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【銀行の七不思議】言ったもん勝ち!?願えば願うほどお金が増える!

お金のリテラシーの低さから、リボ払いを繰り返し、気がついたら借金が400万円になっていた松浦有珂(まつうらゆか)さん。

その後、西の大富豪と呼ばれる実業家から、お金とビジネスについて学んでいき、借金を返済、起業して年収3000万円を達成しました。

西の大富豪と出会った当初、松浦さんは、西の大富豪から、お金の正体と真実について、驚くべき事実を明かされます。

それは、「願えば願うほどお金は増えていく」というもので・・・。

第1章 大富豪が教えてくれた「お金の真実」

そもそもお金とは? お金の歴史とお金の正体

「お金」って、そもそも何だろう?
 こんなことを考えることって、あまりないですよね。わたしたちが生まれたときからお金があって、何かを得るのにお金が必要なんだといつからか気づいて、そして気づけばそのお金に悩まされるようになって……。
 じゃあいったい、お金って何なのでしょうか? 初めてわたしがこのことを考えたのは、西の大富豪からの質問がきっかけでした。
「そもそもお金って、何だと思う?」
 初めてこの質問をされたとき、わたしは自信なく答えました。
「何かを買うのに必要なもの……?」
「せや。お金はな、『物』を手に入れるためにつくられたものなんや。厳密にいえば、『差をなくす』ために生まれたもんやねん」
 西の大富豪にそう言われ、頭の中はハテナマークでいっぱい。だって、お金があるから貧富の差があるんでしょ? お金が差をつくってるんじゃないの???と。
 けれど、実は違います。お金というのは西の大富豪が言うとおり、「差をなくす」ために生まれました。
 わたしたちがお金を使うのはどんなときでしょうか? そう、お買い物をするとき、ですよね。つまり、何か「物」を得るときです。もちろん、水や電気、セミナーなど無形のものを買うときにも使いますが、ここではわかりやすくするため、「物」としますね。
 では、大昔、お金が生まれる前はどのように物を交換していたのでしょうか?
 それは、「物々交換」です。なんだか社会科の授業で習ったような気もしますよね。
 お金が生まれる前、わたしたちの遠いご先祖さまは物々交換で欲しいものを得ていました。
 たとえば、お米屋さんと金物屋さんが「これだけお米をあげるから、包丁1本くださいな」という感じで、物を交換していたのです。
 ですが、たとえばお米などの作物はその時々で価値が変わりますよね。天候の影響などによって不作のときは価値が上昇し、たくさんとれれば価値が下がります。
 なので、お米があまりとれないときとたくさんとれたときで、包丁1本を交換するために必要なお米の量が一緒だとお米屋さんにとっては不平等ですよね。
 そういった「差」をなくすためにお金は生まれました。
 つまり、「お金」というのは「物々交換のためのチケット」というわけです。
 では、そのお金。大昔は綺麗な石など、壊れにくいものが「お金」とされていましたが、現代になるにつれ、持ち運びの利便性からどんどん軽量化され、今では「紙」がお金とされています。
 ちょっと高級な紙にちょっと特殊な印刷がされている「紙」。1万円と印刷されれば1枚はイコール1万円の価値であるとわたしたちは認識していますが、では、その1万円札、本当に1万円なのでしょうか?
 みなさんは、1万円札がいくらでつくられているかを知っていますか?
 実は、約17円なのだそうです。ちなみに、1円玉は1枚当たりの原価が約3円とのこと。1万円札は17円で、1円は3円。なんだかこんがらがってきそうですよね。
 ちなみに、厳密に言うと毎年の流通量とお金をつくっている大蔵省印刷局と造幣局の仕入れ額などに応じて変動するので、毎年微妙にこの価格は変わります。
 さらに言えば、日本では100円の価値がある100円硬貨1枚も、たとえばアメリカドルに換金するとなると約97円にしかならなかったり、ユーロにすれば約80円にしかならなかったりします。逆に、オーストラリアドルにすると約127円に増えます(どちらも2021年1月のレートです)。
 日本では「100円」の価値のある硬貨が、海外では増えたり減ったりする……。
 これらのことをもってしても、お金ってすごく「あいまい」な存在であることがわかりますよね。

