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お菓子の裏側

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あらゆるジャンルのフランス菓子を食べて、作って、教えて、取材してかれこれ30年。それでも、まだまだ迷路に舞い込んでは、美味しいお菓子とは何ぞや?を追求する日々。しかし、ある日その… もっと読む
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2020年8月の記事一覧

産経新聞にて、スイーツコラムの連載始まりました!

産経新聞にて、スイーツコラムの連載始まりました!

本日より産経新聞誌上にて、コラム”大森由紀子のスイーツの世界”を連載せていただきます。

ぜひご覧下さい!

とらやパリ40周年記念、和菓子とフランス菓子比較展開催!

とらやパリ40周年記念、和菓子とフランス菓子比較展開催!

9月26日から赤坂の虎屋ギャラリーで開催される「ようこそ!お菓子の国へー日本とフランス甘い物語」展の監修をさせていただきました。

この催しは、とらやパリ店40周年記念展示ということで、テーマは「日仏の菓子くらべ」です。和菓子とフランス菓子を並べて、日本とフランスのスイーツが歩んできた道やその文化の比較、背景を紹介。これらを知る機会は、なかなかないものです。

ピエール・エルメ・パリの協力も得、来

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プロヴァンの伝統菓子。プロヴァンスじゃないよ。

プロヴァンの伝統菓子。プロヴァンスじゃないよ。

おはようございます🌞今日も暑い!のに6時からキッチンをガンガン冷やして、カーディガン着てパートをカット。

このフィユタージュはPicardで買いました!ダメもう自分で何回も折るの、五十肩治ったと思ったら、連日の撮影の仕込み続きでまた痛み再発。

パリ南東近郊のバラの町プロヴァンの伝統菓子、二フレット。デベソが可愛い。ここは昔は外国にもバラ輸出していた。以前ここのバラの絵展を渋谷のB村でやってい

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パリジャンとつけば洗練のお味!

パリジャンとつけば洗練のお味!

フラン・パリジャン焼けました!

パリジャンなんて名前ついてますけど、これも
ファーブルトンやクラフティーなどのブーイ、ようするにお粥から発展したお菓子の最高峰。
だからパリの。と付きます。

マカロンも地方に色々あるけど、結局パリのあのらカラフルなマカロンが一番洗練されていて、マカロン パリジャンと呼ばれる。

むかーし、お菓子のマック、ケーキングの取材でパリのフラン食べまくって記事書きましたが

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フランス革命がなければ、その存在が知られていなかった?ナンシーのマカロン!

フランス革命がなければ、その存在が知られていなかった?ナンシーのマカロン!

フランスの地方のマカロンの中では一番有名かな?ロレーヌ地方のMacarons de Nancyナンシー
のマカロンです。Macarons des Soeursと呼ばれていますね。Soeurというのは妹または姉という意味ですが、もう一つ意味があって修道女(英語もシスター)のことを言います。

修道女のマカロン。なぜ? なぜかというとフランス革命後修道女たちは、修道院が破壊されて(でも革命でなんで修道

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