昊青

この話に似てるとか歌詞に似てる等のご指摘有ればよろしくお願い致します。

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最近の記事

「ねぇ、遊園地行こ?」ひとときの理想 、

「ねぇ、遊園地行こ?」 片想いしている君を遊園地に誘った。 脈ありなの気づいてるかな? なんて考えてる暇も無いままあれやこれやと服の準備。香水はこれか、つけない方が好印象かな? 靴はやっぱりスニーカーか。 待ち合わせ場所に居た君はやっぱり爽やかでかっこよくてこりゃモテるわと考えながらお待たせ。 上がった口角に力を入れていざ出陣 「メリーゴーランド、乗ろう!君は後ろのお馬さんに乗ってね。」 だって少しくらいは追われてみたいじゃん。 「次はジェットコースター行こ?怖くても手は握

    • 「ねぇ、遊園地行こ?」ひとときの理想

      「ねぇ、遊園地行こ?」 片思いの相手から誘われた。最近できた所らしい。 なんで僕なんて考えてる暇も無いままあれやこれやと服の準備。香水はこれか、つけない方が良いのか? 靴は流石にスニーカーか。 待ち合わせ場所に来た君はやっぱり可愛くて、綺麗でなんと言うかなんか天使、、、? 伸びた鼻下に力を入れていざ出陣。 「メリーゴーランド、乗ろう!君は後ろのお馬さんに乗ってね。」 なんで? 「次はジェットコースター行こ?怖くても手は握らないでね」 おぉう。 「楽しかったね。」 夕方解散。

      • 「足りなくなった、進め方が分からなくなった–マッサージブラシ買おうかな–」

        蒸気で灯りが揺れる 背骨に沿って気泡が上る 関節に沿って希望が生まれる ぬるくなるまでともう少し片思いの湯に浸かる 虚しいな 何もないな 追い焚きを押せずにいる もう暖かくならない事 心の隅で感じてた 「いい匂い」と言ってくれたシャンプーはもう無くなったよ   販売中止らしい 足まで伸ばしてはいるけど優雅なんてもんじゃない 人生の光が遠くに行ってしまう   高いの入浴剤は使っているけど豪華なんてもんじゃない 生きる意味が少しづつ蒸発してしまう 肩まで浸かっ

        • 遠くへの欲心

          ペインティングナイフで広げた雲 薄まらない質感が色斑がまだ下を向いているのかと叱咤する 下地が仄見えて それは僕の冷たさ 輝きの中で見つけた夢をゴミ箱に叩き入れた 弱虫な絶望と共に捨ててしまった 誰かが置いてったヘルメット 被れば無敵のヒーローになれるかも なったとて守れなかったら意味ないな 残るはなびくマント? まぁ、ないんだけどさ 傷つけてしまうと背を向けた良心 剥がれない嘘がグレーな空がまだ気づかないのかと鼓吹する 瞳が隠見し それは君の温かさ スケジュール帳に

        「ねぇ、遊園地行こ?」ひとときの理想 、

          【仮】これ、2回目?皮肉なもんで

          深い夢。今よりもずっとあどけない 知らない地に僕だけが取り残されていた ヘッドタウンが息をしたくて鼓動する この事を伝えたくて 右手を見るけど酸素を繋いでいる 聞けなくなったクセのある笑い声を 街中で探してしまうよ 皮肉なもんで 五感は覚えている 寝苦しい夜が襲ってきては 記憶を痛めつけてくる 発した言葉が嘘だったとしてもいいよ 労力を恋しさと捉えれば どうか足跡を誰かに消してもらって 追わないように 泣かないように 今日も今日とて独りかも あれは夢?好き勝手に伝えてい

          【仮】これ、2回目?皮肉なもんで

          【仮】決まらない

          雨戸を開ける音 獲物を狙うカラス 雀の声 皆柔らかいと言う光 僕には固くて冷たくて 躰中に痣ができているみたいだ 重たい 重たくて消えなくて 綿毛みたいに飛べたら 光を優しいと思えるのかも スリッパが片方消えた 残り香を探す欲望 無いに等しい朝食 皆エモいと言う言葉 僕には厳しくて尖ってて 心臓に何が刺さっているみたいだ 苦しい 苦しくて気持ち良い 痛さで生きた心地を感じなければ 言葉を薬にしなくて良いのかも 伸び伸びのTシャツ いつ付いたんだろうこのシミ なかなか取

          【仮】決まらない

          【仮】モノクロの暗いってどんな色?

