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心なんて一生不安さ


2023年9月12日(火)朝の6:00になりました。

汗かいて人間です。必死こいて人間です。

どうも、高倉大希です。




みんな不安が嫌いです。

だから、できるだけ不安を遠ざけようとします。


選択には不安がつきものです。

だから、できるだけ自分で選択したくはありません。


未知には不安がつきものです。

だから、できるだけ見知った環境から離れたくはありません。


「ほかにも価値のある何かを選べたかもしれない」という事実こそが、目の前に意味を与えるのだ。これは人生のあらゆる場面に当てはまる。

オリバー・バークマン(2022)「限りある時間の使い方」かんき出版


きっと、新しいものは不安の中から生まれます。

安心の中に、未知の発見はありません。


心なんて、どうせ一生不安です。

どうせつづく不安を、どう扱うのか。


極端な話、ここに生き方の差が表れるのではないかと思っています。

くり返しになりますが、心なんてどうせ一生不安なのです。


世界を良くするコンセプトを作ることによって得られる最高の報酬は、あなた自身の変化という目に見えない形で支払われる、と。未知の良さを実現するには、あなた自身が、「未知のあなた」になる覚悟が必要です。

玉樹真一郎(2012)「コンセプトのつくりかた」ダイヤモンド社


不安から逃れるということは、できるだけ選択しないということです。

不安から逃れるということは、できるだけ未知とは出会わないということです。


いまの自分が最高到達地点です。

現状維持ができれば、あとのことなんて知ったこっちゃないわけです。


しかし残念ながら、まわりは変わりつづけます。

まわりが変わりつづける中で、自分だけは変わらないことを望む。


不安を遠ざけたはずだったのに、変わってしまう不安を抱えることになるのです。

こんなにも滑稽なことはありません。


自立心だ。自分自身を頼りにする気持ちだ。自分以外の物事に必要以上に影響されないことだ。お前が自分自身を成長させるしかないのだ。

村上龍(1993)「すべての男は消耗品である Vol.2」角川書店


不安と向き合う力がなければ、だれかに決めてもらわなければなりません。

不安と向き合う力がなければ、だれかのせいにしつづけなければなりません。


不安と向き合う力がなければ、いまあるものを大事に抱えなければなりません。

不安と向き合う力がなければ、新しい世界を見ることはできません。


涙流してりゃ、悲しいか。

心なんて、一生不安さ。






サポートしたあなたには幸せが訪れます。