【脳科学】「引き寄せ」が起きる仕組みは脳の構造で説明できる。

日本でも大ヒットした世界的ベストセラー『ザ・シークレット』。一大引き寄せブームを生み、その後、奥平亜美衣さんによって、再度、引き寄せブームが再燃。フォレスト出版からも引き寄せに関する本は多数刊行され、うち、何冊もヒットが生まれていますが、【引き寄せ】がここまで人々を魅了する理由はなんなのでしょうか・・・？　お手軽に幸運を引き寄せられるから？？　

なんだか都合のいいスピリチュアルなこと、という感じがする引き寄せですが、女性を中心に脳科学を活用した自己実現を伝えている松浦さんが、ＲＡＳといった脳の仕組みを交えながら、【なぜ「引き寄せ」が起きるのか】、脳科学の視点から解説してくれました。

解説を聞くと、なんだか自分でも引き寄せができそうな気がしてきて・・・。

無意識のうちに「引き寄せ力」がアップする３つの「脳力」

　わたしたちには３つの「脳力」があります。その３つとは、「思考力」「感受力」「直観力」の３つ。
　よく、「理屈は左脳」「感性は右脳」という話を聞いたことはありませんか？
　人間の脳というのは１つの物事を考える際、脳全体を使って考えているので右脳や左脳のどちらか一方だけを使うということはないのですが、わかりやすくするためにここで少し解説しますね。
　人間の「思考力」をつかさどっているのは、脳の中で大脳優位半球という部位になります。これが、一般的には「左脳」と呼ばれる部位です（ただし、左利きの人の場合など、まれに右脳になる場合もあります）。
　ここは、言葉を使ったり、論理的な思考や、数値の計算などが得意な部位です。
　そう、つまり、「男性性」の部分となります。
　特に言葉に関しては左脳がほとんどの役割を果たしているため、思考でいろいろ考える力がとっても高い部位なのです。
　一方で、「女性性」の感受性は脳全体を使っているのですが、左脳は先ほど説明したとおり、言葉や思考にその多くのエネルギーを使っているため、ほとんど右脳が小脳と辺縁系などと手を組んで働いています。
　そのため、イメージで説明すると「感受力」は右脳となります。
　この、左脳と右脳を繋つないでいるのが「脳梁」という部位なのですが、これが、「直観力」をつかさどっており、ここが「思考力」と「感受力」の領域をものすごいスピードで行き来しています。

　脳内ＧＰＳであるＲＡＳがキャッチした外からの情報は、左脳によって顕在意識（わたしたちが普段、意識して思考している部分）にあげられているのですが、その情報は潜在意識（無意識の部分）にも蓄積されています。
この、潜在意識に蓄積し、わたしたちを無意識のままに行動に繋げているのが、「感受力」と「直観力」となります。
　実はこれが、脳の仕組み上で解明されている、「引き寄せの法則」の正体だとわたしは考えています。
　感受力が高まると、潜在意識で情報をキャッチしやすくなり、直観力が高まる。
　そうすると、「なんとなく気になる」「わっ！　ひらめいた♡」「なんとなくこっちはやめておこう」というように、脳内GPSが集めてくれた情報を正しくキャッチできるようになります。
　ちなみに、この脳梁は、一般的に男性より女性の方が２０％ほど太いため、女性は感受力を高めていくと引き寄せ力を高めやすくなります。
　脳内ＧＰＳであるＲＡＳが、脳にインプットしたわたしたちの理想を叶えるために無意識のうちに情報を集めて、無意識のうちにわたしたちに行動をさせてくれる。
　その素晴らしい機能が「脳梁」がつかさどっている「直観力」という脳力なのです。
　だからこそ、顕在意識で考えてもみなかった、想像以上の出来事が起こるようになり、それがまるで魔法のように感じるため「宇宙さんが叶えてくれた♡」という感覚になるのではないかと考えています。

「本当の自分」の声をただ信じて進んでいけば、想像以上のミラクルが起こる♡

　現代は男性性が優位になりやすく、男性性が優位になりすぎると女性性が弱まり、バランスが崩れると前述しましたが、同じように思考力を使いすぎてしまうと、感受力が弱まります。
　そして、感受力が弱まってくると、直観力までも弱まってしまうのです。
　だからこそ、「本当の自分」の声を聞くクセをつけることが大切となります。
「本当はどうしたい？」と、本当の自分に問いかけていくと、心がワクワクする方向を選択しやすくなります。そうすると、感受力が高まるため、さらに潜在意識が理想を叶える情報をキャッチしやすくなる。これが、直観力が冴えている状態となります。
　それなのに、「あーでもない、こーでもない」と、思考力（脳）でうんうん考えてしまうと、何かを感じたりする感受力（心）が弱まってしまう。
　これでは、せっかく「お金持ちワールド」への目的地を設定しても、脳内ＧＰＳは正常に作動しません。なので、うんうん唸ってしまいそうになったら、パンッと手を叩いて思考をいったんストップ！　大きく深呼吸して、心臓のあたりに手を当てて、こう呟つぶやいてください。「本当はわたし、どうしたい？」と。
　そして浮かんできた言葉を行動リストにして進んでいくと、脳内ＧＰＳのスイッチがオンになり、あなたを想像以上の世界に連れていってくれますよ！

※本稿は『借金４００万円あった私が年収３０００万円になった　お金に愛されるノート』（松浦有珂　著）より抜粋、編集したものです

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（編集部　杉浦）

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