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満員電車の中、肘でどついてくる人は視野が狭い。

満員電車ホントしんどいですよね。


僕めっちゃ苦手です…。

あれについてふと思ったことをシェアします。


満員電車に乗っていると、当然人がいっぱい入ってきて、押されることが良くあります。


これは一種の不可抗力ですが、後ろから押されて、前のおじさんにもたれかかる形になってしまうことがまれにあります。


これをすると、そのおじさんは僕を肘で小突いてきます。そして、舌打ち。


まぁ、僕はこういうのは全くイラっとしないたちなので、そのおじさんがなぜ僕に舌打ちをしてくるのかは本気で理解しかねるのですが、この状況をメタで俯瞰したときにちょっと面白いことに気づきました。


これ、世間で「搾取」されている沸点の低い大衆に似ているなと思ったんです。


冷静に考えて、僕がそのおじさんの方に倒れた理由について僕に一切の非はなく、もっと別のところに原因があるのは明白です。


それは僕を押した人かもしれないし、その押した人を押した人かもしれないし、その押した人を押した人を押した駅員かもしれません。


もはや、満員電車に乗らないといけなかったり(タクシーに乗れない)、会社付近に住まない自おじさん自身のせいかもしれません。


でも、それらのことは一切考えず、目の前にいる僕に全てのイライラをぶつけてくるんです。


これってよくある構図ですよね。


例えば、ある労働者が「資本家」ではなく、工場長(目先で身近な存在)に対してしか怒りを抱かないようなものです。


小林多喜二の「蟹工船」みたいですね。


船のリーダーがずっと敵かと思っていたら、もっと上にいる資本家が本当の敵だったのか、と悟るシーンはまさにこれですよ。


マニュアルに沿って働いているだけのコンビニ定員に仕組みの文句を延々に言っているクレーマーとかもこれですよね。


人の視野がいかに狭いかを物語っていますよね。


ここで、僕だったら、お互いに助け合うことを考えるし、もっと言えば、イライラしている時はタクシーに乗れるような働き方にしたいなと素直に思いました。


僕は物理的攻撃への耐性が強い(空手やってた)し、基本的にその程度(満員電車で押されたこと)でイライラすることはないのですが、素直にこんな大人はダサいなと感じました。


もちろん、イライラする気持ちはわかるし、何か嫌なことがあった可能性もあるので、そのおじさんが悪いとは言いませんが、もっと根本的解決の方に少しでもエネルギーを割いてくれればうれしいなと切に願います。



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