躍するキャリアが王道に感じますが、一芸を磨く以外に「自分の活躍できる場所を見つける」方法はないのかな?と思う

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