コアを攻撃しなければダメージとして判定されない
2024年4月22日(月)朝の6:00になりました。
物語の中に拳銃が出てきたら、それは発射されなくてはいけない。
どうも、高倉大希です。
ほとんどのできごとは、必然的に起こっているのではないか。
組織に身を置く期間が長くなるにつれて、次第にそう思うようになってきました。
もちろん、100%だと言い切ることなどできません。
人の活動である限り、絶対などありえません。
しかし、突発的に起こったかのように見えるできごとにも何かしらの原因はあるはずです。
紐解くと「そりゃそうだよな」と思えることが、案外たくさんあるわけです。
「この料理は(まずいから)こんなにいらない」と、お客さんが言いました。
その言葉を聞いた店主は、お客さんのためにも量を減らそうと決めました。
目の前のできごとだけを見ていると、このような落とし穴に簡単にはまります。
必ずしも原因が、近くにあるとは限りません。
お客さんにはこれからも、必然的にまずい料理が提供され続けます。
店主が「解決したぞ」と思い込んでしまうことで、問題はむしろ長引きます。
コアを攻撃しなければダメージとして判定されない敵キャラと、よく似ているなと思います。
どれだけ周辺を攻撃したところで、こちらの体力ゲージがただ減ってしまいます。
問題は、コアをみつけられるかどうかです。
人の行動なので、因果は単純ではありません。
それでもそこには、必然性があるはずだ。
そんな前提に立ってこそ、はじめてコアに近づくことができます。
複雑に絡み合っているからこそ、コアなんて明確になるわけがない。
あらゆるできごとは必然的に起こっているからこそ、コアをみつけなければならない。
そんな相反するように見えるふたつの前提を、同時に抱える必要があります。
できるだけ思い込みを排除して、フラットに考えなければなりません。
ゲームのように、ダメージは目に見えません。
体力ゲージも、決して目には見えません。
サポートしたあなたには幸せが訪れます。