【小説】豊と正の、珍道中12
ーアイドル達の抵抗ー
アイドル平名真花は、レゲエの富士山大噴火と、話し合っていた。
「どうしますか!?私たちの音楽は、絶対に大事です!私はレゲエの事はわかりません…しかし、一時メタルはキモい!と言われ、悪魔崇拝のデスメタルが流行り出して、大魔神と悪魔の天下には、絶対にさせてはなりません…」
「それはそうだが、メタルの大布教してメタルの大帝国を建設するとか言ってるから、我々も一時流行ったユーロビートや、歌謡曲や演歌歌手のみんなと何かしら対策を練らんとダメですよ…」
それは全世界のアーティスト達の危機でもあり、メタルヲタクたちの極楽の始まりでもあったが、価値観が多様化いる現代では、かなりのピンチであった。その時パンクやハードコアは対立していたメタルが大流行して、昔みたいなメタル全盛期がふたたび、興隆するのに大抵抗しようとしていた…
「ロックは魂だ!シンフォニックメタルだの、邪道が、流行りオレらは、憤ってたところに、あんな大魔神が、現れて、迷惑極まりない!邪道の音楽が大帝国を建設するなんて話、絶対許すわけにはいかない!」
豊と正は、どうしたらいいか、さまよっていたが、地元まで電車に乗らず帰ることにした。
「なあ正…これからどうなるんだろう…平名真花も春谷平祐も、皆殺しかな…でもオレら芸能人でも、旅の勇者でもないぞ…」
豊は戸惑い正に聞いたが
「落ち着け!確か文香は、人望を集めるためにも、テレビのエンタメも、興味無いのに観て無理していろんな人と、話を合わせてたな…」
「オレらも、自力で努力はする必要あるし、この際地元まで帰って文香に協力を土下座しても、頼むしかないだろ…おまえも一応男だ…オレがいろんな戦い方を教えながら地元まで帰るんだ…」
正は、頼りにならない豊に必死に働きかけていた。
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