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JBL - HISTORY

世界有数のスピーカーブランド「JBL」の誕生と発展の物語



〈目次〉

1.JBLについて
2.JBLの創設
3. 1940’S
 超高性能スピーカーユニットを開発
4. 1950’S
 初のプロジェクトモデルHartsfield
 ステレオ時代の傑作スピーカーParagonの
 誕生
5. 1960’S
 多くの高性能スピーカーシステムを展開
6. 1970’S
 プロフェッショナル・ディビジョン発足
 プロ音響の世界に本格参入
7. 1980’S
 プロ機の性能を持った
 新たなフラグシップスピーカーを開発   
8. 1990’S
 CONTROL SERIESなどが世界中でヒット 
9. 2000’S
 個性的マルチメディアスピーカーの登場
10. 2010’S
 新スタジオモニターシリーズを投入
11. 2020’S
 2021年には創立75周年を迎え
 さらなる信頼と実績のオーディオブランドへ


1.JBLについて
美しい外観とプロ・サウンドを両立した家庭用スピーカーの開発を目指して設立された。
設立以来、世界中のあらゆる音楽が関わるシーンで、プロアマ問わず信頼され、愛用され続けている、世界最大級のオーディオメーカーである。


2.JBLの創設
映画産業、音楽産業に多大な功績を遺したエンジニア「James B. Lansing」。
彼は1946年にプロ機器の性能を持った美しい家庭用スピーカーの製造を目指しLansing Sound Inc.を創立した。

後に「James B. Lansing」のイニシャルを冠した『JBL』ブランドの誕生となった。

James B. Lansing


3. 1940’S
超高性能スピーカーユニットを開発


初のアルニコマグネットを採用した15インチワイドレンジスピーカーD130などの超高性能スピーカーユニットが開発された。

高性能ユニットを化粧箱に収めた家具調のスピーカーシステムを次々に市場へ投入。同ユニットの系列は、今でも多くのオーディオマニアに愛用される。

超高性能スピーカーユニット
15インチワイドレンジスピーカーD130


4. 1950’S
初のプロジェクトモデルHartsfield
ステレオ時代の傑作スピーカーParagonの誕生


亡くなった創設者ランシングが夢見た理想の追求。残されたJBLスタッフは創始者の夢を叶えていきたいと考えた。

こうしてJBLは、「会社全体のプロジェクトとして製品を造り上げていくスタンス」を築き上げていった。  

JBL全社初のプロジェクトモデルとして、大型のスピーカーシステム『D30085 Hartsfield』が開発された。である。

続いて、オールホーン式一体型ステレオスピーカーシステム 『D44000 Paragon』が開発された。『D44000 Paragon』はその高い音響性能と美しく完成されたデザインにより、JBLを代表するフラグシップモデルとして以後30年間にわたり君臨しつづけた。

初のプロジェクトモデル 大型のスピーカーシステム
『D30085 Hartsfield』


オールホーン式一体型ステレオスピーカーシステム 『D44000 Paragon』


5. 1960’S
多くの高性能スピーカーシステムを展開


歪の大幅な低減を果たしたLE(リニア・エフェシェンシー)シリーズ・スピーカーユニット群が開発された。

そして、これらを搭載した新しい家庭用スピーカーシステム 『D50S8R Olympus』などが次々とリリース。

日本中のジャズ喫茶、ミュージックパブなどで定番スピーカーとして導入され、多くのJAZZファンに愛された。

LE(リニア・エフェシェンシー)シリーズ
スピーカーユニット群の一例


『D50S8R Olympus』
家庭用スピーカーシステム


6. 1970’S
プロフェッショナル・ディビジョン発足
プロ音響の世界に本格参入


プロ音響市場からのリクエストに応えプロ機器の製造に本格参入。新たにプロ市場向けユニット群が開発された。

特にブルーバッフルを用いた『Model 4300 Series』スタジオモニターは、ジャズ・ロック・ポップスファンを中心にマニア重涎のスピーカーとして支持を集めた。

『Model 4300 Series』スタジオモニタ


7. 1980’S
プロ機の性能を持った
新たなフラグシップスピーカーを開発

新たなステレオ時代のフラグシップモデルとして『DD55000 EVEREST』が開発された。

続いて、最新高性能ユニットを搭載した『K2 S9500』がリリース。

その鮮烈なサウンドは今もオーディオマニア、音楽ファンを魅了している。

『DD55000 EVEREST』


『K2 S9500』


8. 1990’S
CONTROL SERIESなどが世界中でヒット


マルチパーパス・スピーカーとして登場した『CONTROL SERIES』が音楽用、ホームシアター用、また店舗BGM用スピーカーとしても世界中で大ヒットした。

車載用スピーカーやアンプ、PC用にもJBLスピーカーが採用された。
あらゆるフィールドでJBLロゴを目にする機会が増えた。

『CONTROL SERIES』①


『CONTROL SERIES』②


9. 2000’S
個性的マルチメディアスピーカーの登場


最新素材と最新技術を用いたプロ機譲りの高性能ユニット類を開発。

『K2 S9800』 『EVEREST DD66000』などのフラグシップ級モデルが市場から絶大な支持を受ける。

iPodドックスピーカーなど個性的なデザインのスピーカーを投入し新たなJBLファンを獲得。

『K2 S9800』



『EVEREST DD66000』


iPodドックスピーカー


10. 2010’S
新スタジオモニターシリーズを投入


フラッグシップモデルに続き、『4367』などスタジオモニターシリーズが充実し、オーディオマニアを魅了した。

また、小型アクティブスピーカーもiPodドック式からワイヤレス、USB、AI Linkへと発展をとげた。


『4367』


小型アクティブスピーカー  例


11. 2020’S
2021年には創立75周年を迎え
さらなる信頼と実績のオーディオブランドへ


魅力的なスピーカーシステム、オーディオコンポーネントを市場に投入すべく、日夜、先進的な製品開発に取り組んでいる。

これからも斬新なアイディアと実績ある技術でオーディオマニアを魅了する製品作りが期待されている。


参照元: 「JBL HERMAN」ホームページ

以上

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