見出し画像

【写真館599】分からないことを分からないまま持つ勇気

今日の一枚はコチラです。

名古屋城の西南隅櫓近くにある、石垣です。

先日、このあたりでぼんやりしていました。何を考えるでもなく、何を見るでもなく、ぬぼぉっとあたりを見ていたのです。そのとき急に、目に入ってきたのがこの石垣でした。

この石垣、もちろん築城当時からあるものです。が、それはともかくものっそいパステルグリーンな色をまとっていて、私にはそれがとても不思議に思えたのです。

お城に詳しい知り合いに聞いても「一回焼けてるからねぇ…くらいしか分かんない」と言われました。

銅が参加して緑青になるように、石に含まれる何某かの成分が酸化して、さらに風化してこの色になった…??

もしかすると、この写真をGoogleさんに見せれば、すぐさまその答えは出てくるのかもしれません。ですが、私はあえてそれをしませんでした。その行為に対して、ちょっと違和感があったからなのですが…

なぜ違和感があったのだろう?と思ったとき、ふと頭に浮かんだのが「疑問を疑問のまま持っておく勇気」という言葉でした。

特に、誰か偉い人の言葉というのではないのですが(笑)何となく、それは大切なことであるように感じて、この石の色を疑問のまま持っておくことに決めたのです。

今はAIという「集合知」が発達していますから、日頃湧く疑問はすすっと答えを知ることができます。でも、所詮「集合知」だよなぁなどと思ったりなんかもして。勿論、それが大切な役目を果たす場面があることは重々理解しているのですが。

それでも、疑問を疑問として持っておくことは自分の知識を広げるうえで、存外大事なのではないかなと思ったりもするのです。私のなかの小さな反抗期(笑)

ただただもの知らずなだけとも言えますが(滝汗)、分からないことを「分からない」と一旦腑に落とすこと、その上で、その疑問をあちこちから眺めてみることって今の時代だからこそ大切なのではないかなと思ったりしたのでした。


■おすすめ記事

■桜のころにまた会おう

■あの時教えて欲しかった国語の疑問⑥―古文って、結局何がおもしろいの?

■大河ドラマ『光る君へ』をめぐる旅③―越前 大河ドラマ館へ行ってきました

■大河ドラマ『光る君へ』第1話「約束の月」感想―中関白家と円融天皇と

■2024年度共通テスト国語について②―古典(古文、漢文)のこと


■おすすめマガジン

■えりたの花を楽しむマガジン

【写真館】noteのなかから、お花の写真記事を選んでまとめました。現在は桜の記事をぐぐっと集めてあります。記事を読みながら、お花見気分も味わっていただけたらと思います。

■えりた写真館マガジン

【写真館】noteとして投稿した500本を超える記事のなかから厳選し、まとめました。記事は随時増やしていきます。

■大河ドラマ『光る君へ』関連マガジン

大河ドラマ『光る君へ』に関連する記事をすべて収めてある無料マガジンです。毎話の感想や、深掘りするための参考本の紹介などもこちらにあります。

■大河ドラマ『光る君へ』を100倍楽しく見るために

2024年の大河ドラマ『光る君へ』をより楽しく深く見られるヒント満載のマガジンです。

■えりたマガジン

有料記事が全部入ったお得なマガジンです。これからも週に複数本更新していきます。

■大人ほど役立つ学び直し国語

すぐに使えるnoteの書き方や、あのとき解けなかった国語の問題の謎について書いています。

んじゃ、また。


この記事が参加している募集

#国語がすき

3,801件

#日本史がすき

7,185件

記事をお読みいただき、ありがとうございます。いただいたサポートはがっつり書籍代です!これからもたくさん読みたいです!よろしくお願いいたします!