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今までに書いたnoteの中で、 個人的に好きなものを集めていきます。
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#本

noteを消費したくない

noteを消費したくない

noteを消費したくない。

自分の口からその言葉が出たとき、
ああ、私はそう思っていたのかと後から気づいた。

消費する。
この感覚に気がついたのは高校生のときか、大学に入った後の話か。
ともかくここ数年の話です。

その当時、私はイラスト交流サイトでいろんな人の絵を見るのが好きでした。
趣味でイラストを描いている人が、作品にタグをつけて投稿する。
noteのイラスト版みたいなものです。

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本をよむために電車にのりたい

本をよむために電車にのりたい

電車の中は読書がはかどる。

このことにどれくらいの人がうなずいてくれるのかわかりませんが、
少なくともわたしはそう感じています。

片道4時間かけて、電車でひとり旅をしたことがあります。
あのとき、旅のおともだったのは「銀河英雄伝説」
全10巻の長編SFです。

進行方向を向いている2名がけの席、窓ぎわ陣取って、

窓の外の山や田んぼの景色と、本の中の宇宙空間をいったりきたりしていました。

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わたしの大好きな小説。/「音楽×読書コンテスト」

わたしの大好きな小説。/「音楽×読書コンテスト」

本を閉じる、目を閉じる。
体の内側が研ぎ澄まされて、ぴんと張り詰める。

「羊と鋼の森」
宮下 奈都

私の大好きな小説を、紹介させてください。

「羊と鋼の森」はピアノの音に魅せられて、調律師になった主人公の話です。

調律って、馴染みのない言葉ですよね。
チューニングと言った方がピンとくる人も多いでしょうか。

ギターの弦が緩むと音程が変わってしまうように、ピアノにもチューニングが必要です。

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