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【写真館707】大好きな劇場へ

今日の一枚はコチラです。

8月の終わりに、帝国劇場へ行きました。帝劇クロージングタイトルである『モーツァルト!』を観るためです。

武将隊の家臣になる前、私の趣味欄には「舞台鑑賞」と書かれていました。若い頃からずっと、年間40本は観るほど、観劇が大好きでした。名古屋では公演が組まれていない作品や、名古屋公演に日程が合わない作品を観るための県外遠征も、躊躇なくするほど大好きだったのです。

全国にある劇場へ赴きましたが、その中でも特に好きだったのが、この「帝国劇場」でした。

ロビーにただよう重厚な空気。さまざまな演者さんやスタッフさん、観客の時間や思いを吸いこんでいるであろう座席。過去が積み重なって現在のあることを、言外にあたたかく教えてくれるあの空間が大好きだったのです。

その帝国劇場が、2025年2月に一旦閉館することを聞き、心のどこかにぴりりと罅が入ったような感覚を持ちました。

もちろん、安全のためだったり、未来のためだったり。改修工事が大切なのは重々承知の上で。それでも積み重なった、あの時間たちが空へ還ってしまうことに一抹どころではない寂寥感が湧いてくるのです。

そんなこともあり、この日かなり無理やりのスケジュールで、弾丸遠征を敢行しました。でも、一歩中に入ってしまえば、こちらのそんなもにょりとした気持ちも全部包んでくれる、いつもの帝国劇場でした。……うん、とても幸せでした。


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