見出し画像

ドラゴンクエストの呪文「ホイミ」を現実世界で使うには?

半径3m以内にいる人をちょっと元気にしたい。

ただのOL投資家であるわたしに、死にそうな人を生き返らせる力がないことはわかっている。

さらに言えば、すでに元気な人を大爆笑させる力もない。

ちょっとだけ元気がない人をちょっとだけ元気にする。

それがやりたいのだ。


ドラゴンクエストの呪文「ホイミ」とは


少し前からドラゴンクエストの呪文「ホイミ」が気になっている。

ホイミは「ドラゴンクエスト」シリーズに登場する、回復呪文のひとつ。

1986年に発売された初代「ドラゴンクエスト」にはもちろん、トルネコの大冒険を除く全ての関連作品に登場している、めちゃくちゃ有名な呪文だ。

***

ドラゴンクエストには、大きくわけて4つの呪文がある。

攻撃呪文=敵を攻撃する呪文
回復呪文=味方のHPを回復する呪文
補助呪文=味方のステータスなどを上げてサポートする呪文
移動呪文=より早く移動する呪文

ホイミは1つ目に覚える、回復系の呪文。僧侶とか賢者などの魔法が得意なキャラクターを選べば、レベル1から使える。

あ、もちろんわたしは「僧侶」じゃない。

ホイミを侮っているわけではないが、ホイミぐらいなら「OL投資家」でも使えそうな気がするのだ。

考察➀ ホイミの「価値」を分析してみる


ホイミは、味方1人のHPを約30回復する。

【回復系呪文】
ホイミ:味方1人のHPを約30回復する
ベホイミ:味方1人のHPを約80回復する
ベホマ:味方1人のHPを全回復する
ベホマラー:味方全体のHPを約80回復する
ベホマズン:味方全体のHPを全回復する

参考:ドラゴンクエスト3|ゲームエイト

ゲームの世界でいう「HP」とは、ヒットポイント(Hit Point)のこと。

敵から攻撃を受けたとき、どれだけ耐えられるのかを表したパラメーターだ。

まずは、この「HP30」というのが、現実世界でいうナニに当たるのかを考察する必要がある。

ぱっと見たところ「ちょっと元気にする」ぐらいなのはわかるが、正直ちょっとわからない。

これは定量的に分析したい。

***

ヒントになるのは、ホイミと同じ回復力を持つアイテム「やくそう」だ。

効果:HPを約30回復する
買値:8ゴールド

参考:ドラゴンクエスト3|ゲームエイト

「やくそう」は、8ゴールドで買える。

だとしたら、ホイミにも8ゴールドの価値がある。

呪文「ホイミ」=アイテム「やくそう」=8ゴールド

ドラゴンクエストシリーズの生みの親といえば、ゲームプランナーの堀井雄二氏だ。

彼は雑誌のインタビューで「1ゴールドは100円くらい」と答えている。(週刊ファミ通:1996年2月9日号)

呪文「ホイミ」=アイテム「やくそう」=8ゴールド=約800円

価値だけで言えば、ホイミはドラッグストアで買うことができる医薬品と大差ない。

考察➁ ホイミの「効果」を分析してみる


ホイミで回復できる「HP30」は、どのくらいのダメージなのだろうか。

かの有名な「スライム」の攻撃力は「9」なので、スライムの攻撃3回分がだいたいホイミ1回分。

「こうもりおとこ」の攻撃力は「30」なので、こうもりおとこの攻撃1回分とホイミ1回分は等しい。

レベル1の僧侶が使えるのだから、レベル1の新卒社員でも使えると仮定しよう。

現代社会では、モンスターはこんな人達に置き換えられる。

スライム=ねちねち小言をいうお局様
こうもりおとこ=理解不能な上司

ドラクエの世界のように肉体が直接攻撃されることはない。

でも、モンスターの攻撃で確実にストレスはたまる。時には、頭痛や腹痛にさいなまれることもあるだろう。

そう考えると、ホイミの正体が見えてきた。

現代社会における「ホイミ」の正体


ホイミの正体は、以下のとおり。

8ゴールド=約800円の価値
HP30=上司やお局様からのストレスから回復するもの

約800円ぐらいだから、間違いなく病気の人が相手の対処療法じゃない。

病気になる前に、ストレスをちょっととりのぞくのが「ホイミ」だ。

***

ドラクエの「ホイミ」は誰でも使える。

でも人によって「ホイミ」の意味が違う。

ちょっとだけ元気がない人をちょっとだけ元気にするために使えそうな自分のスキルをマインドマップで書き出してみたら、いろんな可能性が見えてきた。

参考:実際のマインドマップ

エンタメ:エンタメ系プランナー経験
お金のサポート:投資歴20年+ファイナンシャルプランナー(資格)
食のサポート:発酵食の講師経験
運動のサポート:ラジオ体操指導員(資格) など

ほっ…ホイミってば。

ホイミがめちゃくちゃにリアルになってきた。

***

ドラクエの「ホイミ」は誰でも使える。

もちろん僧侶じゃなくても。

人によって「ホイミ」の中身は違うので、興味がある人はぜひ探してみてほしい。

自分だけの「ホイミ」を。




↓↓↓ この note の人気記事はこちら ↓↓↓

↓↓↓ お金に関する他の記事はこちら ↓↓↓

↓↓↓ この記事に関するマガジンはこちら ↓↓↓




この記事が参加している募集

だれかの明日の行動を変えたり、不安が減ったり、元気になるエッセイが書けるよう、日々精進しております。いただいたサポートは、活動費に使わせていただきます<(_ _)>