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【コミュニケーション】会話の達人が大切にしていることとは?

こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。
 
会話が上手な人、
相手に「また会いたい」と思わせる人、
部下からはもちろん、上司からも信頼される人……。
 
そんな「会話の達人」が共通して大切にしていることがあります。
 
それは、つねに「相手が主役」という意識です。
 
「なんだ、そんなことか。知ってるよ」と思った方に質問です。
 
では、「相手が主役」にした会話をするためには、具体的にどのように実践すればいいのでしょうか?
 
この「相手が主役」という意識をどのようにしてコミュニケーションに取り込んでいけばいいのか、具体的な会話テクニックはもちろん、マインドセット、ノンバーバルコミュニケーションを含めて、具体的なノウハウを徹底解説した1冊が6月12日(Amazonは6月10日)に発売されるんです。

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そこで今回は、同書発売に先立ち、このnoteで特別に、同書「はじめに」「目次」を全文公開します。

はじめに

口ベタ、あがり症の方に朗報です

 本書を手に取っていただき、誠にありがとうございます。
 津田紘彰(通称:ヒロ)と申します。
 突然ですが……、あなたは会話に自信がありますか?
 おそらく、ほとんどの方は「あまり自信がない」からこそ、この本を手に取ってくださったのではないかと思います。そして、そんな会話に自信がないと感じているかなりの割合の方が、
「自分は口ベタだから」「あがり症だから」「自信がないから」
 といった理由で人と話すことに苦手意識を感じているのではないでしょうか?
 そのため、
「会話を上達させるには、まず口ベタやあがり症を治さなければ……」
 と、必死に自己改善に取り組んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
 しかし……、ここでズバリお伝えします。
 会話が上手になるのに、「口ベタ」や「あがり症」を治す必要はありません。
「え、そんなバカな! だって、それらが会話ベタの原因なのに……」
 という声が聞こえてきそうですが、私に言わせれば、それは大きな誤解です。
 実は、口ベタのままでも、あがり症のままでも、会話上手になれます。
 こう聞くと、「ああ、なるほど。話術のテクニックを身につければ、口ベタさやあがり症を克服できるということ?」と思う人もいるでしょう。
 確かに、そう言えるかもしれません。本書でも話術のテクニックを紹介しますが、それは会話の本質ではありませんし、この一冊で話術をすべて習得するのは不可能でしょう。話術だけを上達させたいという方は、そっと本を閉じていただいて大丈夫です。
 でも、安心してください。
 本書では、話術だけに頼らない、会話の本質をしっかりとお伝えしていきます。
 この本を読めば、口ベタやあがり症のままでも、生まれ変わったようにいい会話をつくることができるようになります。

会話には自信があったのに、なぜか人が離れていった理由

 それでは、本当に大切なものとは何なのか、というお話を簡単にしたいと思います。
 私は現在、コミュニケーション&スピーチアカデミア(C A S A)というコミュニケーションや会話を学ぶスクールを主宰していますが、もともと、会話が上手だったかというと、決してそうではありませんでした。
 実は、私は大昔にプロのミュージシャンをしていました。
 ミュージシャン時代、私は自分の話術に自信を持っていました。
 目の前にいる10人くらいの相手を、涙を流して大爆笑させるくらいの話術を持っていたので、「自分は会話が上手い」と自惚れていました。
 ところが、ミュージシャンを辞めたとたんに、それが単なる勘違いだったことがわかり、愕がく然ぜんとしました。
 ミュージシャン時代と同じように人と話していると、二度と飲み会には呼ばれなくなり、人がどんどん自分から離れていくようになったのです。
 不思議ですよね? でも、今ならその理由がはっきりとわかります。
 その頃の私の話は、「おもしろかった」けれども、「自分の話ばかりしていた」のです。
 どんなに会話のテクニックを身につけていても、自分の話や自慢話ばかりしていたら、一緒にいる相手は楽しくないですよね。
 このとき、私は「立て板に水を流すごとくにしゃべることができるばかりが会話ではないのだ」とハッと気づかされたのです。
 会話の極意とは、むしろ「話し手の心やマインドを尊重すること」なのではないかということに思い至たりました。

9割の人が知らない会話の本質

 その後、「炎の講演家」として有名な鴨かも頭がしら嘉よし人ひと先生との出会いを果たしたとき、さらなる気づきを得ることになります。
 鴨頭先生が会話において気をつけていたことは、
「心の矢印を相手に向ける」
「会話は相手へのプレゼントである」
 というものでした。
 心の矢印とは、私たちのマインドが向いている方向のこと。
 これを相手に向けるか、自分に向けるかで、会話の質はガラリと変わってしまうのです。
 そして、会話を通して、相手にプレゼントをあげるつもりで話をするのか、それとも自分が何かを手に入れようというつもりで話をするのかも、私たちの会話を大きく左右すると言うのです。
 鴨頭先生から教わった考え方がヒントになり、現在の私の会話に対する考え方が形づくられることになりました。
 その考え方とは、会話は「相手が主役」というものです。

会話があなたの人生を変える

 結論から申し上げます。
 人と上手に会話ができ、人から愛され、人が集まってくる人は、「相手が主役」の会話ができている人です。
 逆に、どんなに話術に長けていても、そのマインドがなければ、ただの自慢話や苦労話に終始するので、人は次第に離れていってしまいます。
 本書を通して、この「相手が主役」というマインドを身につけることにより、「口ベタやあがり症を治さなくたっていい会話をつくることができるのだ。むしろ、話術といった技術ばかりがあってもダメなのだ」と、あなたに実感していただけると思っています。
 本書は、いわゆるテクニック本ではありませんが、いつでも誰もが、楽にかつ再現性高く、会話力を手に入れられるようにこだわりました。
 前半部は、一見、「そんなこと、会話力と関係があるの?」と思われるかもしれない考え方に、多くのページを割いています。しかし、その前半部こそが会話力の根幹部分であり、本書でお伝えしたい重要エッセンスでもあります。ぜひ楽しみながら読み進めていただけたら幸いです。
 私の会話に関する知識を余すところなく丁寧に紹介していきます。
 今まで会話に強い苦手意識を持っていた皆さんの心が、本書を読み終えた頃にびっくりするくらい軽くなっていることを切に願っています。

会話の達人が大切にしていること◎目次

はじめに

第1章 なぜあなたの会話は弾まないのか?

