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【君からの手紙】新マスク文庫|「拝啓」七田苗子

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新マスク文庫の「拝啓」七田苗子×ジユンペイ こちらの小説へのお返事となる、「君」からの400字のお手紙。 採用作品は「拝啓」の裏に印刷します。
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2021年9月の記事一覧

「返信」 「拝啓」への400字の手紙 書いてみました 届くといいな

秋になったね。

あなたの入れた珈琲が飲みたい。

そんな涼しい季節。

木の幹の音、私の心臓の音、あなたの好きな音楽。

ギターの音。

聴きながら私は、木の近くで、あなたを見ていたよ。

あなたが夏に用意してくれた、麦わら帽子を被りたかった。

片方のイヤホンで、同じ曲を聴きたかった。

隣に座って、うたた寝をして、手をつないだまま。

同じ時間を過ごしたかった。

私からは、あなたが見える。

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泣き虫の君へ【拝啓への返信】

泣き虫の君へ【拝啓への返信】

ー相変わらず、君って詩人みたいね。

もっとストレートに言ったらどうなの?

私に会いたいとかさ、寂しいとかさ。

いっつもカッコつけちゃって、本当のこと言わないんだから。

小説の中の詩は好きよ?だってみんなお洒落なんだもの。

でもそれは物語の中だけよ。

私が好きなのは、君の照れくさくて、不器用な言葉。

そんな遠回しにカッコつけなくたって、私は君のこと好きよ。

君への愛は、神様にだって奪

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空の上にいる私から木の下にいる貴方へ

いつも、美味しい珈琲
ありがとう。

私も雲の上でいつもあなたと一緒にいると思っているよ
あなたの所には、降りてこられないけれど

その代わり、あなたが
私の所に来たら
また一緒に歌を聞きながら
あなたと寝ていたいと思っています。

まだ、先の事だけど
空の上で一緒になった時
とまった時間が動き出すのを
楽しみにしているよ

だけどね
私の事をずっと思っていてくれる事は
嬉しいけれど
あなたが、私

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前略ごめんください

前略ごめんください

(みけにゃんさんありがとう♪こちらの企画に参加させていただきます♪)



ー 私は今、笑顔です。

あなたが木の下に来てくれた時、わたし、隣にちょこんと座っているの。そうして、うたた寝をしたり、あなたの顔を眺めたり。目に見えたり触れたりはできないけれど、一緒に葉っぱの歌声を聴いています。

だから、いつだって笑顔でいられるのよ。

風が半分だけ夏の香りになった日に、あなたの手紙は風が届けてくれ

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耳を澄ませて・・・「投稿作品」

耳を澄ませて・・・「投稿作品」

(雲の上のわたしから、木の下のあなたへ)

あら コーヒーの香り・・・

あなたの入れてくれたコーヒー

わたしがカットするとき

あなたの髪に残っていた香・・・

ちょっぴり長めで優しいカール

切りすぎないでね

サラサラと葉の揺れる音・・・

お気に入りの曲も聞こえる

やさしい音・・・

幹のなかを通って来たからかしら

こちらはね

朝日がのぼるとき

夕日がおちるとき

空一面が絵にな

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「ラヴレター」【EATALK MASKさん「新マスク文庫」お手紙募集参加記事】

「ラヴレター」【EATALK MASKさん「新マスク文庫」お手紙募集参加記事】

お手紙、確かに受け取りました。
……なんて、改まって言ったら君は笑うかな。

二度と会えない「サヨナラ」が私たちを引き裂いて、あんなに傷付いたはずなのに、おかしいね。
君の心を、以前より近くに感じるの。

最期の日、君は私を連れ去って、ホットコーヒーを片手に連れて行ってくれたよね。
私たちが青春時代を過ごした、あの丘へ。

夏休みの補習を二人で抜け出して、丘の上にある大きな木の陰に逃げ込むと、ウォ

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大切な貴方へ(企画参加)

大切な貴方へ(企画参加)

ねぇ、知ってた?

私ね…珈琲はあまり好きじゃなかったの。

でもね、あなたが淹れてくれた珈琲

今まで飲んだものと違っていた。

初めて美味しいと思えたの。

あなたが私を考えて 淹れてくれたからかな。

ごめんね

あなたの傍でしわしわのおばあちゃんになってもずっと一緒に過ごすって決めていたのに。

私の姿はあなたにはもう見えない。

あなたを抱きしめられない。

あなたの一番の願いを叶えられ

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『返信 ついつい忘れてしまいます』

『返信 ついつい忘れてしまいます』

こっちでも

メイクを落としながら

素顔に戻る自分を見てると

鏡越しにあなたが

覗いてるんじゃないかって

思っちゃうよ

うん

雲はね

あなたが思っているほど

寝心地はよくない

いちどこっちに来てみたら

よくわかるかも

って

だめだめ

もどれないもん

あなたは草木の茂る

大地に足をつけて

しっかりと

奏でてください

この時代

クラウドサーバに

アップしてくれた

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あなたへ【拝啓への返信】

あなたへ【拝啓への返信】

私は、水の粒子になって空気に溶け、雲になって大地を覆い、時のくびきから自由になったの。
私たちがあの木のそばで寄り添っていた頃、私は側にいたんだよ。
私たちがあの家で笑い合い、コーヒーを飲み、歌をうたい、台所で食事を作っていた頃、どの瞬間にも私は側にいたんだよ。

現し身だった頃、私は木に耳をつけて、水の循環する音を聴くのが好きだった。
あなたに出会ってからは、あなたの胸にもたれて、あなたの鼓動を

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