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マウンティングする、プライドが高く劣等感の強い私
私はマウンティング女だった。すぐ相手の言動に反応して、戦闘態勢をとっていた。
今でも、たまーにあるけど、抜け出すのが早くなった。
深掘りが好きな私は、自分がマウンティングをとっているときの心の動きを観察してみた。
「勝たなければ自分には価値がない」
「誰かの上に立つことで満たされる」
「出来ない奴だと思われたくない」
そんな心の感情。
「負けたくない」⇨負けると思っている。
「バカにされたくない」⇨バカにされると思ってる。
自分の価値に条件を付けている。
「勝てば認めてもらえる、勝つことで存在する価値がある」
自分の価値を自分で低く見ている。
自分の自信のなさ。
つまりプライドが高くて、劣等感が強い。
負けることを想像したときに出る「悲しさ」や「悔しさ」を感じてみる。
怒りや恨みをノートに書き出してみる。
相手はなんとも思っていないのに、自分だけ戦闘態勢に入り、ひとりでパンチを続けているのが見える。まさに、ひとり芝居。なにしてんだろう、虚しい。そして自分を苦しめているのは自分だった、と気づく。
私を苦しめていたのは、相手じゃなくて、自分自身。結局、答えは内側にあるのだ。
マウンティングは言い換えると、嫉妬の感情。
嫉妬が心の奥底にあって、表面的にはジャッチして、批判して、自分を正当化する。
マウンティング=競争心を感じているのは、「負けている」と感じる自分だけで、基本的に「勝っている」と感じている相手自身は、なんとも思っていないことが多い。というか、私がマウンティングとっていることに気づいていない。
つまり競争心をもっているのは自分だけ。一方的に嫉妬しているだけなのだ。
相手は何とも思ってないのに、「なんなんだ、あいつはー!!」って、さらに憎しみや怒りや恨みが出て、パンチ繰り返して、まじでひとり芝居劇場になっている。
戦闘態勢をとっているのは自分だと自覚する。
そしてマウンティングは負けレースだけじゃなくて、勝ちレースもする。
勝てると思った相手にもマウンティングをとって、「私の方が勝っている、私の方がすごい」という、「自分の方が上だ」という感情を持っていることがある。それで自分を満たそうとするんだけど、結局は満たされてない。
そして相手を見下す言動や、そんな相手には冷たくする、というね。
それも相手も周りもなんとも思ってないのに、私が勝手に競争して、勝ってると思い込んでいるひとり芝居。そしてその芝居に疲れてる。
結局、この芝居の奥底も「自分の価値に条件を付けていること、自分の価値を自分で低く見ていること、自分の自信のなさ。」
そんなことに気づいて「あほらしー!」と思って、「もうやーめよ」と土俵から降りる。
マウンティングをすることに何の意味もない。ただ自分で自分を苦しめているだけ。
だったら、さっさと土俵から降りて、「自分の価値に条件を付けていること、自分の価値を自分で低く見ていること、自分の自信のなさ。」に向き合おう。
自分を無条件に愛そう。自分をまるごと受け入れよう。自分を満たそう。
向き合うのはいつだって自分だ。
私は、マウンティングするのが思考の癖になっている。だからマウンティングする自分に「はい、終わり!」と気づいて、外に向いていた矢印を、自分に向ける。
そんなことを繰り返していったら、そのうちマウンティングすることも減り、マウンティングしても抜け出すのが早くなっている。
私も日々マウンティングする自分と向き合っている。
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