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お金の思い込みができた理由

やっと書ける時が来たので、ただの自己満足ですが、私のお金の思い込みができた記憶を書いてみようと思います。
けれど、、ほんとに重いので、読むのイヤになるかも。

結論から言うと、私のお金に対する思い込みは父から引き継いだものです。
父や家族の黒歴史と思っていたから、これまでどんなに親しい友達にも隠してました。今は父もしくは家族の勲章のように感じます。思い込みを紐解いた時に起こる不思議現象。

私が幼稚園の時です。
事業を立ち上げていた父は、信じていた知人に裏切られ、多大な借金を背負い、逃げるしか道がなくなりました。
それまでの裕福な生活から一転、九州から静岡に流れ着くことになります。
急に日本縦断する旅をしたかと思うと、ボロアパート生活が始まります。
母に火の粉が飛ばないように、書類上は一旦離婚して、父はしばらく単身、浜松の製造工場で働いていました。その間、黒塗りの車に乗った怖いお兄さん方が、父が来るのではないかと家の近くで見張っていました。だから、外で遊ぶのも、ままならなかったのを覚えています。やがて自己破産したので、居なくなりましたが。

ほんとにボロくて、台風とゴキブリに怯えて(あと大きなクモ)生活していたのに、私は裕福な子ばかりが通うカトリック系の私立小学校に通うことになります。敷地内に幼稚園から高校まである学園でした。転入試験はすごくドキドキしたことを思い出しました。

毎日、黒いランドセルと黒い制服を着て路線バスで学校に通っていたので、近所の公立小学校の子と仲良くなるわけがなく、むしろ好奇の目で見られていると思っていました。

学校で頻繁にある、寄付金集め。
寄付金集めのプリントをもらう度に、母に渡したくなくて、気落ちするどころか、学校を恨んでました。
中学生の時に、高校の部活が全国大会に行くからって寄付金を集めていました。その大会は早々と敗退したのだけど、その選手たちとディズニーランドで会った時には、ものすごくショックでした。
「え、集めたお金でディズニーランド?こっちは、なけなしのお金を出しているのに」
寄付金でディズニーランドにいたのかは知りません。ただその時の私はそう思ったのです。

学校に寄付金を多く入れる親の発言権が強く、そういう親を持つ同級生も立場が強く感じ、媚びる学校も嫌いでした。なんて汚い世界と思っていたので、毎日が息を殺して生きている気分でした。だからどうやったら抜け出せるかと思い、お金の負担を感じなければ解放されると考えました。単純に女子校にもウンザリしていたし。

そんなわけで、唐突に高校は公立に通う宣言をします。
中高一貫校なので、前代未聞です。
前代未聞すぎて、学園長室に呼び出され、学園長と担任の先生、母に私という4者面談が行われました。
それまで当然のように、高校もそのまま通わせる気でいた両親です。親のお金を心配して公立に通うとか、親にも友だちにも言いたくないから、両親には学校が嫌いだから、とか言った気がします。だけど、私のワガママでは学園長に通用しないので、母が一生懸命にお金がないことを説明していました。

その後、公立高校を受験するのですが、その受験に対して学校は一切協力しない約束だったので、手続きは全部母がしてくれました。
それでも担任の先生には、
「あなたが公立高校に行くせいで、受験高校にあなたの成績がどのくらいかを示す必要がある。そのために全員の成績を受験高校に提示する必要があるのよ。それがどういうことか、分かる?」と言われ、いかに迷惑行為かを知らしめられました。
その先生には、合格発表のある数日前に私の試験結果を教えられたり(希望の学科は無理だった)、「外に行ったからってあなたに友達ができるわけない」と言われたり、卒業までの間に結構泣かされました。当時は、この先生の立場が私のせいで悪くなったので、いびってるんだって思いました。

さて、後になって、この公立高校受験について、母と話したことがあります。
実はお金を心配し、私立高校に行ったら大学なんてとても無理、と思っていたことを伝えたら「何言ってるの。あなたを、私立高校卒業されることくらいはできたよ。大学だって行かせてたよ」
と言われました。
弟が私立中学を諦めて公立に通っていたので(小学校までは同じ私立に通ってた)、私のせいで弟を犠牲にした気分で信じられなかったけれど。

こうして私の中に完全に染みついた思い込みは、
「ウチにはお金がない」
「貧乏は恥ずかしい」
「お金は苦労しないと手に入らない」
「お金で動く大人は汚い」
とか、そんな感じ。

だけど、ここまででお分かりのように、別にそこまでお金がなかったわけではないのです。
ディズニーランドに行ったりもしてるし。
私が勝手に、小銭を数えて給料日まで凌ぐ母の姿とかを記憶に焼きつけていました。

公立高校受験も、勝手に「お金がない」に囚われた私の一人相撲だったわけです。
本人はお金のためと切実でしたが、側から見たら本当にワガママとしか見えなかったわけですね。
逆に周りは、私が言い出したら頑として変えないと知っているので、振り回されたと言えます。
思い込みに囚われると、それしか見えなくなるので、違う側面があるなんて夢にも思わないのです。
私の中で、お金を取る学校は悪、お金持ちはお金を振りかざすと強く信じていれば、そうとしか世界は見えません。

それにしても、ここまで強く思い込んだのは、なぜか。
父の姿を自分の姿だと完全にあてはめてしまったからです。
それから私を解放してくれたのは、私の祖父でした。

次回に続きます。
ここまで、、とっても書くのも重かったけれど、次回は一気に怪しくなります。

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