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【経営者】なぜ自宅は奥様の名義で買ったほうがいいのか?

こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。
 
中小零細企業経営者にしろ、個人事業主にしろ、自宅を購入する際、自分の名義で自宅購入をする社長が一定数います。自宅ですから、一家の大黒柱である自分名義で購入するのはごく自然なことでしょう。
 
ところが、自らも140億円の負債から自立再生を成し遂げ、1500社以上の中小零細企業の社長を救ってきた経営アドバイザーとして知られる三條慶八さんは、「自宅は、自分名義ではなく、奥様(パートナー)名義で購入したほうがいい」と主張します。
 
それには、深い理由があります。
 
三條さんは、新刊『1500社の社長を救った虎の巻 経営の極意』の中で、なぜ自宅は奥様の名義で買ったほうがいいのか、について詳しく解説しています。今回は、その該当箇所を全文公開します。

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奥様名義で、個人保証を免れる

 社長の名義で家を購入すると、会社が万が一のとき個人保証の対象となり、家をとられてしまいます。
 家は、奥様にとって大切なものですから、それを失うと家庭にヒビが生じかねません。たくさんの経営者の相談を受けましたが、一番守りたいものとして自宅を挙げる人がほとんどです。奥様のこと、家族のことを考えるとそうなるのだと思います。

最もおすすめの自宅購入法

 対策として最もおすすめなのは、奥様名義でローンを組むことです。
 そのためには、扶養控除を無視して、きちんと収入を払うことが必要になります。家を守ることを考えれば、奥様の税金など小さい話です。
 ただし、奥様を取締役にして経営に関与させると、個人保証の対象になってしまう危険性があるので注意が必要です。経理担当や非常勤の監査役の名目で雇用するなど、いろいろ考えたほうがいいでしょう。結婚20年超えると、無税贈与できる範囲があるので、活用しているケースもあります。
 そしてもう一つポイントがあります。奥様の口座には手をつけず、生活費は社長の口座から払うようにします。そうすれば、貯まる一方の奥様の口座は、相続税の対象外になりますし、住宅ローンを組むときに有利です。
 いつもお伝えするのですが、奥様といつまでも仲良くしていないと、財産を取られて、家から追い出されます。再生は、家族が協力し合わないと、うまくいきません。

【著者プロフィール】
三條慶八(さんじょう・けいや)
1960年、神戸市生まれ。“会社と家族を守る"経営アドバイザー。株式会社Jライフサポート代表取締役。負債140億円を背負った会社を自らの力で再生し、完全復活させた経験に基づき、悩める中小企業経営者に真の会社経営、会社再生法を伝授している。机上の空論ではなく、自らの体験から得た実践的な手法は多くの経営者から信頼を得ており、特に対金融機関との交渉法が、多くの顧客から評価されている。「もっと早く出会いたかった」「今すぐ指導してもらいたい」などの声が全国から寄せられている。これまで1500社以上の社長を救ってきた。中小企業経営者とともに、最後まであきらめることなく懸命に闘う姿勢が共感を得ている。今の中小企業制度では、失敗すると再チャレンジできない現状がある。そんな中小企業の再チャレンジ制度を改革するのが人生のミッション。

いかがでしたか?
 
今回紹介した新刊『1500社の社長を救った虎の巻 経営の極意』の著者・三條慶八さんは言います。
 
「失敗する社長ほど、この基本を軽視する」
 
そもそも経営の基本を知らない社長もいれば、知っているふりをしている社長、知っていても実践していない社長が失敗したり、再生できないと言います。
 
同書では、中小零細企業の社長なら絶対知っておきたい101の項目に対して、自らも140億円の負債から自立再生を成し遂げ、1500社以上の中小零細企業の社長を救ってきた経営アドバイザーとして培った経験・知識・知恵・テクニックから導き出した全ノウハウを【Q&A形式】でズバリ答えています。
 
どんなに厳しい状況でも、中小企業の経営者が生き残るために必要不可欠な「経営の極意」を厳選して詰め込んだ新刊『1500社の社長を救った虎の巻 経営の極意』は、好評発売中です。興味のある方はチェックしてみてください。

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