銀行がやっている3つのこと

 お金についてやり取りをするとき、わたしたちが必ず関わることになるのが「銀行」ですよね。
 お恥ずかしながら、わたしは25歳で起業をするまで、この銀行がどんな役割をしているのかをきちんと理解をしていませんでした。銀行とはお金を預ける機関。それくらいの認識しかありませんでした。
 では、「銀行」とは何をする機関なのでしょうか? 実は、3つの役割があるのだそうです。
 1つ目が、「お金を預かる」役割。これはわたしたちが普段、最もよく活用しているもので、わたしたちのお金を預かって、安全に管理・保管してくれます。
 2つ目は「お金を貸し出す」役割です。お金が必要な個人や会社に対して、銀行はお金を貸してくれますよね。たとえば家のローンや車のローン。会社として何か事業をする際。適切な審査をもって、銀行がお金のサポートをしてくれます。
 これが、2つ目の役割です。
 そして3つ目が、「お金を支払う」役割です。最近ではネットバンキングが発達して、わざわざATMに行かないでこの役割を使う方も多いのではないでしょうか。
 もし、何かの支払いをするときに必ず現金で支払わないといけないとなると、ものすごく不便ですよね。だから銀行を使って口座から口座へお金を移動させてくれます。クレジットカードや公共料金の自動引き落としの設定も、この役割となります。
 ここでポイントとなるのは、2つ目の役割です。銀行は、お金が必要な人にお金を貸してくれます。
 では、そのお金。どこから出てくるのでしょうか?
 実はこれ、わたしたちの預金なんです。銀行は、わたしたちの預金を種銭にしてお金を貸しています。
 ですが、口座からお金が減ったことってあるでしょうか? 銀行にお金を預けて、あるときは減っていて、またあるときは元に戻っていた……。そんな経験、ないですよね。もし万が一、勝手に減っていたら銀行はクレームの嵐となりそうですよね。
 そう、減らないのです。銀行に預けた、わたしたちのお金。なのに銀行はわたしたちのお金を貸し出している……。これを知ったとき、また、わたしの頭の中はハテナマークで埋め尽くされました。ちょっとややこしいですよね。

誰かの「願い」がお金を生み出す!?

 たとえば、Aさんが銀行に1000万円預けたとします。Aさんの手元からは現金の1000万円はなくなりましたが、通帳には「10,000,000」の数字として残ります。Aさんが引き出したり、口座からの支払い設定をしていない限り、この数字はいつ見ても変わりません。
 そんなとき、Bさんが「カフェをやりたいな~♡」という夢を叶えるため、銀行に「カフェを開業したいのでお金を貸してください」とお願いします。
 銀行には「預金額の一定金額を残してお金を貸していい」というルールがあるので、その額を除いて900万円をBさんに貸し出すことと決めました。
 この900万円はAさんの預金額を元手に貸し出しているように見えます。けれど、Aさんの口座はいつ見てもお金は減っていません。
 さて、この900万円は、どこから生まれたのでしょうか?
 これが、「信用創造」と呼ばれる銀行の仕組みのひとつです。
 実は銀行は、貸付をするたびに新たにお金を生み出すことができるのです。つまり、何もないところからいきなり900万円が生み出されているということ(ちなみにこれ、わたしは全く覚えていませんが、高校の社会科の授業で習うそうです(笑))。
 なんだかとっても不思議ですよね。
 細かいことを言えば、この900万円はAさんの1000万円を担保にして銀行が新たに生み出しているのですが、それでもプラスで900万円が急に出てきたことに変わりはありません。

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 わたしはこれを知ったとき、「え! 魔法みたい!!!」と、大興奮したのを今でも覚えています。
 お金って実は、すごくあいまいで不確かなもの。
 しかも、「カフェを開きたい♡」「家を買いたい♡」「引っ越しをしたい♡」。そんな、様々な「願い」を叶えるために、自由自在に増えていくことができちゃうのです。
 さらに言えば、「願い」は、すればするほど、その分、世界のお金が増えていくという事実。
 これを知って、わたしはお金に対する見方が変わりました。
 わたしは「お金」に対して、限りがあるし、使ったらなくなっちゃうし、だから大事に使わないといけない、節約しないといけない……。そんなフィルターがありましたが、これを知って、「お金って実は、とってもあいまいで、不確かなもの。
 だからこそ、本当にわたしが願えば願うほど生まれるんじゃないか?」と思うようになったのです。
 そこから、わたしのお金に対するフィルターは「お金とは、無限で実体のないもの。願えばどんどん増えるもの」に変わりました。
 講座に参加されたみなさんもこのお話をすると、「お金は願いによって存在するなら、願えばいいのか! もっと欲を持ってどんどん願いを書こうと決めました!」と、目を輝かせて教えてくれます。
 あなたはいかがでしょうか? これを知って、お金に対する見方は変わりましたか?
 お金に対する見方が変わるというのは、つまり、お金に対する思い込みのフィルターが変わったということ。
 そして、お金に対するフィルターが変わるということは、脳によって情報収集されるデータもどんどん変わっていくということになります。
 わたしたちはなかなかお金に対して勉強をする機会がなく大人になってしまいますが、そうすると、お金に対して不安を覚えてしまいます。脳は、よくわからないものは得体が知れないので、イコール危険なものとして判断してしまうためです。
 ですが、きちんと知ればわたしたちにとってものすごーく都合のいいものだということがわかり、なんだかほっとしませんか?
 そして、きちんと知るとお金はわたしたちが願えば生まれるもの、つまり、わたしたちの願いを叶えるための、最大の味方であるということがわかってくるのですよね。

※本稿は『借金400万円あった私が年収3000万円になった お金に愛されるノート』(松浦有珂 著)より抜粋したものです

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(編集部 杉浦)

Photo by rupixen.com on Unsplash


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