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【小説】豊と正の、珍道中17

ー不屈の文香ー  ハハハ!オマエハオトリダ! 大魔神は、文香を脅そうとした。だが文香は 「バッカじゃないのー!あんたら、ダサい服着てダサい声で歌ったり、足らん頭で策謀練るんだな!とか言ってたけど、私があんなバカで頼りにならなくて、間抜けな豊をあてにすると思ってんの!あんなマヌケが策謀なんか練れるなんて微塵も思ってないわよ!あんんたらは、私がせいばいするかもね!」 オマエハ、オトリデハスマサナイ! 大魔神は、あおられていた。 オマエニ、デスメタルノ、ボーカルシテモラウ

    • 【小説】豊と正の、珍道中16

      ー麦屋市の跡ー  線路沿いを、歩き続けついに麦屋市駅に着いた。だが麦屋市は焼け野原と化していた。四人は驚き愕然とした 「なんかしばらく見ないうちに、かなり変わってしまったな…まるで戦争中に、空襲を受けた後みたいな感じだな…」 正は変わり果てた、自分たちの故郷が悲惨な情景に愕然となりながら、たちすくんだ。文香は 「なにこれ…私たちの故郷が、まるで違う光景だね…豊の根性叩き直すどころじゃないね…あの大魔神がすっかり私たちの居場所なくしてくれたね!」 文香は怒りを大魔神に持ち始め

      • 【小説】豊と正の、珍道中15

        ―大空襲ー  メタル大魔神ヨリ、近局大空襲ヲ命ズル!麦屋市も丸焼ダ!火炎要塞カラ大空襲ナリ! 大魔神は叫び、空中から火炎要塞か大量に現れ、アイドルの事務所を空襲した。そこへファンは集まり、狂ったようにファン達は大勢後追い防衛した。それを観ながら文香は 「やってるやってる!やっぱりメタル大魔神のポップス、レゲエヒップホップ根絶計画なんてみんな許さないし、そう簡単にメタルの大帝国なんて、できるわけないから!」 朋佳は 「まあ、今はまたメタルが流行り始めたかもしれないけど、昔程

        • 【小説】豊と正の、珍道中14

          ー旅道中の雑談 , 正は歩きながら文香に 「まあ人間バランスが大事と、思うんだよな…頑張るぞ!ばかりでも、堅苦しいし遊んでばかりでも通用しないし、最近筆者も少しずつエンタメを吸収しようと焦ってると思うが」 文香は 「まあ、ゆったりゆっくり、吸収していけばいいと思うけど、私もただ好きな歌手のランキング気にして、聴いたりしたけど、ランキングよりも、自分の好きな音楽聴けばいいと最近思うから、まあ人間すぐに変わらないし今は何が流行りとかも、昔みたいに右ならえ!じゃなくなった気がする

        【小説】豊と正の、珍道中17

          【小説】豊と正の、珍道中13

          ー偶然の再会ー   「なあ正お路をつたって行けば、地元に着くかもしれないけど、これじゃいつに着くかもわからんぞ!」 豊は疲れた足をひきずりながら、正に愚痴ばかり言ってたいた。 「そういうな…たまにコンビニで、食べ物と水買いながら、帰るにはこれしか方法はないんだ…」 そう言いながら歩いていたら、文香と文香の親友、朋佳と、線路沿いでばったり会った。 「あれー!あんた達何してんの!?まさか帰ろうとしてんの!」 二人と会って、正は豊の頭を掴み、強引に一緒に土下座して頼んだ 「頼む!こ

          【小説】豊と正の、珍道中13

          【小説】豊と正の、珍道中12

          ーアイドル達の抵抗ー アイドル平名真花は、レゲエの富士山大噴火と、話し合っていた。 「どうしますか!?私たちの音楽は、絶対に大事です!私はレゲエの事はわかりません…しかし、一時メタルはキモい!と言われ、悪魔崇拝のデスメタルが流行り出して、大魔神と悪魔の天下には、絶対にさせてはなりません…」 「それはそうだが、メタルの大布教してメタルの大帝国を建設するとか言ってるから、我々も一時流行ったユーロビートや、歌謡曲や演歌歌手のみんなと何かしら対策を練らんとダメですよ…」 それは全世

          【小説】豊と正の、珍道中12

          【小説】豊と正の、珍道中11

          ー大魔神降臨ー  その日、豊と正は近局区の街を歩いていた。 「なあ豊、オレらは何をしたくて旅してるか曖昧になってきたな…豊の根性叩き直すとか言ってたけど、なんかただのわけのわからん旅になってきたな…」 正も目的意識が、薄れてきたようだ。その時だった!謎の大地震が、突如起こった!そして太陽は隠れ、謎の銀河が空中に浮かんだ!その時だった!   我ハ!大魔神メタルゾーンナリ!   空は一気にまっ赤になり、徳金海岸は大規模の津波と、人面魚の群れが現れ海水浴場は、大混乱になった!

