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第一言語はマラティー、第二言語はヒンディー、第三言語は英語、第四は・・・? (インド滞在録#4)

(2018年夏に、会社の海外派遣プログラムで、インドのプネにある環境NGOでインターンしていた際の滞在録です。現地での体験や、日頃の気づきなどを、ゆるゆると綴っています)
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インドでは、「15マイルごとに方言が変わり、25マイルごとにカレーの味が変わる。100マイル行けば言葉が変わる」という慣用句がある。

言語だけでも数千に上ると言われており、国土が広大で言語のルーツも異なる為、言語の違いというのは、日本の方言どころの話ではないようだ。

正式な国語はヒンディー語であるが、日常会話で盛んに使われるのは、州毎の言葉であるとのこと、母語でない州に移住する際は習得に苦悩するようだ。

同時に、”プロフェッショナル”な言語としては英語が広く認知されており、学術・ビジネスシーンでは英語常用とのこと。

上記の基本言語だけでも3種で、これを使いこなすインド人には脱帽であるが、大学レベルでは、加えて第4言語の習得が一般的だと言う。

大学生や知識層と話す機会もあり、話を聞いていると、第4言語として「ドイツ語」を選択する人が多い点が印象的だった。

経営学を専攻するある学生に理由を聞いた所、「ドイツからのスカラーシップは充実しているから、ドイツ語学習は将来の選択肢拡大につながる」との回答だった。

インドの田舎町で、ドイツ語が外国語として主要地位を占める、意外な発見であった。

今後少子化と人材不足が予見される日本において、海外の優秀な人材獲得は死活問題である。グローバルに繰り広げられる人材獲得合戦に、日本も乗り遅れてはならないだろう。

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以 上

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