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家事分担しない・させない同棲生活

 このnote記事は以前私が書いた下記記事と内容が一部重複しています。

 さて、私は今パートナーと同棲をしています。私にとって同棲生活は初めての経験ですし、パートナーもまた同様です。

 私たちの同棲生活では、家事分担というのを設けていません。

 私たちが初めての同棲生活、と言ってももう2年も経過していますが心掛けていることを今回改めてnote記事にしようと思います。


それぞれのメンタルを尊重した
家事分担

 明確な家事分担、例えば○曜日から○曜日までは私が料理をするといった形式は、その内に義務感や強制感を生み出してしまいます。こういった義務感や強制感というのは、家事のみならずその他の趣味と言ったプライベートな部分でも次第に『やらなくてはならない』となってしまい、自分で自分に圧を掛けてしまう形になってしまい長続きしないと私は思います。

 パートナーと私は共働きです。私は地方企業で中間管理職で、パートナーは工場でアルバイトをしています。従って、大体はパートナーが先に帰って来ており、夕飯の支度をしています。しかし、時々パートナーがすっかり疲れてしまったり、仕事で嫌な事があった時は気持ちが塞ぎ込んでしまい、あらゆる家事に手がついていない時があります。
 そういう時は私が、料理・洗濯・風呂を沸かしたり、掃除をしたりと家事全般をやります。

 そういう時も私は決してパートナーを責めたりだとか、自分も料理を適当にしたり洗濯をしなかったりだとかそういった事は絶対にしません。

 私の方が忙しいかっただとか、私だって今日お客様からクレームを受けて気持ちが沈んでいたり、帰宅時間が日を跨ぎそうだったとしても同様です。

 メンタルのキャパシティというのは、人それぞれだと思います。

 パートナーが落ち込んでしまう出来事が私にとっては些細な出来事だとしても、相手が傷ついてしまい家事に手がつかないとすれば、相手を尊重して私がリカバリーする番なのです。

 また、そういう時こそ少しでも手の込んだ美味しい料理を提供して少しでも気持ちを前向きにさせるべきなのです。

 お互いを支え合う為に“家事分担をしていない”とも言えます。


明確な分担が無いからこそ
“ありがとう”を忘れない

 同棲生活においてハッキリとした家事分担が無いと、思いもよらぬ行動の違いを発見します。

 例えば料理です。以前に私が肉じゃがを作るつもりで食材を買い置きをしていたという事がありました。パートナーの職場が繁忙期で、私の職場が暇な時期の話です。

 たまたま繁忙期と言えどパートナーが早く帰宅していて、私が急な仕事で帰りが遅くなりました。私は急いで夕飯の肉じゃがを支度しないとという一心で走って帰宅したのですが、パートナーが既に同じ材料でカレーライスを作っていたのです。

 私はすっかり"肉じゃがの頭"だったのですが、決して腹を立てたり、文句を言ったりはしません。そもそもそういう思考にすら至りませんでした。

 むしろ、同じ材料を見て全く違う料理(行程は近いが)が出来ると言う事に私とパートナーの認識の差に人間という生き物の面白さに感心しました。何より残業もあったのに夕食まで作ってくれたパートナーに心から『ありがとう』と感謝しました。

 洗濯にしても、洗剤や柔軟剤の入れ方や量に始まり、衣類の干し方や畳み方や収納の仕方もパートナーと私では違います。この件で言えば私は元の性格がガサツなのもあり『洗剤はバーっと!干すのは外(下着を除く)!畳むのはなるべく小さく!収納は押し込んで!』と、いうやり方なので、パートナーの方が正確ですし正しいです。『洗剤量はパッケージを読んで、虫や花粉が付くからなるべく部屋干しにして、シワが付かないように畳んで、分かりやすいように収納する』のがパートナー流です。

 洗濯にしても、明確な家事分担はしていません。帰宅した時にパートナーが料理をしていれば、私が洗濯をする事もありますし、全部パートナーがやっている日もありますし、休日は2人で外干し部屋干しを分けて進めるパターンもあります。

 他にも掃除の仕方、布団の敷き方畳み方などなど、挙げればキリがない程に同棲生活における"三者三様"な場面はたくさんあります。いずれにしても私たちの同棲生活に言えるのは、どちらが正しいとか効率が良いとか早いとかでは無く、まずはやっていただいた事への感謝を真っ先にしています。

 その上で、私やパートナーのやり方の良いと思った部分をお互いに吸収しあって日々の家事を進めているのです。そして必ずやってもらった事に対して『ありがとう』と声に出して感謝を伝えるようにしています。

これは義務感や気が咎めるような感情から出るものでは無く、自然とそうなっていました。


"同"じ屋根の下に住む"同" 棲生活でも
元は違う"2人"
だからこそ"尊重"と"感謝"を忘れずに

 私たちの同棲生活が始まり2年になりましたが、目立ったケンカはありません。

 私は岩手県民で、パートナーは中部地方の人間です。さらには、年齢差もありますし育ちも私はど田舎の出身ですし、パートナーは都会の人です。だからと言うと変ですが、日常生活において様々な違いはあって当たり前だと思います。

 その違いで衝突や、互いをアジャストさせようとするのでは無く、新たな考えや価値観、そして気付きとして吸収し合い支え合う、尊重し合うスタイルが私たちに合っているのです。

 "分担をしない・させない"生活と、それにまつわる"感謝"を忘れない事が私たちの見出した #家事分担の気づき なのだと思いました。

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