          【小説】豊と正の、珍道中11

          【小説】豊と正の、珍道中10

          ー幼なじみー 朝食を食べ終わり、豊は 「文香は今頃何をしてるんだろな」 「まあ、友達とカラオケしたりしてるんじゃないか。文香は、子供の頃から人望はあったみたいだし、確か美容師やってると言ってたな」 「そうだな、スポーツは弓道やってて、学校で生徒会長やってて、高校卒業して美容師の専門学校行ったからな…オレは何も、将来の事考えずにプータローだったからな…」 「まあそんなに気落ちするな!お前は、努力しないわけじゃなくて、試験当日に風邪ひいたり、毎日教科書読んで、試験で全部忘れて、

          【小説】豊と正の、珍道中10

          【小説】豊と正の、珍道中9

          ー悪夢ー 豊は悪夢を見た、最初はいい夢だった。お花畑を歩いていた。いい香りがして、気分良くなってきた。それは昔テレビでやっていた、臨死体験みたいだった。急に恐怖にかられた。半ばあきらめて 「オレ死んじまうのか…ろくな人生じゃなかったな…べつにいっか…」 そう言うと咲いている花が空中に浮かんでいった。そして花が鼻に変わった。 「何これ!」 そう思うと、鼻は鼻水をたらしはじめた、その量もどんどん増えて鼻水の大雨になった。 「うぇ!きたねー!オレは怠け者だから地獄に行くのか!」

          【小説】豊と正の、珍道中9

          【小説】豊と正の、珍道中8

          ー都会でのひと時ー 近局区の街を探索して、せっかく都会に来たからいろいろ見て回ろうと豊と正は思った。 「なんかビルが、たくさん建ってるし、人も多いな。まあホテルは夜までに見つければいいだろ。 空手の本も豊かに渡したし、空手道場も、この街にあればいいけど…」 正は豊に空手をさせるつもりだ。 「確かにオレは今のままじゃ足手まといなるし、あの爺さんと子供にはまいったからな…」 そう言ってるうちに体育館を見つけた。 中にニコニコしながら「こんにちは!どんな事がしたいですか?!」 と

          【小説】豊と正の、珍道中8

          【小説】豊と正の、珍道中7

          ー老人と子供との別れ・次の街へー   子供と爺さんは、豊と正を駅まで見送り、 「麦わら帽子は落ちていたやつだが、正直200円出してくれて奇特な奴だと思っとるよ。まあこん棒とムチが200円と思えばいいじゃろ…達者でな!」 「爺さん…最初はどんな人かと思えばいい方だと思ったよ、こん棒とムチをくれて駅まで見送りに来てくれるなんて」 そう言うと徳金海岸駅に着いた。 「お主ら次はどこに行くかの?…」 「近局区に行こうと思ってます。お金を都会で稼ごうと、思ってます」 「そうか…ワシらが

          【小説】豊と正の、珍道中7

          【小説】豊と正の、珍道中6

          ー老人と孫との戦ー 「 おー!マサル!シンヤ!こいつら失礼極まりないことした上逃げおったをおい!」 「なんなんだよジジイの知り合いか!」 「孫じゃ!よく来たのー!」 「マサル!シンヤ!こいつら叩きのめすんじゃ!」 「よくもじいちゃんの顔に泥を塗って秘密基地からムチ盗んだな!許さんぞ!オッサン二人!」 そう言ってこどもは、バットで殴りかかってきた! 「オイオイ!そんなもんで殴られたら死んでまうど!」 「おるせーな!野球の練習してんじゃねぇか!それホームランいくぞ!」

          【小説】豊と正の、珍道中6

          【小説】豊と正の、珍道中5

          ー謎の老人との攻防ー   だが武器屋と思われる建物はなかなか見つからない… 「あの爺さんが持ってたあのこん棒は一体何なんだったんだ!あんな物振り回して来られてこん棒で頭殴られたら気絶するぞおい!」 さすがの正も冷や汗をかき焦っている。 「こうなったらあの雑木林入って、木の枝で、自分で作るしかないんじゃないの!」 豊は正に言って雑木林に入るとムカデがでた。 「なんじゃこりゃ!なんで夏でもないのにムカデが!」 豊は蕁麻疹がでた!正は、 「しっかりしろ!あの小屋へいくぞ!」 そこ

          【小説】豊と正の、珍道中5

          【小説】豊と正の、珍道中4

          ー汚い海岸ー  ついに豊と正の旅は始まった。麦屋(むぎや)市駅に着いた。豊と正はリュックを背負ってポケットから財布を取り出しキップ売り場で、徳金(とくがね)海岸駅へのキップを買った。 そして改札口で豊は、 「キップどっちから入れたらいいんだ!」 と戸惑ってたら、 「どっちでもいいわ!」 と正が怒った。 「全く!田舎者丸出しな上、お前は電車もまともに乗れないのがまるわかりだぞ!一体何歳になったんだ!」 正はカンカンであった。 「そんなに怒んなくてもいいじゃんか…」 豊はまたも

          【小説】豊と正の、珍道中4

          【小説】豊と正の、珍道中3

           ー旅立ち前ー 「なあ正…」 「なんだ豊」 「オレ…この先の人生どうなるんだろ…」 正は考え込んだが、ゆっくり相談に乗ってやるかと思い、話し出した…   「そうだな…今のままだとお前は、やっぱり準備は、いじらしいくらい必死にやるけどいざ、その場になるとどうしてもダメダメぶりが出て失敗ばかりして自信を無くして行くんだろうな…」 豊はガックリうなだれた… 「そうだろうな…オレはこの先人生何をやっても努力しても何も出来なくて、一生をおえるのか…生きていくのが嫌になってきたな…」

          【小説】豊と正の、珍道中3

          【小説】豊と正の、珍道中2

          豊は小さい頃から、めんどくさがりと、頑張り屋の両面があった。一生懸命数字を書き勉強と思って頑張り、先生から 「それは勉強じゃなくて作業だよ…」 と言われてあきらめて何もしなくなった。 ある日書道をやりたいと思って書道セットを買って書道教室に通うは、頑張り上達したが、本番になり全然書けず昇格出来なくてやめてしまった.…    勉強も小学校に入学するや最初は100点ばかりとっていた。社会と算数は100点ばかり取ってあとは7点とか2点とかばかりとっていた。  四年生以降は、0点ばか

          【小説】豊と正の、珍道中2