偶然とか、必然とか。

昨日、本屋で思ったことを書いたのですが、今朝読みかけの本を開いたら、まさに同じといってもよい内容があり、またひとり小さく興奮していました。

本屋や図書館に行けば、毎日、新しく生みだされ、消えていく本を整理して出迎えてくれます。番号順に並べられていたり、本の中身で分けられていたり、著者の名前で分類されていたり、著者たちの関係性や時代区分によって整理されていたり、同じ本であったとしても、並べ方が違うだけで本の横顔が違って見えるから不思議です。そして、何より、店頭の本棚におさめられる本は、日々更新され、尽きることがありません。本棚は触れることのできる無限です。この中から毎日、おとずれる人にその人だけの一冊が選ばれるのは「偶然」を通りすぎて、ほとんど奇跡です。

三砂慶明『千年の読書 人生を変える本との出会い』

長い引用になってしまいましたが、どこも削らず残しておきたかったので、お許しを。


このnoteの中だけでも、出会える方や記事はごくごく一部なのに、偶然の一致に出会えたりすると、それだけで驚くほどうれしい気持ちになれたりします。

もちろん、興味があるから見つけたのであって、それがまたつながって目に触れる場所に現れた、ということはわかってはいるんだけど。


ここに文章として何かを残そうとするからこそ、日常の何気ないことに、意識的に何かを感じようと、つかもうとしているのも確か。

友人は、カメラが好きで、何をするときも写真として切り取ることを意識して見ている、と言っていたけれど、最近の私の場合、言語化することを意識して見ている、といった具合です。


いろんなことに意識を向けているからこそ、この偶然の一致が起こることも多くなるのかな。
そうだとすると、偶然は、やはり必然なのか、とか考え出してしまう。


いやいや。
そもそも偶然とか必然とか、はっきりと区別できるものではないんじゃないか、と思う。


でも、偶然!ってうれしい驚きが多い方が、なんだか日々が鮮やかになる気がします。

だから、今日も小さな感動と興奮を書き留めよう。


今日は温泉にやってきました。
温泉好きの兄弟。
夕方、夜、朝、と3回は入るとはりきっています。


私は今回、のんびりノープラン。
ああ、人が用意してくれたごはんをいただき、かわいい浴衣を着れて、お布団も敷いていただき、それだけで満足です。



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