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知的障がい児・者の芸能活動から学んだ姿勢と人生選択

2017年の一年間、K’sスペシャルニーズエンターテイメントにてパフォーマンス講師をさせていただいていました。

K’sスペシャルニーズエンターテイメントとは:

「日本初知的障がい児・者の芸能活動」を株式会社ケイプランニング芸能部から10年目にして更なる飛躍を目的として独立させた社団法人で、障がい児・者の為の芸能スクール及び芸能活動の支援を行う。

(タイトル画像に全員収まりきらず再度貼りました。)

写真は舞台「翼を広げて」の出演者とスタッフ陣です。ゲストにたけし軍団の井手らっきょさん、元宝塚星組トップ娘役渚あきさん、ダンサーTakaheroさんをお迎えして。私は稽古時/本番当日は舞台上サポート兼出演をさせていただきました。

様々な意見が聞かれそうですが、障害者を障害者が演じることは海外、特に欧米ではとてもメジャーで、その個性と境遇を生かして映画やドラマ・イベントに出演をする等といった活躍をしてる方達が日本にも居ます。

私がパフォーマンス講師として携わらせていただくことになったのは、元々こちらのスクールでゴスペルフラの講師をされており同じ教会に通っていた方から「役者経験のある講師を探している」とお誘い頂いたことがきっかけでした。

個人的にも私の兄が亡くなる前は身体障害者だったので、幼年期から病院内や養護学校で知的障害のある方達とも接することが多く、非常勤でしたし一年という長くはない期間の従事とはいえ必然的に導かれたことだったように感じています。

障害のある方々やそのご家族にとって将来の仕事について考えることは健常者以上に悩みの種となりますが、近年は毎年様々な企業で雇用枠を設けられる・ソーシャルメディアを通した活動の可能性が発見される等、機会と窓口の増えていること、良い傾向であると思います。

〜誰しもが自分に出来ること・素質の活かし方を考えながら人生選択をしていく。〜

多くの人々以上に生活的支障があり選択肢の狭まりやすい彼らでありながら、その事を卑下するよりも自分達の個性や境遇を【与えられたギフトで特権】とさえ捉え邁進している姿を見ると力づけられましたし、何よりカッコよかったです。




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