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KBオヤジの入院記

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二度目の入院、退院後からと思っていたけど、リハビリ入院中にはじめることにしました。 ある日突然何らかの理由で入院、短期間で済まなくなったら・・・。 誰にでも起こりうることをどう…
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2021年12月の記事一覧

『大晦日に』

『大晦日に』

退院して、ちょうど一週間。
今年も最後となって、
もうすぐ新しい年です。
約二年と言う期間で、
脳梗塞の再発、
入院となって五ヶ月間を
病院で過ごすことになったこの一年。
とても短かったですが、
目立った後遺症も無くいられるのは、
何かに守られているのでは
と思ってしまいます。

今回の入院で、
いつも以上に多くの方々の力を借り、
助けていただきました。

皆様有難う御座いました。

感謝致します

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『日常での回復』

『日常での回復』

毎日、
一時間以上歩くことにしています。
運動のためというよりも、
日常の必然として歩いています。
そうなると、
傾斜地、様々な路面、
階段にエスカレーター、
年末で賑わう食品販売フロア
などなど・・・。
どれをとっても病院内では、
行いようがなかったリハビリ内容ばかり。

残高やある程度の枠内に
おさめる必要がある、
脂質や塩分などに気を遣いますが、
日常には魅力的な食品が
山ほど出ていて、

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『日常で』

『日常で』

病院内では、
元通りに回復したつもりで退院しても、
日を重ねる毎に
回復への道半ばということを
ひしひしと感じます。

麻痺で、
見た目的に分かりやすかったり、
杖をついていたりと、
周囲から分かりやすいと
周囲も配慮しやすいのでしょうが、
そういう分かりやすさがない身としては、
特に配慮されない分
リハビリになっていいかもしれないですね。

続く・・・

『窓口』

『窓口』

退院日から早五日が経ちました。

階段移動や平坦ではない道、
同じ道を行き交う様々な車や人々。
まるで障害物競走でもしているかのように
歩いているだけで、
訓練のようになっています。

逆にリハビリメニューの中で
これに近いことをやりたくても、
現在の感染リスク軽減対応の中では、
体験することも難しいことでしょうね。

機能回復ということ以上に
精神面のケアとして、
病院の近所を散歩できるように

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『お出かけ』

『お出かけ』

退院しましたが、
入院記を書いてます。

病院からは退院しましたが、
世間を歩き回ると
まだまだ回復しきってないなと感じます。
電車に乗ることは、
今のところ問題なさそうですが、
路線バスに乗ってみると、
発進停止、
右折左折と
当たり前の挙動一つ一つに
身構えている自分に気がつきます。

通路に立って、
ポールをしっかり両手で握っている自分。

妙にゆっくり歩いている自分。

傾斜のあるところを

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『日常がリハビリ』

『日常がリハビリ』

スーパーやコンビニに
買い物の為に今までと変わらず
出掛けているつもりでも、
少し引いてみると、
慎重にちょっとしたことに対しても
行動していると感じます。

病院内にいた時と違って、
自宅にいようと、
外に出ようと、
一つ行動することが、
リハビリそのものになっていると感じます。
入院していた時以上に自分が、
どうするか次第で
大きくリハビリによる回復具合が
変わるように感じています。

信号待

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『戻った現実』

『戻った現実』

どの様な状態での入院かで
違うでしょうが、
自宅に帰るとギャップに面食らいます。

特に一人暮らしだと、
入院期間分放ってあったわけですから
当然ですね。

その状況は、
あくまで個人的な範囲で、
個々に色々あるでしょう。
それ以上に面食らうのが、
近所のいつも出入りしていたところや
街角に新鮮さや驚きを感じること。

駅の階段移動が、
やけに慎重だったり、
歩道の斜路が、
思ったよりキツく感じた

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『退院しました』

『退院しました』

 リハビリ最終日を昨日迎え、
ドタバタしてる間に退院となりました。
特に仲の良かった方とかは
いませんでしたが、
荷物をまとめていると
時間が過ぎて、
あっという間に病院から出発・・・
慌ただしい時間でした。
あまり早く進むことのない時間を
毎日送っていたから、
尚更
そう感じてしまったのかもしれませんね。

帰る前に療法士の方から、
自主練の資料と注意点をいただきました。
別に
必ず渡されるもの

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『イブの前日』

『イブの前日』

リハビリの部屋では、
いつもFMラジオが流れています。
時期的に
クリスマスにちなんだ曲が目立ちます。

"Do They Know It's Christmas?"
"恋人はサンタクロース"

などといった
何年前の楽曲だっけという曲が
次々と流れてきます。
私は、
ほぼ世代なので懐かしく聞いて、
関連する時代を思い出したりしますが、
他のリハビリを受けている方は、
昭和歌謡や流行歌の時代が

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『冬至』

『冬至』

今日は、冬至だったので、
"カボチャのいとこ煮"が、
メニューに登場しました。

柚子湯も
メジャーなこの日ならではのことですが、
入浴日は決まってますし、
個々人の趣味趣向もあるからか、
そんなしきたり的ことは、
予定に入っていなかったようです。

療法士によるリハビリもあと1セットとなり、看護師の中には、退院の挨拶をしていく人も現れて、いよいよ退院なんだなと実感が強まります。

メインの療法士

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『栄養指導』

『栄養指導』

退院予定が近づくと、
管理栄養士による栄養指導が入る。
情報だけなら、
ネット上にいくらでも転がっている。
しかし、
それだけでは、知識量が増えて
頭でっかちに終わる可能性は歪めない。
情報を溜め込んで
知った気になってしまうのは、
人間の悪いところである。

管理栄養士がわざわざ対面で話すのは、
情報や知識を見せることが目的ではなく、
現状を把握して、
改めるべきことを正して、
より良いと思われ

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『確認測定』

『確認測定』

今日のリハビリは、
ほぼ最終確認的。

器具や動作を用いた、
状態確認テストが主。

平均台を歩く様に直線上を歩いたり、
同じ距離を大股で歩いてみたりと、
バランスと関節の状態などを
確認したり、
検査器具を用いて
ボールなどをAからBに移動させる
という単純動作を左右別々に行なって、
その作業時間を測定したりと、
本当にこの手の確認テストは、
見た目が単純なものが多いね。
単純なだけに
回復状態

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『いつもの様に』

『いつもの様に』

世間は、クリスマス、正月と
近づいてきて、
楽しげなムードが感じられますが、
暗いニュースが連日報道されて、
水を差している様に感じます。

私は、
あと数日で退院となる予定ですが、
この時期を
家族と過ごせないことになる方も多く、
寂しげな空気も漂っています。
聞いたところによると、
リハビリも週末の様に
担当者や回数などが変わるものの
行われる様なので、
病室とは異なる時間を過ごせる機会は、

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『別れはあっさりと』

『別れはあっさりと』

退院が近づいてきたので、
最後の日となる療法士の方が
出るようになって、
「最後ですね」
なんて話をしたりする。

でも、
若いからか何人も
同様のことがあるからか、
結構あっさりした対応。

うん、まあそんなものだよね。

施術は一対一なので、
こちらが勝手に
親近感を持ってしまっているだけで、
療法士からすれば、
終了の度にそんな近い感じで
分かれていたら保たないよね。

あっさりさに納得いっ

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