FIFAマスター第20期の内田大三と申します

1985年神戸生、地元は横浜。関東とアジア諸国で育ち、98年W杯から現地観戦を継続中。…

FIFAマスター第20期の内田大三と申します

1985年神戸生、地元は横浜。関東とアジア諸国で育ち、98年W杯から現地観戦を継続中。大阪のCS局で10年半勤め、日本で再度W杯を開催するには本丸へと思い2019年9月FIFAマスターに入学、2020年7月修了。連絡先はtaizouchida@ホッとメール.comです。

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FIFAマスター第20期の内田大三と申します

はじめまして、内田大三(たいぞう)と申します。2019年8月に新卒入社から10年半お世話になった会社を退職し、同9月からFIFAマスターという国際サッカー連盟(FIFA)が運営する大学院に入学しました。 当ノートでは2020年7月の卒業までFIFAマスターではどのようなことを学んでいるのか、そしてイギリス(レスター)、イタリア(ミラノ)、スイス(ヌーシャテル)と11カ月で3カ国を回るので、その生活模様もお伝えします。 ひとまず今回は私の自己紹介を。1985年生まれ、地元は

    • 【最終回】FIFAマスター第20期を修了しました

      6月12日の口頭試問を終えてからはひたすら卒業研究に打ち込み、幸いにも私たちのグループはもう1グループと共に最優秀賞を受賞しました。そして2019年9月12日に始まった世界27か国から集う31人のクラスメイト達との山あり谷ありな旅が7月17日に一旦幕を閉じました。 コロナ禍により大阪の自宅に戻ってのオンライン授業が英国レスターやミラノで過ごした日々よりも長くなってしまったのは残念でしたが、仲間たちとお互いを鼓舞し続けたこの経験こそがFIFAマスター最大の魅力なのだなと実感。

      • スポーツ法学@オンライン最終週 筆記試験と口頭試問が終わり寂しくなったり

        今学期の授業が全て終わり、今週は筆記試験(レポート4問、各最大1,000語)と口頭試問(2問)が行われました。試験を終えた後はいよいよ残すは卒業研究のみだと思うと寂しくもなったり。 筆記試験の制限時間は約100時間模擬裁判を終えた直後に筆記試験の問題が送られてきました。提出期日が当初の予定より1日延長されて嬉しかった反面、合計4問あることを知った時点での「こりゃまた難題だろうな」との予想が的中。 そして全てオンラインで実施された講義は録画されて専用サイトで視聴可能なので、

        • スポーツ法学@オンライン第9週 模擬裁判で通常授業が終わりコロナ禍でもプラスに捉えたい卒業研究

          3学期の名物企画(試験)である模擬裁判が実施され、9月から始まった授業も全て終了。残すは卒業研究のみとなり、その一環としてのインタビュー取材では学生であることのメリットを感じまくりました。 ※その後の6/9(火)提出だった筆記テストに追われて今回の更新が遅れました。筆記テストについては次回の更新時に紹介します。 そもそも模擬裁判とはこれまでの授業で学んだことを模擬裁判という形で発揮することが求められました。オリンピック派遣選手(3人)を決める最終選考会での出来事および代表選

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          スポーツ法学@オンライン第8週 ドーピングと八百長と起業家の情熱と卒業研究の進捗など

          週の前半は主にスポーツ界におけるドーピングと八百長に関する授業だったものの、後述の理由で特に前者は出遅れてしまい黄色信号が灯っています。そして後半はFIFAマスターを卒業後に起業された卒業生の方々による情熱的な講義が続く、心を動かされました。また、卒業研究は次のステップに進めたので週末はぐったりモードでした。 ドーピング問題は現代文に似ている?オリンピックが開催される度に「〇〇選手がドーピングで金メダルはく奪」なニュースを耳にしては「なんでドーピングなどするのだろう」と思っ

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          スポーツ法学@オンライン第7週 東京五輪2021や欧州CL決勝とCFGのアジア進出の今後の課題を法律面から探る

          ついにミラノで過ごしていた日数を、日本に帰国してからの日数が超えて光陰矢の如しを実感しております。第7週では東京五輪や欧州CLなどのビッグイベント、そしてアジアサッカー界を法律面から学びました。さらに35回目の誕生日にはクラスメイトからすてきなプレゼントが届き、昼からうれし泣きでした。 東京五輪のワクチン問題にドーピングはどう絡むか1年間の開催延期となった東京五輪がこれからどのような課題に直面するのかについて、IOC委員も務める講師に私も含めて多くの質問が飛び交いました。そ

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          スポーツ法学@オンライン第6週 怒涛のテスト週間を乗り越えてFIFA20のオンライン対戦を配信

          今週は5回ある試験のうち2回目の試験だったので、授業は月曜日のみでした。全4問がそれぞれボリューミーでクラスの誰もが大苦戦。そして週末は長らく温めていた企画をようやく実現できました。 ステイホームな試験だからこそ 法律の観点からスポーツについて学ぶ3学期は5回の試験があり、筆記試験が3回、口頭試問が2回。救済措置はあるにせよ、落第が続くと卒業ができなくなる可能性もあるため誰もが必死です。 授業も試験も教室で実施されていた昨年までとは異なり、全てがオンラインとなった今年は

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          スポーツ法学@オンライン第5週 リバプールのサプライヤー契約を疑似体験してスポーツ興行に携わる人々を理解しては就職戦線やっぱり異常ありだった

          今週も前週に引き続き疑似体験シリーズがあり、楽しみながら世界のトップに君臨するチームのサプライヤー契約事情への理解を深めることができました。他にもスポーツ興行の非常事態において誰がどのような役割を果たすべきかという授業では先生も熱かったです。そしてオンラインでの合同説明会に参加したのですが、リーマンショック時代を思い出しました。 リバプールのサプライヤー契約を疑似体験サッカー界における最高峰の大会である欧州CLを制したリバプールがニューバランス(以下NB)とのサプライヤー契

