第64回 will の使い方③(否定文)
みなさん、こんにちは。
英文法学び直しCafeへようこそ。
☆これまでの復習☆
否定文は will not
will を使う文を
否定文にしたいときは、
will のうしろに
not (~でない)を付けます。
can の否定形は
cannot と1語で
くっつけて書きますが、
will not の場合は
2語扱いなので、
will と not の間に
スペース(空間)をあけます。
こんなふうに使います。
とりあえず、「 it 」
ちなみに、
この文の主語は
「 It 」ですよね。
天気について言う文では、
主語が「 it 」になることが
多いです。
これを、
「天候の it 」といいます。
日本語では
「雨が(主語)+降る(動詞)」
というふうに、
「雨」が主語になって
「降る」という動詞は別ですよね。
でも、英語では
「 rain (雨が降る)」という
動詞1語で表すんです。
第3回でお話ししたように、
英文には主語と動詞が
必ず必要なので、
とりあえず「 it 」を
主語におきます。
居酒屋で
「とりあえず、生(ビール)」
と注文するような感覚で、
英語圏の人々は
「とりあえず、 it (が主語)」
を使うんですね。
「 it 」はとても便利な代名詞で、
天候だけでなく、
時間や曜日、距離などを言う文で
よく主語として使われます。
「 it 」 が主語になる話は
助動詞の will と
直接関係はないのですが、
せっかくなので
覚えておきましょう。
will not = won't
前回、will not の
短縮形について
このようにお話ししましたね。
先ほど出てきた
という例文は、
won't を使って
ということもできます。
won't(ウォウントゥ)の発音は、
「ほしい、~したい」という意味の
want(ワントゥ)に似ています。
はっきり区別するために、
「ウォウントゥ」の「ウ」を
意識して言いましょう。
唇をすぼめて(丸くして)
前に突き出すように
言うといいですよ。
強い否定や拒絶なので、
won't は強めに発音しましょう。
(気持ちを込めて)
won't の特別な使い方
won't は
will not の短縮形なので、
基本的には
「~しないだろう」(未来)と
訳します。
でも、それ以外に
特別な使い方があるんです。
それは、
という、
強い否定や拒絶です。
こんなふうに使います。
第62回で、will には
意志がこもる場合があると
学びましたね。
だからこそ、
否定の not が付くと、
「どうしても~しない」と、
強い意志がこもることも
あるんですね。
さて、みなさん。
will の否定文について、
理解が深まりましたか?
では、いつものように
練習問題にチャレンジ!
みなさん自身の力で
否定文を作ってみてください。
ノートなどの紙に手書きすると
記憶に残りやすいですよ。
★練習問題★
次の語句を並べ替えて、否定文を作りましょう。
(正解は下にあります。)
1.[ will / work / that / . / not ]
それはうまくいかないでしょう。
→
2.[ won't / . / the tap water / stop ]
水道の水が止まりません。
→
3.[ forget / I / . / won't / you]
あなたのことは忘れません。
→
↓
↓
↓
できましたか?
正解は、
1. That will not work.
2. The tap water won't stop.
3. I won't forget you.
でしたー!
自分が書いた答えを
よく見直してみましょう。
主語 → will not( = won't )→動詞
の順に並べられましたか?
文頭の文字を
大文字にできましたか?
文末に「 .(ピリオド)」が
付いていますか?
全問正解の方、
おめでとうございます!
素晴らしいですね!
まちがえた方も、
おめでとうございます!
まちがいという宝物を
見つけましたね!
Failure teaches success.
失敗は成功のもと。
(直訳:失敗は成功を教える。)
まちがえたところや
難しかったところ、
新しく発見したことなどを、
ノートにこまめに
メモしておきましょう。
みなさん、今回も
お疲れ様でした!
今回は、
will を使った否定文や
天候の it などについて
学びましたね。
次回は、
will を使った
便利な会話表現について、
解説します。
また読んでいただけたら嬉しいです。
みなさんのスキやフォローが
私の励みになっています。
最後まで読んでくださって、
ありがとうございました。
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