◎あなたの想い、言葉、届いていますか?
◎「口ベタ」で「あがり症」の人でも、会話上手になれる理由
◎会話の目的って何だろう?
◎そもそも会話の極意とは?
◎人に好かれるための黄金律
◎本質的な会話力とは何か?
◎なぜ会話は「つながる力」が大切なのか?

第2章 タイプによって「会話」の学び方が変わる

◎つながる力を高めるために「セルフイメージ」を高める
◎セルフイメージには2種類ある
◎あなたの自己肯定感&他者肯定感を診断
◎【Aタイプ】「承認ちゃん」の特徴
◎【Bタイプ】「依存ちゃん」の特徴
◎【Cタイプ】「マウントちゃん」の特徴
◎【Dタイプ】「こじらせちゃん」の特徴
◎相手のタイプに合わせた接し方

第3章 誰も教えてくれなかった信頼関係のつくり方

◎人は「セルフイメージ」どおりの人生を歩む
◎自己肯定感・他者肯定感を高めるワーク
◎セルフイメージを高める10の提案
◎「尊敬力」こそ、人間関係の源
◎会話上手は「感謝」ができる
◎「あいさつ」は、つながる力を高める黄金習慣

第4章 聞き方を磨くと、弾む会話ができる

◎大切なのは、「伝える力」よりも「受け取る力」
◎「心で聴く」を鍛える方法
◎人生を変える最強の聴き方「ペーシング」を身につける
◎「相づち」を使い分ける
◎リアクションで効果を発揮する「は行五段活用」
◎相手の興味・関心に、興味・関心を持つ
◎「横の関係」が人間関係を変える
◎「会話上手は聴き上手」の真意
◎人間関係づくりの要諦「ほめる」技術
◎会話の「内容」より「場づくり」を重視する
◎質問・リアクション上手になるコツ

第5章 「自信がない」人でも好かれる会話の極意

◎「クセ」を変えると、会話がみるみる上達する
◎相手に嫌われずに反論する秘策
◎枕詞があるかないかで、相手の印象は180度変わる
◎「受け入れる」と「受け止める」は別物
◎会話の「横軸」と「縦軸」を意識する
◎相手の「ホットトピック」を押さえる
◎相手と心の距離を縮める「タメ語」の使い方
◎私がおすすめする極意「高田エリーの法則」
◎人と話すとき、つい力んでしまうあなたへ
◎男性脳と女性脳の違いと、会話の深い関係
◎無意識に使っている、「言い方」と「言葉選び」にご用心
◎非言語でも不快感を与える「間違った態度」にご用心
◎「また会いたい」と思われる人になる秘策
◎モデリング対象&ベンチマーク対象を持つ

おわりに


〈著者プロフィール〉
津田紘彰(つだ・ひろあき)

コミュニケーション&スピーチアカデミア学長、一般社団法人日本コーチカウンセラー連盟会長、プロコーチカウンセラースクールUNIVER学長、國志塾塾長、講演家。未来創聖株式会社代表取締役、株式会社ドリームエージェント取締役、マレーシア在住。16歳のときに阪神大震災が発生、高校に休学願を出して単身ヒッチハイクで現地入りし、数カ月にわたって支援活動に従事。大学卒業後はプロミュージシャンとしてデビューを果たすも父の病を機に地元名古屋に帰郷。2011年、東日本大震災が起きた翌日に会社に辞表を出して被災地に渡り、名古屋と往復を続けながら5年半復興支援活動、宮城県より感謝状受賞。同年、コーチングスクール入校からわずか11カ月で国際コーチ協会認定プロコーチ養成講師資格試験に合格(史上最速)。現在は複数の企業、法人の代表、上場企業の顧問を務めながら、セールス・人材育成・リーダーシップ・コミュニケーション・スピーチ&プレゼンテーションの講演・研修を年間約300回以上行ない、多くの企業や官公庁、総合病院、公益財団法人等でもビジネスコンサルを行なう。東南アジアにおける支援活動で日亜文化交流協会から表彰。超が付くほどの愛妻家で子煩悩、三人の男の子の父でもある。

いかがでしたか?
 
本書で書かれている内容は、口ベタ、あがり症の方にも効果的なのが、大きな特長です。
 
著者・津田紘彰さんは、日本で随一のコミュニケーショントレーナーにして、コーチングのスペシャリスト。講演家としても人気で、年間300回以上の講演・研修を行なっています。
 
そんな津田さんが、「相手が主役」という意識がなぜ重要なのかを解説するのを入口に、タイプ別の「学び方」や、「相手が主役」にした会話テクニックやコツを、会話事例を交えながらわかりやすく解説した新刊『会話の達人が大切にしていること』は、6月10日からネット書店および全国書店で順次発売されます。興味のある方はチェックしてみてください。

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