【小説】豊と正の、珍道中3

 ー旅立ち前ー

「なあ正…」
「なんだ豊」
「オレ…この先の人生どうなるんだろ…」
正は考え込んだが、ゆっくり相談に乗ってやるかと思い、話し出した… 
 「そうだな…今のままだとお前は、やっぱり準備は、いじらしいくらい必死にやるけどいざ、その場になるとどうしてもダメダメぶりが出て失敗ばかりして自信を無くして行くんだろうな…」
豊はガックリうなだれた…
「そうだろうな…オレはこの先人生何をやっても努力しても何も出来なくて、一生をおえるのか…生きていくのが嫌になってきたな…」
正は意を決して豊かに言った!
「よし!一緒に旅に出よう!オレが豊のどんなところが本番に弱くて失敗ばかりして何をやってもダメか、この目で見て一緒にお前をどうしたらこの先失敗ばかりせずに生きて行けるように根性叩き直してやる!」
豊は最初は乗り気でなかったが
「わかった!正の言うとおりオレはこの先人生成功するように根性叩き直してくれ!」
と言ってみるみる表情は良くなった
「お前はやればできるはずだ!オレに任せろ!一緒に旅に出よう!」
「よろしく!何があっても行くところまでいくぞ!」
そう言ってふたりは旅だった!


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