【小説】豊と正の、珍道中13
ー偶然の再会ー
「なあ正お路をつたって行けば、地元に着くかもしれないけど、これじゃいつに着くかもわからんぞ!」
豊は疲れた足をひきずりながら、正に愚痴ばかり言ってたいた。
「そういうな…たまにコンビニで、食べ物と水買いながら、帰るにはこれしか方法はないんだ…」
そう言いながら歩いていたら、文香と文香の親友、朋佳と、線路沿いでばったり会った。
「あれー!あんた達何してんの!?まさか帰ろうとしてんの!」
二人と会って、正は豊の頭を掴み、強引に一緒に土下座して頼んだ
「頼む!この小説書いてるアホな、小説家目指してる奴は、話をこんな展開にして、音楽業界どころか、芸能界の全くわかってないんだ…背景もわからなければ、物語もどうしたらいいかまよってんだ…」
正がそう言いながら頼むと文香は
「バカでバカであきれたわ!私に何を頼むと言うの!そんなの筆者が、構えずに自然にエンタメを楽しめばいいだけでしょ!なんで私があんたらのそんな、わけのわからない頼みを聞かないといけないの!私も一緒に旅に出て、いろいろ探ろううとしてたところだわ!いきなり土下座してはずかしいわ!」
豊と正は立ち上がり
「すまん!気を取り直して線路ぞいをいろいろ探ろう」
そう言うと四人で合流して、旅続けた。
ー皇帝見参ー
大魔神カラメイズル!皇帝地獄ノギターヲタク!カラスノ焼肉!
オー!大魔神様!皇帝陛下我ラガ忠誠ギターキッズ星人ナリ!
豊は文香と合流して、話し合っていた。
「なあ…なんかとんでもないおかしな事になってきたな…メタルは大好きだけど、平名真花とか春谷平祐が皆殺しかな…」
文香は間髪入れずに言った
「あんたの、その一体なんか能天気なところ、呆れると同時に見習うわ!私はメタルなんて大嫌いだから、死んでもメタル大帝国なんて作らせないから!こんな時にメタル大好きとか言ってられるのも、今のうちだから!」
朋佳は
「まあまあ、先が思いやられるけど、豊と正もなにかしら旅で経験してきたんだろ、何かあったの?」
正は、徳金海岸でのおかしな爺さんと子供のことを話した。
「へー…そんな事があったの…それじゃ豊も、ひとつ修羅場を経験したんだ」
「そうだろ…オレは空手を密かにやってたけど、意外と豊もその場になれば頭もまわるし、策謀家になるとかいってたけど…」
朋佳は
「それなら豊はこの際弁論家なんてどうかな?」
正は、ハッとして
「いいかもしれないけど、それはかなり勉強が必要だし、ますます筆者は、かなりプレッシャーだろ…」
「それはこの小説書きながら、筆者本人も、目標出来て良かったんじゃない?」
四人は話し合って、ますます筆者を追い詰めるのであった。