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ピザ職人(ソムリエ)が日本を旅してみた北海道編1

釧路から北に70㎞の弟子屈(テシカガ)。
近くには摩周湖や阿寒湖、さらに北に行けば網走などがある。

放牧牛の酪農家さんで2週間お世話になった。

放牧牛の酪農家さんに着た理由。
なぜ放牧するのか知りたかったからだ。
土地辺りの乳量生産など考えてると、牛舎にいれて飼料や濃厚飼料を与えた方が量も手間もかからないと思う。
それでも数少ない放牧をすること。

初日に早速聞いたら、答えはシンプル。
『自分がする酪農のイメージは、放牧だったから』とのこと。

そして牛達も、お産の時は引っ張らずに自然任せ。
ある日、産まれた子どもがいないっ!ということに気付き人間総出で探すも見つからず、牧場でよく出会うキツネの餌食に、、もしくは熊に、大鷲に、、など考えていた。しかし翌朝、丘の上に座っていて生命力の強さを感じた。産まれて1日も経たずにわりと急な坂道をこんなに歩いたのかと。

広大な緑の牧草地で悠々生きる彼女達(乳牛はメスだからね)をみていて同じ日本でも、今まで見たことのない景色があるものだと早速感じた。
そして、牧草にもたくさんの種類があり、牛の食べる速度と、牧草の成長のバランスを考え育てている。
酪農家さんでありながら農家さんでもあるのだと気付いた。

3年前から酪農を始め、ワイン用の葡萄も小高い丘の斜面に去年から試験的に200株ほど植えている。

弟子屈は昼夜の寒暖差が激しい土地。
そして、以前はカナダに住んでいた。
もちろん生産しようとするワインは、、、お分かりですね?

今後、年齢も近くとても楽しみな生産者さんだ。
料理人としても、もしこの牧場の牛達が廃用牛になった時は最後までまっとうさせて頂きたいとおもった。

いつでも胸張って会えるように精進しよう。

次はビオディナミの調剤つくられているところに行くよ。
プロとして、ちゃんとお客さんに伝えることができるような発見があるといいな。

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昔アイヌの村があったところや、ゴールデンカムイ(漫画)の舞台になったところもあって面白かった。

オハウ食べたよ。

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北海道から福岡まで南下しながら食文化を感じる旅をしています。 イタリアを放浪して、その土地どちで食文化や、歴史的な背景が違いを感じました。 日本の文化を次の世界に残したいと思います。 交通費、滞在先の飲食に遣わせて頂きます。 途中、寄ることができればお食事も造らせて頂きます!!