マイバッグはあたり前、紙ストローも広く浸透 (インド滞在録#3)
(2018年夏に、会社の海外派遣プログラムで、インドのプネにある環境NGOでインターンしていた際の滞在録です。現地での体験や、日頃の気づきなどを、ゆるゆると綴っています)
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日本のニュースでも、昨今話題を集めている「紙ストロー」であるが、インドのローカルコーヒーチェーンでは、既にストローは紙製である。
そもそも、冷たい飲料注文時にもストローは自ら頼まないと出てこない。
それに加えて、カップ容器自体がホット用・コールド用で一緒である。
コールドを注文しても、(日本のようなプラ容器でなく)紙製カップが出てくるのだ。
個人的には、氷の入った冷たい飲料をプラカップ+ストローで飲むのは、見た目にも耳にも清涼感があって好みなのだが、改めて考えると、温・冷の飲み物であえて容器を変える必要性は果たしてあるのだろうか?CO2排出・環境への負荷を考えると、非合理的であることに今更ながら気付く。
ストローに話を戻すと、そもそもストローって何でいるんだっけ?と脳内ゲシュタルト崩壊が起き始めるほど、日常生活を営む我々の”仕様”は改善余地があるように感じる。
日本において、環境問題を「自分事」として捉える機会は滅多にないが(問題がないわけではなく、顕在化していないだけともいえるが)、海外に出て様々な事象を相対化することにより、新しい気付きがあるのは面白い。
無頓着に、「当たり前」をこなすことこそが、気付かぬ内に悪い循環を引き起してしまうのだということを痛感した。
以 上
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