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本棚イナマイト・キッド

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私キッドの読んだ本、面白かった本、オススメしたい本を並べてみました もしご覧になってご興味を持たれましたら、お手に取ってみてください
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#小説

#少年とリング屋

#少年とリング屋

#少年とリング屋 感想を書きました↓

言いたいことを言ったら、この量になりました。
ネタバレも内容についての記述もあります。
素晴らしい小説でした。
でも、早くまたTAJIRIさんにプロレスの話もして欲しくて、
プロレスラーは観客に何を見せているのか
も、実は購入しておりました。小説とプロレス、どちらも楽しみです。

面白い!というよりは、凄い本だった…と思う一冊でした。
これがデビュー作だなん

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武装警察103分署

武装警察103分署

鷹樹烏介さんの新作小説が出たので、近所の老舗書店・豊川堂(ほうせんどう)さんで取り寄せて頂きました

感想はこちらにて↓ https://www.alphapolis.co.jp/novel/376432056/256246101/episode/6515021
4割ドンパチ、3割殴り合い、残り3割でその下準備という
何も心配せず一気に読め!
とGOサインが出る一冊。
祥伝社より発売中

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【SF】江波光則さんの「屈折する星屑」を読みました!【読書】

【SF】江波光則さんの「屈折する星屑」を読みました!【読書】

「我もまたアルカディアにあり」
を読んですっかり江波光則さんの描く便利で寂しい荒れた世界の虜であります。
今回はアルカディアからさらに数年後に出版された
「屈折する星屑」
の感想です。結論から言うとサイコーで、愛読書であり目標とする世界が、また一つ増えた。ということになります。

SFと聞くと難しいというか、世界に入り込めないと楽しめないようなイメージを持つ人も居るかもしれませんが、この「屈折する

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我もまたアルカディアにあり

我もまたアルカディアにあり

Twitterで誰かのRTした呟きが回って来た。江波光則さんという作家さんのもので
俺はマジでこれはバカみたいに自信作なので皆さんアルカディア読んで俺に感想とか送って欲しい
という文言と共に通販のリンクが添付されていた。

そんなに言うなら…と、それまで全く存じ上げなかった人だけれど、書影になんとなく心惹かれ「我もまたアルカディアにあり」というタイトルも印象的で、さっそく江波さんのアカウントをフォ

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かんのさんのわすれもの

かんのさんのわすれもの



かんのさん、というラジオリスナーで小説も書いているフォロワーさんが、一年に一度アンソロジーを出している。私も前に一度書かせて頂いて、その時はラジオがテーマだった。
そして今回のテーマは忘れ物。
○○×わすれもの
(まるまるばつ、と読むシリーズの、わすれものがテーマという意味)

で届いてから少し経ってしまったけれど、沢山収録されている中から特にお気に入りだけに絞って感想を書きました。
ネタバレ

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かまてん水族館がやってきた

少し前の事になるけれど、Twitterの相互フォロワーである

かま
さんが、ひてんさんという方と組んだ
かまてん水族館
というグループの作品を購入しまして。詩画集とアクリルキーホルダー、シール。

とても可愛らしいタッチで描かれた海のモチーフたちで、心が大変なごみます。

詩画集の詩の方をかまさんが書いて、そこにひてんさんの絵が乗るという形式の、小さな冊子。小冊子というよりもう少しかんたんで、と

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そしたらあれできめてくださいよ

前回、アメリカ・ロシア旅行記を読んで大変素晴らしかったと書いた、善良な市民ことライターで編集者の
明智真理子さん
の本、実は二冊同時に出ていて。どちらも明智さん自ら発行したものを、通販で入手しました。
今回ご紹介するのは外国のプロレスを舞台にした短編小説。

「そしたらあれできめてくださいよ」

メキシコとアメリカの中間ぐらいの雰囲気かな。登場人物はスパニッシュ系、客層や生活様式もなんとなく、カラ

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鷹樹烏介さんの第四トッカンが素晴らしかったという読書録

今回は、最近読んで面白かった小説のご紹介です。
双葉文庫から発売中の書き下ろし小説
第四トッカン
という、呪術と犯罪とアクションが入り混じった現代劇。

結構トンチンカンに感じるかもしれませんが、呪術というものの存在を認め、またその力を持つものが実在し、それが犯罪に利用されたり、逆に犯罪を防ぐことや、悪用しようとする組織と戦うために使われているとしたら…?
と考えるとコレは
ウルトラマンと科学特捜

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