【小説】豊と正の、珍道中8

ー都会でのひと時ー

近局区の街を探索して、せっかく都会に来たからいろいろ見て回ろうと豊と正は思った。
「なんかビルが、たくさん建ってるし、人も多いな。まあホテルは夜までに見つければいいだろ。
空手の本も豊かに渡したし、空手道場も、この街にあればいいけど…」
正は豊に空手をさせるつもりだ。
「確かにオレは今のままじゃ足手まといなるし、あの爺さんと子供にはまいったからな…」
そう言ってるうちに体育館を見つけた。
中にニコニコしながら「こんにちは!どんな事がしたいですか?!」
と受け付けのお姉さんが言っていた。
「空手とかやっているグループがあればおしえてください」そう正が言うと、
「それでしたら、こちらへどうぞ!」受付のお姉さんが案内してくれた。
確かに空手をしているグループを見つけ、空手道場を見学した。
レベル高い人もいれば、子供のケンカみたいな人もいた。寸止めの空手道場であった。
道場の師範が、大声で指導していた。見学を終えて、体育館の受付のお姉さんに
「月謝はいくらですか?」と聞いたら、10万と言った。
外に出て正は「高すぎる!ぼったくりだ!みんながみんなすごいわけじゃないし、子供のケンカみたいな奴もいて何が10万だ!」
そう言うと正は「今日は疲れたな…ホテルでも、探すか…」
そう言うと近局区の街を歩いて見つけた。結構いいホテルだった。
受け付けの男に「一泊いくらですか?」二人で5000円です」と言った。
部屋に着き、「へえ…結構いい部屋で5000円は安いな」
そう言うと二人は寝てしまった。

#小説 #珍道中


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