ラブラブ光線銃【中編】
ダメ夫は大学でロボット工学を学んでいた。
専攻はロボット制御であるが、AIプログラミングも趣味で作っていた。
研究のテーマとして、「AIで未知の天体を観測するシステム制御」だった。
要は映画一万本に及ぶ膨大な星空のデータをAIで解析し、ごく僅かな変化を見つけ出して、お役御免になりかけた観測所の望遠鏡を使って、高性能動画センサを取り付けて夜空全体を短時間で撮影して、未発見の彗星や小惑星を瞬時に解析させるモノである。
ダメ夫の作っていたAIはある程度人格を備えた自立型でディープラ