【小説】豊と正の、珍道中2

豊は小さい頃から、めんどくさがりと、頑張り屋の両面があった。一生懸命数字を書き勉強と思って頑張り、先生から
「それは勉強じゃなくて作業だよ…」
と言われてあきらめて何もしなくなった。
ある日書道をやりたいと思って書道セットを買って書道教室に通うは、頑張り上達したが、本番になり全然書けず昇格出来なくてやめてしまった.…  
 勉強も小学校に入学するや最初は100点ばかりとっていた。社会と算数は100点ばかり取ってあとは7点とか2点とかばかりとっていた。
 四年生以降は、0点ばかりとっていた。全くやる気を無くし全く勉強しなくなってしまったのである。
 スポーツはやらなかった…歩いたり走ったりして体力はついて体力測定は結構いい結果を出したが、体育の成績は1で…というかオール1で何も出来なくて生きる意味を見失っている何も取り得がない男だった。そんな学生時代だった。 
 兄は有名大学を卒業して実業団野球をやっていたが、職業は転々としていた。

 

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