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一体いつから誰もがインフルエンサーになれると錯覚していた?

あなたはnoteでお金を稼げない。

残念ながらあなたはInstagramで10万人のフォロワーを得ることも出来なければ、TwitterでJustin Bieberにリツイートされバズりもしないし、Tiktokは再生回数40回がいいとこで、もちろん明日渋谷でいきなりスカウトされたりもしない。

たとえBLEACHの巻頭ポエムのようなオサレな詩がかけたとしてもだ。

しかし何故だろう我々は、読まれもしないnoteに投稿を続けているし、kemioくんみたいな服を着てみるし、つぶやきシローのようなぼやきを綴り、1分に5回も自分の顔をチェックしてる。

みなどこかでいつか、いつの日かインフルエンサーになれると思ってる。

でもそれはひとえに、SNSの運営のビジネスに搾取されているに過ぎない。

SNSビジネスの根幹は人間の承認欲求である。
アメリカの心理学者マズローはこれを自己実現に向かう4段階目に位置づけ、自己承認欲求と他者承認欲求に大別した。ビジネスの発案者にお金が動くと狙いを定められたのは後者。この承認欲求の前者との大きな違いは『満たされることがない』ことである。

エリートとニートは奇しくも同じ病床にある。
「承認欲求の呪縛」だ。周りからの賞賛がほしい。期待に応えねば。多くの人に認められたい。トップアスリートや売れっ子アーティストは顔も知らない誰かからのプレッシャーから、逃げるように結果を出し続ける。毎日アルバイトの大学生もバイト仲間や店長の期待に応えようとシフトを埋め尽くす。

かけ離れているように思えるこれら二者には、否、人類には共通した欲求が隠されているのである。

だから誰しもがInstagramでインフルエンサーになれると、
YouTubeでスーパースターになれると、
noteを副業として生活の足しにできると勘違いしてしまう。

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