          素敵な人と出会った夜は モノクロの夢が色付いて高揚し目覚めてしまう 夢中になって傷に気づかないフリをすれば 私の痂皮は少し柔らかくなる  多分、勘違い 実際 そんなことなくて 痂皮は痂皮のまま 半分自傷行為で開けたピアス 塞がるのは何がが満たされる時 どこか遠くへ行きたい 生き方が分からなくても 嫌っていたんだよ 偉人の名言 私の中で反響しない こだまになんてならないよ 自己嫌悪の痣を掻き消したい 長くなった鼻は元に戻らなくて焦り半ば諦めている 触り心地の良い傷をいつま

          【仮】モノクロの暗いってどんな色?

          【仮】鼻の下、伸ばしすぎた ショートストーリーなのかも分かりません

          「楽しいって感情いまいち分からないよね」 いちごにスプーンを伸ばしながら彼女が呟く。 今流行りのレトロ喫茶店に訪れていた。 メニュー表には時代を意識した商品が並び、彼女は迷う事なくいちごパフェを選んだ。 食パン色の襟付きワンピースを着て、ちょっといつもよりおめかし。姿勢良くソファに掛けるお美しい方が僕の恋人なんてと思いながら惚気をちょっと失礼。 「分からない?」 「そう、友達と遊んでもその時は『会えて嬉しい』って思うけど途中で楽しいってあんまり思わなくて、これって病気?」 い

          【仮】鼻の下、伸ばしすぎた ショートストーリーなのかも分かりません

          何がしたい?に捧げた日 ショートストーリーなのかも分かりません

          「生産性のある会話をする人。」 彼女が好きな相手はそんな人だった。 付き合って4年。半同棲を始めて5ヶ月。アラサーの部類に分類され始めた僕達はお互いに熟知し上手い付き合いをしていると思っていた。 彼女はどっちかって言うと効率良くで理論的。物事を深く考え何をするのも慎重派。 僕はその場の感情で行動をする派。楽しければいいや、と考えてしまうタイプでそろそろこの考えの癖もどうにかならないかと思っていた時、衝撃の事実を知った。 それは彼女の口から告白された。 「私、好きな人が居る。」

          何がしたい?に捧げた日 ショートストーリーなのかも分かりません

          こえ、聞くと暑くなる。鈍くなる。ショートストーリーなのかも分かりません

          「女の子って花束貰ったら嬉しいの?」 君は細めの黒眼鏡をクイっと上げた。 「うーん、女の子に限らず嬉しい人は嬉しいんじゃ無い?どうしたの急に?」 同じ速度で橋の上を渡っていた。耳には蝉のこえが届く。私たちから見たら短い時間の中で汗がじわじわと噴き出てくる様に終わりを感じながら命を全うしているのだろう。 ほんの少し背の高い君には、このこえはどんな風に聞こえているのだろう。 「この前読んだ本の中で、主人公が女性とデートする度にその人の誕生日花で出来た花束を渡すって事してて、告白が

          こえ、聞くと暑くなる。鈍くなる。ショートストーリーなのかも分かりません

          酔わなきゃで擦り減り続ける

          私が求めてた純愛 小説や絵本で見たのとはちょっと違う いや、だいぶと違う  夢を見るのはタダ 誰が言ってたっけ ドレスをせがんではいなくて 5%のお酒で全部がパー 「なぁ」の型を閉ざす また、肩落として帰らないとなの? 小さな違和感 理由は追求しないでおく 聞いてもはぐらかされるの ゆらりするり どんぶらこ 今日はどんな波に乗ろうか 純粋のフリが上手い 共感性羞恥の偏愛 漫画や童話で学んだのとはちょっと違う いや、全く違う 伏線は回収しないとね 誰が言ってたっけ 指輪を

