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ダイバーシティとわたし

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障害のある人、高齢の人、LGBTの人など、多様な人たちについて考えたり、一緒に過ごしたりしたことに関する記事です。
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#アラカン

年老いた母が「自己選択」をする

年老いた母が「自己選択」をする

年老いた母は、自分で選んだり、決めたりする機会がほとんどありませんでした。最近、車椅子に乗るようになり、母なりの自己選択の機会が増えました。私にとっても嬉しい経験でした。

膝が痛いから引きこもる それなら痛くない方法で外に出よう
母は、まさに「閉じこもり」。家の外には全く出ません。介護サービスも使いません。人と接することもほとんどありません。体のあちこちが痛く、動くのもやっと。家でじっとしている

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89歳の母の「自己選択」について再び考えてみる

89歳の母の「自己選択」について再び考えてみる

閉じこもり(*)の生活を送っていた母が、車椅子に乗ることで、好きなものを選び、自分で決める機会ができつつあります。「母らしさ」が垣間見られ、嬉しく思っています。
(*)外出したがらず家の中にいる高齢の方をを「閉じこもり」と表現している書籍がありました。母の様子を表すのには「引きこもり」よりも「閉じこもり」の方が合っていると思いました。

タイトルに「再び考えてみる」とあります。1回目に考えてみた記

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89歳の母とテレビのよい関係

89歳の母とテレビのよい関係

89歳の母は、テレビを見たり本を読んだりして大半の時間を過ごしています。

母とテレビのことで少し考えることがありました。

「年老いてテレビばっかり見てると認知症になりやすい」と複数のメディアでよく伝えられています。
最近読んだ本にも次のように書かれていました。

「ふん、ふん、その通りだなあ」と思って読んでいました。

テレビダラダラ→心も体もダラダラ→頭も体も動かない→考える力が育たない、も

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母との関わりをユニバーサルマナーの視点で見直す

母との関わりをユニバーサルマナーの視点で見直す

「ユニバーサルマナー」とは「多様な方々へ向きあうためのマインドとアクション。”自分とは違う誰かの視点に立ち行動する”ことを特別な対応ではなく、『こころづかい』の一つと考える。」とある。
ユニバーサルマナー、ユニバーサル検定については、以下を参照してください。

ユニバーサル検定(ミライロ主催)のため、「つながるUDーハレの日とUD」というセミナーを受講した。

車椅子ユーザーと聴覚障害者が、自分た

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ユニバーサルマナーについて再び

ユニバーサルマナーについて再び

先日、ユニバーサルマナー検定1級の受講をし、最後のレポートを提出したところだ。
私の記録としても、今考えているユニバーサルマナーについて、再び記事に書こうと思う。

前回の記事はこちら。

「ユニバーサルマナー」とは「多様な方々へ向きあうためのマインドとアクション。”自分とは違う誰かの視点に立ち行動する”ことを特別な対応ではなく、『こころづかい』の一つと考える。」とある。
ユニバーサルマナー、ユニ

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