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2022年1月の記事一覧
これはいまだに予言の書-ミニ読書感想「スノウ・クラッシュ」(ニール・スティーヴンスンさん)
ハヤカワ文庫から新版として登場した「スノウ・クラッシュ」(ニール・スティーヴンスンさん)を読み終えた。物語のドライブ感に乗せられ、あれよあれよという間に上下巻を読みきってしまった。
本書が最初に発表されたのは1992年。キーコンテンツとして出てくる「メタヴァース」が30年後の現在に現実になったことを考えると、本書は「予言の書」だった。
いや、本書はいまだ、おそらくこれからも、予言の書だ。通読し
記憶で語る「スノウ・クラッシュ」(再読が楽しみ)
ニール・スティーブンスンさん「スノウ・クラッシュ」が、ハヤカワ文庫から新版で登場するそうだ。1月下旬刊行予定。非常に楽しみで、再読したい。
もう10年かそれ以上前になるか、子ども時代に旧約版を読んだ。それもハヤカワ文庫だった。黄色の表紙をよく覚えている。サムライのような、ミュージシャンのようなドレッド頭の男のイラストに「カッコいい」と雷を打たれた。
たしか冒頭で、この男がピザか何かをデリバリー