          酔わなきゃで擦り減り続ける

          知能の著しい低下、元からか

          朝とも昼とも言い切れない時刻 少しお腹空かせて待ち合わせ 手を振って小走りに、向かってくる様は白い羽でも生えてるの? いつのまにか派手髪になって どんな色も似合うよ まずは、美味しいもの食べに行こう 君が好きだったオムライス。僕も好きなのお見通しだろうけど 卵はふわふわ派、共感を武器に近づくの 恋人はいるの? いないよと、狙っていいってこと? 今は欲しくない、狙うなってこと 静かに傷心してんだ。 握ることができない小さな手に 僕からの大きな尊愛を きっと多くて溢れてしまうよ

          知能の著しい低下、元からか

          【仮】翻るジンベイザメの斑点 ショートストーリーなのかも分かりません

          「昨日の流星群見れた?」 蝉の声が段々と消えていく時、僕らは2階の自室でゲーム対戦をしていた。 僕はぼろ負けして意気消沈。彼女は勝った喜びでずっと笑っていた。 ノースリーブのワンピースを纏った姿はその純白さからか眩しい。 「なんで、急に?まあ見れたよ。写真も撮った。」 「いいな、見せて!」 なんの匂いか分からないけどいい香りが僕を包む。 「いい写真だね。送ってよ!」 これは俗に言うあざとテクニック?そんなものを僕に繰り広げてくる理由はないからきっと天然的にやっているのだろう。

          【仮】翻るジンベイザメの斑点 ショートストーリーなのかも分かりません

          キャミソールって何色だっけ?ショートストーリーなのかも分かりません。

          「私達、どう言う関係?これ以上にはなれないの?」 ベランダで煙を吸っていたらキャミソール姿の彼女から投げつけられた。 その問いに回答することに罪悪感を感じて何も言えなかった。 目線も合わせると苦しくさせるだけだと思い逸らした。ただ、目の前が白くなっていった。 しばらくすると彼女は僕が買って来た黒胡麻プリンを食べ始めた。 2人分食べた。 きっと今、彼女は怒っている。 馬鹿でも分かる。 空になった容器を捨てに行った隙に部屋に入り込んで、戻って来た彼女は僕の腰に手を回して背中に顔を

          キャミソールって何色だっけ?ショートストーリーなのかも分かりません。

          【仮】蠱惑

          一匹狼の曇った瞳孔に 劣等感を覚える だから今夜も果ててしまう 官能的で人たらし 客観視出来ぬ程の奇態さ 彼の沼に深々と 沈めば 底は無く 濁るくらいなら良い方で 喉奥に流入する余裕の色気は 犠牲にした時と財を久しく想わせるのに あぁ また空論の口づけで想いは薄れてしまう 残香を照らし返す情調に 虚しくなる だから今朝もまたぞんざいに 肉体的で骨抜きに 静観出来ぬ程の有様 彼の声帯に濃々と 冒されたら 際限は無く 汚れるくらいなら良い方で 血管に乱入する微笑の蠱惑は

          【仮】蠱惑

          【仮】陶器肌

          透ける様な白い肌 後れ毛が残像を表す様で どれだけ強く抱きしめてもスッと離れ 避けていく 僕は君の頭の上から全部知っているのに 君は僕のつま先しか知らないんだ 大切なものはどこに隠しているの? 誰を想っているの? 無口な文鳥と少し暗くなった部屋で  季節だけが過ぎてゆく 苦しくなるほど 気が遠くなるほど 脳内で再生されるプレイリスト 女々しいラブソングを背景に ベランダに置き忘れたのは煙草の浮遊だけ 僕は君の黒子の位置まで知っているのに 君は僕の声しか知らないんだ

          【仮】陶器肌