【小説】豊と正の、珍道中14

ー旅道中の雑談
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正は歩きながら文香に
「まあ人間バランスが大事と、思うんだよな…頑張るぞ!ばかりでも、堅苦しいし遊んでばかりでも通用しないし、最近筆者も少しずつエンタメを吸収しようと焦ってると思うが」
文香は
「まあ、ゆったりゆっくり、吸収していけばいいと思うけど、私もただ好きな歌手のランキング気にして、聴いたりしたけど、ランキングよりも、自分の好きな音楽聴けばいいと最近思うから、まあ人間すぐに変わらないし今は何が流行りとかも、昔みたいに右ならえ!じゃなくなった気がするし」
そんな何気ない会話しながら、線路沿いを歩きながら、この先どうしようか考えていた。
 その時、線路沿いの近くの建物の上に、大きなテレビがあった。
「メタルゾーンカラ、宣告スル!メタル大布教ニヨリ、ギターキッズ星カラ、メタル要塞!感電スルエレキギター!漏電スルギターアンプノ、大量生産スルナリ!」
四人は唖然となり、言葉を失った。

ー大魔神の野望ー

ワレ!メタル大魔神ナリ!コレヨリ、皇帝、炎ノギターシールドヲサズケル!デンキヨリ、充電セリ!命ズル!炎ノ皇帝!火炎要塞カラ、火炎発射!

豊は茫然とただ、テレビの画面で、怪しい大魔神と皇帝の野望を見ていた。正も啞然ととしていた。文香は
「何…あの大魔神と皇帝は…ダサい服着てやってることも、気持ち悪いし何が感電するエレキギターなの…あんなのが、世界征服してメタルの大帝国なんて、気持ち悪過ぎてこの世の終わりだわ…」
文香は、テレビの大画面観ながら吐いてしまった。正は
「二人とも、ノウテンキだな…火炎要塞なんて出てきて、昔の怪獣映画みたいな、それに付け加えて、気持ち悪い世界の危機が迫ってんだ…服がダサいとかどうでもいいだろ…」
朋佳は三人があまりにも、力不足なのと、筆者の知識不足を嘆いていた。



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