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急かされている世界

今朝、トー横のニュースを、
朝日デジタルで見た時に、
目に飛び込んできたキーワードが
「多くの子ども・話を聞いてもらいたくて」。
                     
自分の話を聞いてもらえる場がなくて
子どもたちが生きづらさを抱え、上京している。
                     
私が子どもの時から変わらない。
子どもの話を受け止めてくれる人や場がない。
                     
この事件は、
生きづらさを抱えた子どものSOSの1つ。
                     
産経ニュースの記事の最後には、
学校での低年齢時からの医薬品に関する教育強化が必要だ
と書かれているのを見て、ため息が出た。
                     
やらないといけないことは、
そこじゃないのに。
                     
そこも大事かもしれないけど、
もっとやるべきことがあるでしょって。
                     
事件や犯罪が起こる度に、
火消しをするみたいなやり方に
何の意味があるんだろう。
                     
何のために教育があるんだろう。
                     
なぜ子どもたちが、
上京しなければならない状況に追い込まれていったのか、
子どもたちにどんなサポートや環境があったら、
こんな事態を招かなくてよかったのかを、
明らかにしていかなければ、負の連鎖が起き続ける。
                     
                     
話は少し変わって。
子どもたちと買い物に出かけた時、
「ママ、今はお正月なの?クリスマスなの?」
と聞かれたことがある。
                     
周りを見ると、
クリスマスのものと、お正月のもので溢れていた。
11月中旬から、既にこの景色。
                     
スタバでも、
ハローウィンが終わったら、
すぐクリスマス商品が出される。
季節を味わう間がない。
                     
今この瞬間を大切にできない、                     
大切にしてはいけない社会の在り方に、
疲れてしまう。
                     
まるで子どもの時から、
家庭、学校、習い事、旅行などでも、
「早く、急いで」と急かされた訓練をされているよう。
                     
大人も子どもの時は
自分のペースでやりたかったはずなのに、
すっかり忘れ、子どもを追い立てる。
                     
今朝の私もそうだった。
幼稚園に行く娘のペースを考えずに、
急かしてしまった。
                     
ハッと気付いて、
娘を抱きしめると、
娘がオゥオゥと泣き始めた。
                     
娘の呼吸を感じ、
ごめんね、急がせすぎたね、
ママが悪かったねと話し、反省。
                     
                     
先日購入した書籍には、
人生の多くの領域でスピード化が進み、
私たちはより少ない時間でより多くのことを
行うように駆り立てられてきたが、
現在はそれに逆行する動きが見られている。
                     
ゆっくりであることが、
幸福感・健康・生産性の向上につながることは
研究によって示されている。(Honore,2004)。
「引用:自己成長の鍵を手に入れるポジティブ心理学ガイド
 クリスチャン・ヴァン・ニューワーバーグ、ペイジ・ウィリアムズ」
                     
                     
今回のトー横の事件も、
子どもが大人に教えてくれているサイン。
                     
急かされた社会ではなく、
スローダウンして、今を感じて生きて、
自分や他者への思いやりが溢れる社会へ。
お互いの本音が聴き合え、響き合える社会へ。
                     
大人も子どもも一緒に、
もっと生きやすい社会を作る!
                     
                    

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