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新鮮な食へのこだわり (インド滞在録#15)

(2018年夏に、会社の海外派遣プログラムで、インドのプネにある環境NGOでインターンしていた際の滞在録です。現地での体験や、日頃の気づきなどを、ゆるゆると綴っています) 
ーーーーーーーーーーーーーーーー インドには、二種類の牛乳がある。 一つは、パックタイプ、もう一つは写真のような袋入りタイプだ。 パックの方は、日本同様、保存料等も入って賞味期限が比較的長く、保存に適している。袋入りの方は、絞り立て・保存料不使用で、賞味期限は2~3日と非常に短い。 前者の方が使い勝

    • サブウェイでの教訓 (インド滞在録#14)

      (2018年夏に、会社の海外派遣プログラムで、インドのプネにある環境NGOでインターンしていた際の滞在録です。現地での体験や、日頃の気づきなどを、ゆるゆると綴っています) 
ーーーーーーーーーーーーーーーー インド料理は大好きなのだが、さすがに毎日続くと飽きてくる。 そんな時に頼りになるのは、世界チェーンのSUBWAYやマックである。 はじめてSUBWAYに入店した際の話。 注文方式は万国共通で、サンドイッチを注文すると、「野菜は?量は多めが良い?」と丁寧に聞いてくれる。

      • 文字通り「山積」する、インドのゴミ問題 (インド滞在録#13)

        (2018年夏に、会社の海外派遣プログラムで、インドのプネにある環境NGOでインターンしていた際の滞在録です。現地での体験や、日頃の気づきなどを、ゆるゆると綴っています) 
ーーーーーーーーーーーーーーーー インドは、世界第三位のゴミ大国で、年間6200万トンのゴミが排出される。その内収集されるのは8割、内処理されるのは3割にも届かない。 その他大量のゴミがどうなるかというと、放置されるか、埋め立てられるか、燃やされるかである。放置されたゴミは川の水を、分別されず焼却された

        • 企業に求められるCSRとは (インド滞在録#12)

          (2018年夏に、会社の海外派遣プログラムで、インドのプネにある環境NGOでインターンしていた際の滞在録です。現地での体験や、日頃の気づきなどを、ゆるゆると綴っています) 
ーーーーーーーーーーーーーーーー インドは、世界で唯一、CSRを法律で規定している国家である。 2013年制定の"company act"で、企業利益の2%以上を社会貢献に利用することに、法的拘束力を持たせている。 本システムの良し悪し・効果は別として、企業の社会的責任がインドでは大きな注目を集めてい

        新鮮な食へのこだわり (インド滞在録#15)

        • サブウェイでの教訓 (インド滞在録#14)

        • 文字通り「山積」する、インドのゴミ問題 (インド滞在録#13)

        • 企業に求められるCSRとは (インド滞在録#12)

          インドの日本語学生に学ぶこと (インド滞在録#11)

          (2018年夏に、会社の海外派遣プログラムで、インドのプネにある環境NGOでインターンしていた際の滞在録です。現地での体験や、日頃の気づきなどを、ゆるゆると綴っています) 
ーーーーーーーーーーーーーーーー 週末、現地インターンコーディネーターに、「日本語学校の生徒たちにEurekaさんを紹介したいので、一緒に学校に来てくれますか?」と誘われた。 誘いを快諾し、迎えの車に乗り込んだ直後、「今日は修了試験の日です。Eurekaさんには、口頭審査の審査員になってもらいます」と

          インドの日本語学生に学ぶこと (インド滞在録#11)

          インドの映画館 (インド滞在録#10)

          (2018年夏に、会社の海外派遣プログラムで、インドのプネにある環境NGOでインターンしていた際の滞在録です。現地での体験や、日頃の気づきなどを、ゆるゆると綴っています) 
ーーーーーーーーーーーーーーーー 今一番面白いボリウッド作品は何か、とインド人同僚に質問した所、「STREE」というホラー・コメディー映画が大ヒットしているとの情報を入手した。 「字幕なしのヒンディー語だから、面白く感じないかもだけど」と忠告されるも、観てみないことには、面白く感じないことすらできない

          インドの映画館 (インド滞在録#10)

          旅先での接点 (インド滞在録#9)

          (2018年夏に、会社の海外派遣プログラムで、インドのプネにある環境NGOでインターンしていた際の滞在録です。現地での体験や、日頃の気づきなどを、ゆるゆると綴っています) 
ーーーーーーーーーーーーーーーー 現地の人との接点で心がけている点を、二つ紹介する。 一つは、一期一会を意識し、真摯にコミュニケーションを取ることだ。海外を旅していると、人と話すことに食傷気味になるほど、色んな人との出会いがある。 インドでも、特に田舎へ行けば、どこから来たの?どこへ行くの?写真を撮

          旅先での接点 (インド滞在録#9)

          多民族・多宗教国家であるということ (インド滞在録#8)

          (2018年夏に、会社の海外派遣プログラムで、インドのプネにある環境NGOでインターンしていた際の滞在録です。現地での体験や、日頃の気づきなどを、ゆるゆると綴っています) 
ーーーーーーーーーーーーーーーー 多民族・多宗教国家であるインドを形容する標語に、「unity in diversity」というものがある。インド人であれば、誰もが聞いたことのあるフレーズだ。 写真は、プネから車で5~6時間ほどの所にある、エローラの遺跡群の写真だ。を掘って作られたという石窟寺院は、圧

          多民族・多宗教国家であるということ (インド滞在録#8)

          仕事選びの条件と日印間の感覚差 (印度滞在録#7)