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          スポーツ法学@オンライン第4週 人気学生アスリートは賃金をもらえるべき?スポンサーと選手の契約交渉を疑似体験

          3学期の授業も残り1か月ほどとなりました。6月中旬からは卒業研究に専念すると思うとあっという間です。そんな第4週では主にアメリカとヨーロッパのスポーツ産業の違いについて(ざっくりとですが)学びました。リバプール大学フットボール産業MBAのMikiさんがそして欧州スポーツビジネス系の大学院で学んでいる日本人の方々を紹介してくださいました。 学生アスリートだって賃金を得るべき?アメリカの大学スポーツ界では大きな収入を生んでいる競技もあるので、それだけの価値を生み出している選手た

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          スポーツ法学@オンライン第3週 シーズン延長だと契約満了日も延長するの?クラスメイトが食糧支援を始めました

          オンラインでの授業にも慣れてきた第3週では選手とチームの雇用関係に関する講義が中心でした。とはいえ金曜日の授業後には学校側から7月中旬の卒業まで全ての講義がオンラインで実施されるとの連絡が。そしてクラスメイトが食糧支援を目的とした寄付型クラウドファンディングを立ち上げました。 コロナ禍における契約日の扱いシーズンが秋に開幕し、春に終了する国々において選手の契約期間は7月1日から翌6月30日までのケースが多いです。そして大会カレンダーも6月30日までに終了するよう設定されてい

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          スポーツ法学@オンライン第2週 持続可能な企業づくりを疑う?からのフットボリスタデビュー

          2月下旬に授業が完全オンライン化してから約2か月が経過しました。今週はUEFA(欧州サッカー連盟)やFCバルセロナなどの有名どころだけでなく、欧州クラブ連盟などこれまで知らなかった組織の法務担当の方々がゲストスピーカーとして講義をしてくださいました。そして表題の通り、サッカー専門誌「フットボリスタ」のWeb版にてデビューしました。詳細は後ほど。 地元のクラブ"も"応援しよう「European Leagues」という欧州のビッグクラブだけでなく、中小クラブも含めた「競技水準が

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          スポーツ法学@オンライン第1週 東京2020延期の背景や就職戦線異状あり?

          4月からの3学期はスイス西部のヌーシャテルという街を拠点とする予定でしたが、現在は各自が自宅ないしは別の場所からオンラインで受講することに。束の間の春休みを終え、いよいよ卒業までのラスト3か月半がはじまりました。 法律の世界でも"It depends"の精神初日に行われた概要説明では「犬お断り」という張り紙があるお店に金魚を連れて入ることは可能かという問いがありました。「犬ではないから問題なし」という意見と「犬とは書いてあるけど、その意図は動物NGということなのでは」という

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          自主隔離2週目 束の間の春休みは動画編集とZoom飲み

          学校のスケジュール上は春休みであったものの、自主隔離中でもあったので引き続き家にこもっておりました。「書くことがない!」と思い当noteの更新を休もうかとも思ったのですが、書くことがないことが事実だと前向きに捉えて更新します。内容が薄くなりましたこと予めご了承ください! のんびり動画編集 FIFAマスターのことをもっと知ってほしいと思い、昨年9月の入学時から企業訪問や学期ごとに振り返り動画を作成して学校のインスタアカウントで公開してもらっています。今回もミラノでの2学期の

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          自主隔離1週目 オンラインで課題提出と新たな出会いと

          日本に一時帰国をして早10日ほど。気持ちの整理は少しずつできているものの、一日の中でふと「なんだかなー」と気が滅入るひと時があるのも事実。とはいえ連絡を頂いたり、提出期限を延ばしてもらった4つの課題提出などに取り組んでおり、振り返ってみれば充実した時間を過ごす事ができています。 クラスメイトたちとのつながり 今回のトップ画像でも使ったこの写真はクラスメイトたちとZoomで電話をした時のものです。地図上で言えば東の果てはオーストラリアから西の果てはコスタリカ、時差は最大17

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          ミラノ最終週 大急ぎでミラノからスイスへ脱出してから日本に一時帰国

          今回のnoteはコロナウイルスに振り回された2週間を時系列で振り返ります。これまで毎週更新できた中でついに毎週更新が途絶えてしまいましたが、どうかご了承いただけますと幸いです。 まず、ミラノの自宅で友人たちとの夕食を楽しんでいたらイタリア政府が国境を封鎖し始めると発表し、急遽ミラノからスイスへ移動。そして学校がスイスに用意してくれたログハウスで1週間ほど過ごしていたら、4月から始まるスイスでの3学期の授業もしばらくオンラインになるとの連絡が。先行きが不透明かつ状況がすぐに改

          ミラノ最終週 大急ぎでミラノからスイスへ脱出してから日本に一時帰国

          ミラノ第8週 コロナウイルスの影響で授業は全てオンラインだけどルームメイトに救われる

          コロナウイルスはイタリアにて日に日に勢力を強めており、私たちが拠点にしているミラノ市があるロンバルディア州は感染者が特に多いので教育施設を始め人が集まる施設やイベントは次々と閉鎖・延期・中止に追い込まれています。そのため今週の授業は全てライブ配信にて実施されました。 また、今週末だけでなく、先々の予定も中止になるなど気が滅入ってしまう1週間であり、今回のnoteもそんな話題ばかりになってしまっておりますことご了承ください。 オンライン授業の難しさともどかしさを痛感 大学

          ミラノ第8週 コロナウイルスの影響で授業は全てオンラインだけどルームメイトに救われる