          (2018年夏に、会社の海外派遣プログラムで、インドのプネにある環境NGOでインターンしていた際の滞在録です。現地での体験や、日頃の気づきなどを、ゆるゆると綴っています) ーーーーーーーーーーーーーーーー インド人同僚への奇妙な質問行為が、いつしか”Eureka's Question Time”として定例化してきたある昼休み。「仕事を選ぶ上での条件」について聞いてみた。 すると、即答で「job description and salary」と返ってきた。 「普通すぎてネタ

          仕事選びの条件と日印間の感覚差 (印度滞在録#7)

          おしゃれの形も、生活スタイルを踏まえ (インド滞在録#6)

          (2018年夏に、会社の海外派遣プログラムで、インドのプネにある環境NGOでインターンしていた際の滞在録です。現地での体験や、日頃の気づきなどを、ゆるゆると綴っています) ーーーーーーーーーーーーーーーー インドでも、女性が爪にマニキュアを塗る「ネイル」は一般的なファッションである。 ある日、会話中に女性社員の手を見て気付いたのが、片手のみにネイルをしていたことだ。 気付いた当時は、「朝時間がなくて作業半ばで出社したのかな~」などという安直な憶測をしていたのだが、改めて

          おしゃれの形も、生活スタイルを踏まえ (インド滞在録#6)

          "Clean Pune, Green Pune" プネが環境都市を標榜する理由は? (インド滞在録#5)

          (2018年夏に、会社の海外派遣プログラムで、インドのプネにある環境NGOでインターンしていた際の滞在録です。現地での体験や、日頃の気づきなどを、ゆるゆると綴っています) ーーーーーーーーーーーーーーーー プネの道路には、各所に"clean pune, green pune”の標語が掲げられている。 ショッピングバックはあたり前、再生可能資源利用への高い意識等、街レベルでの環境への注目度の高さは別エピソードにて先述の通りである。 プネは工業都市として発展著しく、環境問題が

          "Clean Pune, Green Pune" プネが環境都市を標榜する理由は? (インド滞在録#5)

          第一言語はマラティー、第二言語はヒンディー、第三言語は英語、第四は・・・? (インド滞在録#4)

          (2018年夏に、会社の海外派遣プログラムで、インドのプネにある環境NGOでインターンしていた際の滞在録です。現地での体験や、日頃の気づきなどを、ゆるゆると綴っています) ーーーーーーーーーーーーーーーー インドでは、「15マイルごとに方言が変わり、25マイルごとにカレーの味が変わる。100マイル行けば言葉が変わる」という慣用句がある。 言語だけでも数千に上ると言われており、国土が広大で言語のルーツも異なる為、言語の違いというのは、日本の方言どころの話ではないようだ。

          第一言語はマラティー、第二言語はヒンディー、第三言語は英語、第四は・・・? (インド滞在録#4)

          マイバッグはあたり前、紙ストローも広く浸透 (インド滞在録#3)

          (2018年夏に、会社の海外派遣プログラムで、インドのプネにある環境NGOでインターンしていた際の滞在録です。現地での体験や、日頃の気づきなどを、ゆるゆると綴っています) ーーーーーーーーーーーーーーーー 日本のニュースでも、昨今話題を集めている「紙ストロー」であるが、インドのローカルコーヒーチェーンでは、既にストローは紙製である。 そもそも、冷たい飲料注文時にもストローは自ら頼まないと出てこない。 それに加えて、カップ容器自体がホット用・コールド用で一緒である。 コール

          マイバッグはあたり前、紙ストローも広く浸透 (インド滞在録#3)

          マッチングサイトはお見合い仕様も?! (インド滞在録#2)

          (2018年夏に、会社の海外派遣プログラムで、インドのプネにある環境NGOでインターンしていた際の滞在録です。現地での体験や、日頃の気づきなどを、ゆるゆると綴っています) ーーーーーーーーーーーーーーーー 欧米でも、日本でも、今や世界各所で”婚活”世代に向けた、オンラインマッチングサイトが広く普及してきている。 インドにも同様のサイトは存在するが、特殊なのが、「お見合い」用のマッチングサイトが主流であるという点だ。つまり、親が相手のプロフィールを確認し、相手親にコンタクト

          マッチングサイトはお見合い仕様も?! (インド滞在録#2)

          休憩は朝・昼・夕の計3回 (インド滞在録#1)

          (2018年夏に、会社の海外派遣プログラムで、インドのプネにある環境NGOでインターンしていた際の滞在録です。現地での体験や、日頃の気づきなどを、ゆるゆると綴っています) 
ーーーーーーーーーーーーーーーー インドの企業では、勤務時間中に、朝・昼・晩と3回の休憩が与えられる。 日本では、昼食に1時間が割り当てられるのに対して、インドでは昼食30分、朝食15分、夕方休憩15分といった配分である。(これもまた「インド時間」なので、時間の決まりはあってないようなものであるが・・・

          休憩は朝・昼・夕の計3回 (インド滞在録#1)

          敦煌のオアシス

          「我 謝! 我 愛 窓!」 西安から敦煌まで向かう列車の中、当てずっぽうの中国語をノートに書き、隣の席に座る女の子に差し出す。 慢性的丸顔を治すために、高校時代から勤しんできた「顔痩せ舌回し体操」で鍛えてきた顔筋たちを、フル稼動させながら「ごめんね」の表情を作る。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 2013年、大学4年生の夏休み。 苦しかった就職活動も無事に終わり、学生最後の長期休みを使って、 ユーラシア大陸横断の旅に出た。 中国の青島、北京、西安、敦煌、新疆ウイ

          敦煌のオアシス